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MLBホームラン阻止のスーパープレー!メジャー屈指の若手外野手たち5選

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページーー。

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当時29歳、イチロー(マリナーズ)のスーパーキャッチ。

今回はMLBの2025年シーズン、ここまで最もエキサイティングで価値のあるプレーをいとも簡単にこなし、米野球界全体の変化に対応してきた、まさに世代で最高の外野手たち。

そんな一流選手らが魅せてくれるホームラン阻止・名守備についてのお話です。

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MLBホームラン阻止と外野守備

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当時のプレーオフでの様子、フェンスの形状に注目!

近年のMLBでは、ホームランを量産するパワーヒッターやハードヒット重視の傾向が続くにつれ、外野手の役割も増大。

2015年から2020年にかけて、メジャーリーグのフライボール率は33.8%から35.7%に急上昇し、その後も目覚ましい上昇率で、今シーズンは38.5%に到達。

2025年のフライボール数はすでに2015年通年を上回っており、しかも今季はまだシーズン残り数十試合近くを残しています。

空中での攻撃を重視する考え方が野球界に浸透し、外野での守備の巧みさがこれまで以上に求められるようになり才能あふれる若手守備手たちが、特に外野で活躍するようになりました。

いずれも一流守備手でありながらまだ極めて若く、25歳を超える選手は一人もいません。

そんな若き外野手の今シーズンのホームラン阻止エピソードをご紹介。

メジャー屈指の若手外野手たち5選

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メジャー昇格して間もないクラーク。

2000年5月生まれの25歳、現アスレチックス所属のデンゼル・クラークは、幼い頃メジャーリーグの試合でセンターを守る愛称スーパーマン、ケビン・ピラーの活躍に釘付けになったといいます。

当時、所属していたブルージェイズ本拠地ロジャーズ・センター(Rogers Centre)の高さ3メートルのフェンス(当時)をよじ登りホームランを奪うピラーを観て、いつか彼の真似をしたいと夢見るようにーー。

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フェンス際の打球を壁をよじ登って捕球する現役時代のピラー。

約195.6 cmの長身を誇るクラークは、2025年5月の終わりにメジャー昇格。カナダのオンタリオ州トロント出身の彼はブルージェイズとのシリーズに出場するため故郷に戻りロジャーズセンターへと向かいます。

そして現地5月30日(日本時間31日)、トロントの選手が放ったセンターへの強烈な打球を、突進するかのように追ったクラークはフェンスを突破する寸前にボールを捕球。

メジャーリーガーとしての最初のシーズンを鮮烈なデビューで飾ったのでした。

現時点でのSTATCAST(スタットキャスト)によると、クラークの守備を示すスタッツOAA 12は、今シーズンのMLBで守備につく外野手113人中5位、また捕球でアウトを奪った成功率94%は堂々のトップ3という位置付け。

守備スタッツ/OAA (Out Above Average)
打球のキャッチ・プロバビリティ(捕球確率)と、実際に捕球できたかどうかの比較によって算出され、野手の「守る」能力を測る指標。
計算方法:
飛んだ打球の難易度(= キャッチ・プロバビリティ)に応じてポイントが加算され、その合計がOAAとなる
見方:
値が高いほど、守備が巧い、すなわち難易度の高い打球を多くアウトにしていることを示す

さらにデビューから1ヶ月も経たない6月初旬、エンゼル・スタジアムではセンターフェンスをよじ登る度肝を抜くような驚異の守備で、本人の幼少期の憧れだったピラー級の称賛を浴びたのです。

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6月、クラークはエンゼルスとの試合でホームラン級のフライボールをキャッチ。

忍者かスパイダーマンか?といったパフォーマンスが光るクラークでしたが、7月下旬から右内転筋の肉離れで故障者リスト(IL)入りしており、目下リハビリ継続中。

8月終わりに更新されたチーム公式情報でも、今はまだ走ったり打ったりはできない状態なのだそう。

一刻も早い回復を願いつつ、また異次元プレーで楽しませてほしいものです。

他の球場にはない、外野フェンスにツタが生い茂っているリグレー・フィールドを本拠地とするシカゴ・カブス。

打球がこのツタの中に入り込み野手が両手を挙げて申請すると、野球規則に基づいてエンタイトル・ツーベース(二塁打)になります。

開幕間もない4月初旬、打撃力はまだ2割前半台で調子が上がらなかった「PCA」ことピート・クロウ=アームストロングでしたが、ほかを圧倒するハッスルプレーが目を引き、みるみるうちに最高のシーズンへと飛躍。

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4月初旬、リグレー・フィールドで行われたレンジャーズ戦でフライボールを捕球。

6月終わりのカーディナルス戦では、左中間スタンド上段へのホームラン性の打球を、見事な跳躍力で食い止めて見せファンを魅了。

その翌月末にも、ドジャースタジアムのスタンドからマックス・マンシーの強烈なホームランを奪い捕り、観客をあっと驚かせました。

周囲は本塁打阻止の余波で大いに盛り上がりましたが、彼にしてみれば打球の読みどおり、適切に動き、正しい場所でジャンプし、完璧なタイミングでボールをグラブに納めただけのこと。

弱冠23歳のPCAは試合後のインタビューでもいたって冷静にコメント。

「ボールの高さを見ただけで、すぐに理解できたよ。“You just saw the height of the ball,and you kind of understood it right away.”

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6月下旬のカーディナルス戦で、ブレンダン・ドノバンのホームランを阻止。

クロウ=アームストロングのOAA 19は2位に3ポイント差をつけ、全ての外野手の中でトップをキープ。今シーズン、ゴールドグラブ賞を手にする可能性も十分ありそうです。

今現在も、イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の自宅で一緒にトレーニングに励んでいるというフリオ・ロドリゲス

24歳の彼は、今季5月のヤンキース戦にて左中間への大飛球をフェンス際(ぎわ)でジャンピングキャッチし、ホームランを阻止しました。

じつはこの試合のわずか2日前、同じヤンキースのグリシャム選手が打った同じような打球を捕り損ね、本塁打にしてしまうという悔しい思いをしており、このホームラン阻止はまさにリベンジを果たす形となったもの。

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①この時は飛球をグラブに当ててしまい、上手くキャッチできず。
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②打球を取り損なって茫然自失のまま座り込むロドリゲス。

その後もエリア51で鳴らしたイチロー氏の愛弟子らしく、状況判断力と強肩をフルに発揮。

6月第1週の試合でも、ホームランクラスの大きな当たりを壁ぎわギリギリのところで仕留めてみせました。

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6月の試合、エンゼル・スタジアムで壁際でジャンプしてボールをキャッチ。

8月末までで、ロドリゲスのスタットキャストにおける守備力を見てみると、FRVは92パーセンタイルでリーグ全体の8位。

フィールディング・ラン・バリュー(Fielding Run Value;FRV)
守備力を多角的に分析し、平均的選手と比べどれだけ失点を防いだか、あるいは増やしたかといった守備貢献度を数値で表した指標。
*このFRVで評価される要素の一つに前出の「OAA」も含まれる
FRVの見方:
数値が高いほど守備がうまく失点を防ぎ、低い~マイナスの数値ほど守備が苦手で失点を許したと判断
「0」に近い数値は、守備での貢献度が平均的と考える

パーセンタイルの見方:
たとえば「90パーセンタイル」なら、ある選手のパフォーマンスが上位10%に入っていることを示す。データを小さい順に並べたとき、その値が「下から数えて全体の90%の順位」にあることを表し、上位に位置していることが分かる

8月初旬、メジャー昇格から最初の4シーズンすべてで『20/20』(20本塁打と20盗塁)を記録しMLB史上初の快挙を成し遂げたロドリゲスは、攻守にわたりチームに貢献しています。

2000年9月18日生まれの24歳、ボストン・Rソックスのセダン・ラファエラは、今シーズン5月の試合で最もユニークな連係プレーを経験。

相手選手が大きく放ったホームラン級の打球をチームメイトのウィルヤー・アブレイユ(26歳)がかろうじて追いつきジャンプするも手元で弾かれバウンド。…が、そこに駆けつけたラファエラのグラブに吸い込まれるようにボールが収まるナイス珍事。

観客も、実況も絶叫してこの連携プレーをたたえました。

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アブレイユ(右奥)のグラブで跳ね返ったボールをラファエラ(左手前)がキャッチ。

ここまでラファエラのFRVランクはグレート、OAA 15もトップスリーに名を連ねている状況。

またスタットキャストは、外野手の「ジャンプ力」も数値化。

捕球時の反応時間Reaction(最初の1.5秒の動き)とバーストBurst(次の1.5秒の動き)に基づき、外野手がボールを追いかける際にどれだけ広い範囲Routeをカバーできるかを測るのに役立っているもの。※ジャンプ値(-5~5)が大きいほど優秀

この3秒間でラファエラは、平均39.4フィート(約12.0メートル)、ジャンプ力5.3の測定値を記録し、全リーグ対象の外野手86人中1位をマークしています。

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8月の試合ではフェンウェイ・パークにそびえ立つグリーンモンスターを前に捕球。
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開幕戦では本拠地グローブ・ライフ・フィールドでジャンプしながらキャッチ。

今季6月、テキサス・レンジャーズのワイアット・ラングフォード(23歳)は、打者として陸上ハードル跳び選手なみの跳躍と疾走でタッチを回避、一塁に到達するという離れ業を披露。

そんな2023年ドラフト全体4位指名の若き外野手は、守備スキルでも際立っています。

フィールドでの多才さで言えば、主に90試合近くを左翼手として出場し堅実な守備力を発揮。エラーはわずか2回にとどまっており、さらにセンターとしても出場機会を得てこれまで30回以上をこなしてきました。

メジャーリーグ2年目を迎え、4月初旬、5月と6月にそれぞれ10日間ほどの故障者リスト(IL)入りを味わったラングフォードでしたが、その後7月以降は順調そのもの。

現在、OAA 10はフェルナンド・タティスJr.とタイで、外野手全体7位の捕球率を誇ります。

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6月中旬、ホームでのWソックス戦では本塁打級の当たりを素手で捕球。

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