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MLB2025デッドライン間近!トレード成立で考えられる優勝レースへの影響

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページーー。

MLB2025年のトレード・デッドラインが近づいてきました。

そこで今回は、トレード対象として有力視される候補選手の紹介と、仮に球団間合意が成された場合に考えられるシーズン後半への影響などについてもお伝えしてまいります。

どうぞ最後までお付き合いください。

※記事内に示す数値データは、日本時間 7月21日時点のものです。

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MLB2025 間近に迫るトレードデッドライン

エウヘニオ・スアレス(三塁手)アリゾナ・ダイヤモンドバックス

Embed from Getty Images 2025年
7月18日に誕生日を迎え34歳になったスアレス

今回のトレード候補リストにエウヘニオ・スアレスは欠かせません。まさに彼はトレード期限における最大の目玉と言ってもよい存在。

Dバックスは現在、ワイルドカード争いにおいても8番目と下位につけていますが、それによってスアレスの存在価値が何ら損なわれるものではなく依然としてトレード対象の筆頭にあげられます。

今シーズン、ここまで98試合で35本塁打、86打点、OPS.928、OPS+152、WARは以下のとおり。

MLBデータ分析サイトWAR表記WAR
FanGraphs (ファン・グラフス)fWAR3.3
Baseball Reference(ベースボール・リファレンス)rWAR3.4
リリ
リリ

ウ~ン…評価指標をもっとわかりやすく説明して!!

WARとは
選手の貢献度を包括的に評価するセイバーメトリクスの指標のことで、fWARとrWARはWARを計算する際に参照するデータや計算方法が異なるため、数値に違いが生じ

fWAR
FanGraphsが算出するWARで、FIP (Fielding Independent Pitching) を基に計算される。
・FIP は、野手の守備力や打球の運・不運の影響を排除した投手自身の能力をより反映しやすい指標
・したがってfWARは、守備の影響をある程度排除した形で算出される
rWAR
Baseball Referenceが算出するWARで、失点率を基に計算される。
・守備の巧さを数値化したDRS (Defensive Runs Saved) を使用して守備力の影響を考慮に入れる
・特徴としては、より守備の影響を反映しやすい指標


OPS+とは
選手の打撃成績を評価する指標の一つで、OPS(出塁率 + 長打率)をリーグ平均と比較して、その打者がどれだけ平均よりも優れているかを数値化したもの。100を平均として、100より大きければ平均以上、小さければ平均以下と評価する。例)OPS+が120なら平均的打者より20%得点力が高いと評価できる。

三塁手を必要としている複数のチームの中でも、同選手のニューヨーク・ヤンキース行きの可能性はしばしば報道されてきました。

そして今年のオールスターゲームの試合前、米スポーツチャンネル『SNY(SportsNet New York)』のインタビューに応じ、本人がこの噂に関して前向きなコメントを残しています。

(ニューヨーク・ヤンキースは)勝利を追い求めるチーム。彼らは今もなお貪欲(ハングリー)だ。もしそこへ移ることがあれば、ワールドシリーズ制覇に貢献できるよう最善を尽くすよ。

重ねて、米タブロイド紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者によれば、すでにニューヨークはDバックス側に交渉の余地があるかを打診中なのだとか。こうした動向をふまえ同記者は「スアレスの移籍はほぼ確実」とも言明しています。

仮にスアレスが現在のナショナルリーグからヤンキースが属するアメリカンリーグへトレードとなると、今後のシーズンタイトル争いに大きな番狂わせが生じることに。

下記に示す通り、現在ナ・リーグの賞レースにはドジャースの大谷翔平とカブスの鈴木誠也がそれぞれ名を連ねています。

*こちらの数値のみ、日本時間7月22日の最新データを掲載

本塁打打点
大谷翔平35(ナ・リーグ2位)
鈴木誠也80(ナ・リーグ2位)
エウヘニオ・スアレス36(ナ・リーグ1位)86(ナ・リーグ1位)
*データ:日本時間7月22日時点

各リーグともに、これから後半戦にかけて熾烈なデッドヒートが繰り広げられるのでしょうが、スアレスがアメリカンリーグの球団へトレードとなると、そこから強力なライバルが一人外れることを意味するのです。

メリル・ケリー(右投手)アリゾナ・ダイヤモンドバックス

Embed from Getty Images 2025年
10月には37歳の誕生日を迎えるベテラン投手

もう一人のトレード候補もまたDバックス所属、ヒューストン生まれアリゾナ州スコッツデール育ちの右腕メリル・ケリー投手。

レイズ傘下を経て、2015年から4年間をKBO(韓国リーグ)で過ごした経歴を持つ現在36歳。

2019年にメジャーデビューを果たし7シーズン目となる地元球団を、今回のトレードで離れることになるのでしょうか。

ケリーは今季前半、21試合に先発登板して122イニングを投げ、12勝、自責点45、防御率3.32はナショナルリーグで12位と堅実な数字をあげています。また118奪三振は同リーグトップ13にランクイン。

MLBデータ分析サイトWAR表記WAR
FanGraphs (ファン・グラフス)fWAR2.2
Baseball Reference(ベースボール・リファレンス)rWAR3.2

今年で契約の最終年を迎え、間もなくFA(フリーエージェント)となる同投手ですが、ここでもアメリカンリーグがアツい視線を送っている様子。

ヤンキースの番記者ブレンダン・クティ氏によると、メリル・ケリーのような選手の獲得は、チャンピオンシップの栄光を目指すチームにとって強力ラインナップを埋めるための最重要ピース。この有望なターゲットの3年総額2400万ドルという手頃さもまたヤンキースにとって大きな魅力なのだとか。

さらに、ア・リーグ西地区首位を走るアストロズも、プレーオフを視野に先発ローテーション強化に乗り出す構えを見せています。

歴史的に、トレードの締切が近づくと戦略的な動きを加速する同球団は、ポストシーズンの勢力図を少なからず塗り替えてきました。

アストロズは、大リーグ公式サイトが報じた史上最高トレードの一つ、菊池雄星(当時ブルージェイズ)の獲得で先発陣の層を厚くし、ライアン・プレスリー(当時カブス)を獲ったことでリリーフ陣強化に貢献ーーというようにトレード戦術に長けた球団。

ケリーを確保することは、プレーオフシーズンに懸ける各チームの順位争いにも大きな影響をもたらす可能性があるということのようです。

 期限が差し迫る今夏のMLBトレードの動きから目が離せません。

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