こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
MLB2025年の開幕を前に、昨季2024シーズンに打撃部門のベストナインに相当する「シルバースラッガー賞」に輝いた受賞者の中から注目選手をピックアップ。
本記事では、今季も引き続き打撃面において優れた成績を収めるであろう若きメジャーリーガーを各ポジション別に紹介します。
どうぞ最後までお付き合いください。
MLB2025 打撃部門に期待がかかる選手4人
冒頭で述べたとおり、打撃面で傑出した成績を残した選手に贈られる賞、「シルバースラッガー賞」(正式名称;ルイビル・シルバースラッガー賞)。
各チームの監督やコーチの投票で、両リーグ各ポジションから選出されます。これまでの最多受賞はバリー・ボンズ(外野手)の12回。次ぐ受賞者はともに10回のマイク・ピアッツァ(捕手)とアレックス・ロドリゲス(三塁手)の2人です。
ではここからはベテラン勢や大スターを除き、意外とメジャーに精通したファンほどには知られていない若手名スラッガーを選りすぐってお届け!
ウィリアム・コントレラス/捕手
ナショナルリーグ |
ミルウォーキー・ブルワーズ |
Embed from Getty Images 2025年。
アリゾナ州フェニックスで着々と調整。春季トレーニング試合マリナーズとの一戦。
DOB:1997/12/24(27歳)
出身地:ベネズエラ
身長:182.9cm
背番号:24
ベネズエラ出身のウィリアム・コントレラス選手。2015年アトランタ・ブレーブスと契約してプロ入りし、契約後は2019年まで傘下のチームで活躍します。
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2019年。
プロ入り後、ブレーブス傘下ミシシッピ・ブレーブスでプレーし頭角を現す。
21年チームがワールドシリーズ制覇を果たし、自身初めてとなるWS優勝を経験することに。
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2021年。
このシーズンは52試合出場、打率.215、メジャー初を含み8本塁打の成績。
22年ドジャースタジアムで行われたMLBオールスターゲームに選出。当時カブス所属の兄ウィルソン・コントレラス選手も選ばれ、メジャー史上5組目となる兄弟でのオールスター出場を実現。
Embed from Getty Images 2022年。
第92回MLBオールスターゲーム。試合前の打撃練習中に兄弟並んで写真撮影に応じる。
22年シーズン終了後にトレードでブレーブスへ移籍。そして翌年の23年、自身初となるシルバースラッガー賞を受賞。
2024年シーズン、2度目のオールスター選出。さらに2年連続となるシルバースラッガー賞受賞。加えて*オールMLBチームのファーストチームにも初選出されました。
*オールMLBチーム:2019年創設、レギュラーシーズン成績をもとに全リーグからチームが組まれ、1軍のファーストと2軍セカンドチームを選出
Embed from Getty Images 2024年。
24シーズンは155試合出場、打率.281、23本塁打、92打点を記録。
ボビー・ウィット Jr./遊撃手
アメリカンリーグ |
カンザスシティ・ロイヤルズ |
Embed from Getty Images 2025年。
カンザスシティ・ロイヤルズ Photo Day ポートレート。
DOB:2000/06/14(24歳)
出身地:アメリカ合衆国テキサス州
身長:185.4cm
背番号:7
2019年ドラフト1巡目(全体2位)でロイヤルズ入りし、プロデビューしたボビー・ウィット Jr.選手。
2021年はマイナーリーグの有望な選手による「オールスター・フューチャーズゲーム」に選出され、オフにはベースボール・アメリカ・マイナーリーグ年間MVPを受賞。
Embed from Getty Images 2021年。
シーズン途中マイナーリーグAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ昇格。レギュラーシーズンを戦う。
2023年シーズンには、自身初でありチーム史上初めての「30-30」(30本塁打&30盗塁)を達成。
Embed from Getty Images 2023年。
シーズン前には22歳でWBCのUSA代表に。開幕後23歳と3か月でヤンキース戦で30号本塁打を記録。
そして2024年2月、23歳で11年総額2億8770万ドル(約432億6500万円)の長期契約を結び、首位打者獲得。32本塁打、31盗塁も決めて2年連続のトリプルスリーをマーク。
オフには初めてのゴールドグラブ賞&シルバースラッガー賞をW受賞、さらにBBWAAのMVP投票では1位のジャッジに次いでア・リーグ「満票」による満場一致で2位に輝きました。(ちなみにソトは3位)
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2024年。
栄えある「gold glove award」、まだこの時フィアンセだったマギーさんと。
私生活も順風満帆のようで、同年12月高校時代から交際していたパーソナル・トレーナーのマギー・ブラックさんとの挙式を、米総合情報誌「ピープル」が独占記事として公開。
メジャーデビューから4年目を迎える2025年シーズンもまた、ますますの活躍が期待されます。
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2017年。
16歳のボビー・ウィット Jr.とマギー・ブラックの初々しい高校生カップル。
ジャクソン・メリル/外野手
ナショナルリーグ |
サンディエゴ・パドレス |
Embed from Getty Images 2025年。
サンディエゴ・パドレス Photo Day ポートレート。
DOB:2003/04/19(21歳)
出身地:アメリカ合衆国メリーランド州
身長:190.5cm
背番号:3
2021年、ドラフト新人1ラウンド全体27位指名のジャクソン・メリル選手は、予定の大学進学を取りやめパドレス入り。
Embed from Getty Images 2021年。
ドラフトで一緒にパドレス指名を受けた現ナショナルズ所属のジェームズ・ウッド選手と。
23年にはオールスター・フューチャーズゲームに選出。シーズン終了後、MLB各球団の若手有望株を対象とした「MLB.comプロスペクトランキング」においてメジャー全体評価12位へと躍進。
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2023年。
米野球専門誌ベースボール・アメリカ(BA)主催の「プロスペクトPAD LIVE」にて。
2024年開幕戦はマイナー越えの20歳以前で中堅手としてスタメン出場。これは、ここ50年間で球団史上わずか2人だけ、ともに10度ゴールドグラブ賞に輝くケン・グリフィーJr.とアンドリュー・ジョーンズに続く3人目の先発デビュー。
同年6月、21歳を迎えてまもなくのホーム試合でキャリア初マルチ本塁打を放ち、チームメイトのタティスJr.の次に若い年齢で複数ホームランを記録したパドレス選手となりました。
Embed from Getty Images 2024年。
ドジャースとのディビジョンシリーズ第2戦ではタイムリーで追加点を挙げる活躍。
この年のオールスターには最年少で選出、オフには1年目シーズンでシルバースラッガー賞を受賞。新人外野手ではイチローやジャッジらに続く5人目に名を連ねました。
怒涛の快進撃でチームに大きく貢献し、若きスターの仲間入りを果たしています。
Embed from Getty Images 2025年。
ペトコ・パークで開催のパドレス・ファン・フェストでは大勢のファンに取り囲まれサイン攻めに。
ジョシュ・スミス/ユーティリティ
アメリカンリーグ |
テキサス・レンジャーズ |
Embed from Getty Images 2025年。
テキサス・レンジャーズ Photo Day ポートレート。
DOB:1997/08/07(27歳)
出身地:アメリカ合衆国ルイジアナ州
身長:177.8cm
背番号:47
ジョシュ・スミス選手は2019年、ルイジアナ州立大学からドラフトでヤンキース入りし傘下でプレー。
シーズン途中でレンジャーズに加入した2021年は打率3割超え、13本塁打など急速な成長と多才な能力を見せつけます。
翌22年5月にメジャー契約を結ぶと、デビュー同日試合に先発出場して3安打を放ちました。
Embed from Getty Images 2022年。
コンタクト能力に長けた打撃が持ち味。時に本塁に向かって果敢にダイブし得点を決めることも。
2023年には球団創設63年目で初の優勝を果たし、レンジャーズ史上初めてとなるWS制覇を経験。
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2023年。
WS優勝トロフィーを掲げ最愛の妻と喜びを分かち合う。
そして2024年、器用な控え守備選手としての位置づけから万能な攻撃の要(かなめ)へと変貌を遂げ、終わってみればシルバースラッガー賞をユーティリティ部門で受賞します。
ケガや手術で故障者リストに入る選手らに代わり、複数ポジションを変えながらフルシーズンにわたって出場、打撃面でも成果を出し続けた結果でした。
Embed from Getty Images 2024年。
レギュラーシーズンの試合で10回にサヨナラ2ランホームランを打ち勝利に貢献!
スーパー・ユーティリティとしてチームへのコミットメント力をフル発揮し、新たなシーズンもまた主要なラインナップを彩ることでしょう。
joshsmith8 & rangers
2024年。
自身初となるシルバースラッガー賞を受賞。
以上、今回はMLB2025年開幕を前に、昨季2024シーズンの優れた打者を表彰する「シルバースラッガー賞」受賞者の中から、若手ホープ4人を厳選してご紹介しました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。