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MLB2025トレードでチームを離れた若手有望株選手の将来価値とは?!

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページーー。

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2025年のメジャー・リーグ・ベースボール(MLB)もいよいよ終盤戦。

優勝を目指すチームは期限内までに、目玉となる大型トレードと併せ、若手選手の補強にも着手。

ポストシーズンを見据え新天地へと向かうベテラン選手たちと引き換えに、今回移籍したマイナーリーガーたちは、それぞれどのような評価がなされているのでしょうか。

そんな疑問に応えるべく、米スポーツ専門チャンネル『ESPN』のMLBインサイダー、カイリー・マクダニエル氏らが今回トレードされた若手有望株を取り上げ、将来の価値評価に基づきランク付けをしています。

当記事では、そこで名前の挙がったプロスペクトの中から注目の選手3人を独自にリサーチ。

それぞれのキャリアを含め紹介していきます。

どうぞ最後までお付き合いください。

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移籍したプロスペクト(若手有望株)選手

Embed from Getty Images 2025年
マイナーのオールスター、フューチャーズ・ゲームに出場。

生年月日:2006年10月11日(18歳)
身長:約183cm
ポジション:遊撃手
MLBプロスペクトランキング:3位

スカウティング評価

アーム:送球力(肩の強さ等)など守備力を評価する指標

メイソン・ミラー(26歳、投手、アスレチックス→パドレス)とのトレードでパドレス傘下からアスレチックスに移籍したレオ・デ・フリース

ドミニカ共和国出身で、13~14歳の頃から国際スカウト陣の間では超逸材と噂され、2024年アマチュアFAによってプロ入りした18歳。

デ・フリースは契約から数カ月後17歳でプロキャリアをスタートし、今シーズンは全てA+級のハイAリーグでプレー。

ハイAの平均年齢が22歳であり、それに比較すると彼の打撃力はまだ見劣りするとはいえ、その平均より4歳半近くも若い遊撃手としての実力は紛れもないものであり、このスポーツ界屈指の有望株にしか見られない明らかな才能。

スイッチヒッターの彼は確かな選球眼も備えており、マイナー試合でもそのパワーを余すことなく発揮。将来は年間約25~35本塁打を狙えるのではないかと期待されています。

加えてデ・フリースはスター選手となり得る素質を持ち合わせている上、現在MLBプロスペクト・ランキング・トップ100では3位につけており、だからこそ、このようなレベルの有望株がトレードされるケースは滅多にないのだといいます。

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これは2017年、開幕前にプロスペクトランキングを5位から2位にアップさせたヨアン・モンカダと、当時から例年サイ・ヤング賞候補に入っていたクリス・セールとのトレード以来となる稀な移籍劇。

ちなみにモンカダとセール、両選手のトレード後の実績がこちらです。

ヨアン・モンカダ/二塁手・三塁手
(レッドソックス→ホワイトソックス)
・2017年7月中旬メジャーに昇格。54試合に出場し、打率.231、8本塁打、22打点、出塁率.338を記録。
・2019年は飛躍の年となり、打率.315、25本塁打、79打点、10盗塁、出塁率.367でリーグ3位。攻守で好成績を残した。
・2025年エンゼルスに移籍。
クリス・セール/投手
(ホワイトソックス→レッドソックス)
・2017年に最多奪三振を達成し、32試合に先発登板、防御率2.90(リーグ2位)、308奪三振(同1位)、WHIP0.97(同2位)という好成績をマーク。
・2018年ポストシーズンでは、ワールドシリーズ第1戦に先発。第5戦の9回をリリーフ登板で無失点に抑えワールドシリーズ優勝に貢献。
・2024年シーズンからブレーブスへ。

こういった過去の事例と照らし合わせると、今シーズンの終盤戦はデ・フリースはもちろんのこと、トレード相手となったメイソン・ミラー投手の活躍にも俄然目が離せなくなりますね。

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捕手としてオールスター・フューチャーズ・ゲームに選出。

生年月日:2006年8月27日(18歳)
身長:約183cm
ポジション:捕手
MLBプロスペクトランキング:56位

スカウティング評価

アーム:送球力(肩の強さ等)など守備力を評価する指標

ジョアン・デュラン(27歳、投手、ツインズ→フィリーズ)とのトレードによってツインズが獲得したのがパナマ出身の新星、こちらも18歳のエドゥアルド・テイトでした。

phillies.insider
フィリーズ傘下時代

マイナーリーグで屈指のパワーを誇るこの若手捕手は、今シーズン時速216.3キロメートルのロケット弾を放ち、球場全体を吹き飛ばしました(マイナーリーガーの平均最高速度;約105.3km)。

守備面では捕手としてプラスプラスのアームを備えており、これまでマイナーの試合では驚異的なポップタイム(捕手の送球を野手が捕球するまでの時間)を記録したり、繊細な*フレーミング技術を駆使し、特にゾーンの上限ラインでその才能を発揮してきました。

*フレーミング技術:捕手がストライクゾーンぎりぎりの球をストライクゾーン内に投げ込まれたように見せかけ、審判にストライク判定させる技術のこと。

年齢的に発展途上とはいっても優れた肩の強さと送球精度も相まって、この先も理想的な守備ができると見込まれており、この調子が続けばテイトは将来、メジャーリーグの正捕手として大躍進を遂げること間違いなしと評価されています。

Embed from Getty Images 2024年
メッツ時代、スプリングトレーニング試合にて。

生年月日:2005年2月26日(20歳)
身長:約177.8cm
ポジション:内野手
チームプロスペクトランキング:6位

スカウティング評価

アーム:送球力(肩の強さ等)など守備力を評価する指標

ナショナルリーグ東地区でフィリーズと熾烈な首位争いを繰り広げるメッツは、3人の有望選手と引き換えに同リーグ地区4位のカージナルスからセーブ王、ライアン・ヘルズリー(31歳、投手)を獲得。

プレーオフに懸けるチームは、ブルペンの補強を何よりも最優先する道を選択したようです。

そして今回、メッツのトレード要員となったうちの一人がヘスス・バエズでした。

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2024年

ドミニカ共和国出身のバエズは、2022年1月にメッツと契約すると瞬く間に成長。1年目にしてニューヨークのドミニカサマーリーグ年間最優秀選手に選ばれています。

バエズの決して大柄とは言えない体格から生み出される屈強なパワーに加え、時として力強くボールを引っ張り上げられるようになってきたのも強みのひとつ。

フィールディングについてはトレード前に、二塁手、遊撃手、三塁手の守備を経験していますが、長期的にはアームの強さが活かせる三塁にポジションを移す可能性が高いとされます。

また、FanGraphsの統計的な見通しレポートでは、俊敏なグラブさばきとエキサイティングなパワーが評価されている反面、守備範囲の不安定さと打席でのコントロール能力が課題にあげられていました。

とはいっても弱冠20歳! 今後さらにプレーに磨きをかければ、カージナルスに若さとダイナミックな勢いを、きっともたらすはずです。

以上、今回はMLBトレード2025で注目されるプロスペクトの中から、3人の選手を独自リサーチ。

それぞれについての紹介記事をお届けしました。

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