こんにちは!
ちょっかんライフです。
日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページーー。
Embed from Getty Images 2021年
1985年から始まった、MLBオールスターゲームの前夜祭イベントとして開催されるホームラン・ダービー。
メジャーのパワーや迫力を感じられる魅力的な催しは、日々第一線でしのぎを削るメジャーリーガーだけでなく、野球ファンにとってもレギュラーシーズンの息抜きとなる大きな楽しみ。
昨年2024年には、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデスが優勝し、賞金(日本円で)約1億6000万円を見事手中に収めました。
2025年のホームラン・ダービーは、 7月14日(日本時間7月15日、午後6時00分~)ブレーブスの本拠地トゥルーイスト・パークで開催されます。
MLB2025 ホームラン・ダービー
ホームラン・ダービー2025/参加プレーヤー
※当初一番乗りで参加を表明していたアクーニャが日本時間7月12日に辞退、同僚のマット・ウィルソンに交代となりました。
選手名 | 所属 | 年齢 | 今季HR数 |
---|---|---|---|
カル・ローリー | シアトル・マリナーズ | 28歳 | 38本 |
ジュニオール・カミネロ | タンパベイ・レイズ | 22歳 | 23本 |
ブレント・ルッカー | アスレチックス | 30歳 | 19本 |
ジャズ・チザムJr. | ニューヨーク・ヤンキース | 27歳 | 17本 |
ジェームズ・ウッド | ワシントン・ナショナルズ | 22歳 | 24本 |
バイロン・バクストン | ミネソタ・ツインズ | 31歳 | 20本 |
マット・オルソン | アトランタ・ブレーブス | 31歳 | 17本 |
オニール・クルーズ | ピッツバーグ・パイレーツ | 26歳 | 16本 |
ホームラン・ダービー注目選手
Embed from Getty Images マリナーズのカル・ローリー
2025シーズンのマリナーズを牽引するカル・ローリーがホームラン・ダービーに出場。トーナメントでは父親(元大学コーチ)が投手役を担い、15歳の弟が捕手を務める計画なのだとか。今季メジャー最多38本塁打を放つMLBトップに立つスラッガーは、捕手として史上初の優勝を狙う。
Embed from Getty Images ツインズのバイロン・バクストン
オールスター出場はキャリア2度目となるバイロン・バクストンは、今回のホームラン・ダービーが地元ジョージア州で開催されることから、31歳で初挑戦を決断。「こんな機会は何度もあるものじゃない。地元に戻ってこんなことができるなんて一生に一度だと思う。」
Embed from Getty Images パイレーツのオニール・クルーズ
そうそうたるスラッガーが名乗りをあげたダービーで、オニール・クルーズよりも速い打球を打つ選手は存在しない。平均打球速度約154.7キロはメジャートップ、今季放った約197.8キロの本塁打は、スタットキャスト時代に入ったここ10年間で最も速い打球。世界は、他に類を見ない彼の驚異的な打球を目撃することになる。
Embed from Getty Images ナショナルズのジェームズ・ウッド
身長201cmの超大型新人ジェームズ・ウッドは、昨年7月にメジャーデビューを果たして以降、今季フルシーズン出場でナ・リーグ外野手トップの22本塁打をマーク。MLB.comによると今季、打球初速約177キロ以上のホームランを大谷翔平の13本に次ぐ12本で記録しておりモンスター弾連発に期待が高まる。
過去のホームランダービー結果
これまでのホームラン・ダービーをひも解いてみると印象深いエピソードが目白押し・・・。
何度も優勝を勝ち取った選手はいますか?
1994年から勝ち抜きラウンドに進出し始めたケン・グリフィーJr.は、それから4年後の1998年、翌1999年と3回にわたって最高賞を獲得、ホームラン・ダービーの史上最多優勝者です。
最も多く参加した選手は誰ですか?
こちらもケン・グリフィーJr.で、これまでホームラン・ダービーに最も多く参加しており、一番最初が第1ラウンド敗退の1990年、そのあと1992年、1993年、1994年と連続出場、さらに1997年、1998年、1999年、2000年と4シーズン続けて参加し当イベントを盛り上げました。
アーロン・ジャッジは過去に出場したことがありますか?
2017年アーロン・ジャッジが25歳のときに出場しました。準々決勝を23本で競り勝ち、準決勝が13本、決勝では対戦相手に1本差の11本を放って優勝を手にしています。
Embed from Getty Images 2017年
第1ラウンドで最も多くのホームランを打った選手は誰ですか?
第1ラウンドにおける最多数は、大谷翔平も参加した2021年、ピート・アロンソが放った35本です。ちなみにこの時の大谷は28本で、対戦者フアン・ソトの31本に及ばず準々決勝で敗れました。
イベント中ラウンドトータルで最も多くのホームランを打った選手は?
2019年のブラジミール・ゲレーロJr.です。1ラウンド目(準々決勝)29本、準決勝40本、決勝23本でトータル91ホームランを記録しています。
過去のホームランダービー優勝者
Embed from Getty Images 2004年
ケン・グリフィーJr.がマグワイアと抱き合う傍らにはソーサとボンズ。
直近の年からさかのぼって紹介していきます。
※ルール変更に伴い、2020年代~2000年代までは決勝時のみの本塁打数、1990年代~1980年代までは本塁打総数を表示。
2020年代
年 | 選手名 | 所属(当時) | 決勝HR数 |
---|---|---|---|
2024 | テオスカー・ヘルナンデス | ロサンゼルス・ドジャース | 14 |
2023 | ブラディミール・ゲレーロJr. | トロント・ブルージェイズ | 25 |
2022 | フアン・ソト | ワシントン・ナショナルズ | 19 |
2021 | ピート・アロンソ | ニューヨーク・メッツ | 23 |
2020 | ※COVID-19により中止 | – | – |
2010年代
年 | 選手名 | 所属(当時) | 決勝HR数 |
---|---|---|---|
2019 | ピート・アロンソ | ニューヨーク・メッツ | 23 |
2018 | ブライス・ハーパー | ワシントン・ナショナルズ | 19 |
2017 | アーロン・ジャッジ | ニューヨーク・ヤンキース | 11 |
2016 | ジャンカルロ・スタントン | ニューヨーク・ヤンキース | 20 |
2015 | トッド・フレイジャー | シンシナティ・レッズ | 15 |
2014 | ヨエニス・セスペデス | オークランド・アスレチックス | 9 |
2013 | ヨエニス・セスペデス | オークランド・アスレチックス | 9 |
2012 | プリンス・フィルダー | デトロイト・タイガース | 12 |
2011 | ロビンソン・カノ | ニューヨーク・ヤンキース | 12 |
2010 | デビッド・オルティーズ | ボストン・レッドソックス | 11 |
2000年代
年 | 選手名 | 所属(当時) | 決勝HR数 |
---|---|---|---|
2009 | プリンス・フィルダー | ミルウォーキー・ブルワーズ | 6 |
2008 | ジャスティン・モルノー | ミネソタ・ツインズ | 5 |
2007 | ブラディミール・ゲレーロ | ロサンゼルス・エンゼルス | 3 |
2006 | ライアン・ハワード | フィラデルフィア・フィリーズ | 5 |
2005 | ボビー・アブレイユ | フィラデルフィア・フィリーズ | 11 |
2004 | ミゲル・テハダ | ボルチモア・オリオールズ | 5 |
2003 | ギャレット・アンダーソン | アナハイム・エンゼルス | 9 |
2002 | ジェイソン・ジアンビ | ニューヨーク・ヤンキース | 7 |
2001 | ルイス・ゴンザレス | アリゾナ・Dバックス | 6 |
2000 | サミー・ソーサ | シカゴ・カブス | 9 |
1990年代
年 | 選手名 | 所属(当時) | HR数 |
---|---|---|---|
1999 | ケン・グリフィーJr. | シアトル・マリナーズ | 16 |
1998 | ケン・グリフィーJr. | シアトル・マリナーズ | 19 |
1997 | ティノ・マルティネス | ニューヨーク・ヤンキース | 16 |
1996 | バリー・ボンズ | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 17 |
1995 | フランク・トーマス | シカゴ・ホワイトソックス | 15 |
1994 | ケン・グリフィーJr. | シアトル・マリナーズ | 7 |
1993 | フアン・ゴンザレス | テキサス・レンジャーズ | 7 |
1992 | マーク・マグワイア | オークランド・アスレチックス | 12 |
1991 | カル・リプケン | ボルチモア・オリオールズ | 12 |
1900 | ライン・サンドバーグ | シカゴ・カブス | 3 |
1980年代
年 | 選手名 | 所属(当時) | HR数 |
---|---|---|---|
1989 | ルーベン・シエラ | テキサス・レンジャーズ | 3 |
1988 | ※雨天中止 | – | – |
1987 | アンドレ・ドーソン | シカゴ・カブス | 4 |
1986 | ダリル・ストロベリー ウォーリー・ジョイナー | ニューヨーク・メッツ カリフォルニア・エンゼルス | 同率4 |
1985 | デイブ・パーカー | シンシナティ・レッズ | 4 |