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MLB珍プレー!頭に直撃、2アウトでチェンジ?、股抜き暴投?! 衝撃の3選

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページーー。

FA市場が盛り上がりを見せるこの時期、メジャーリーグベースボール(MLB)の2025年シーズンを改めて振り返ってみるのはいかがでしょうか?

それも、メジャーリーガーならではの痺れる好プレーではなく、日本でいうところの「珍プレー」のみを・・・。

一流アスリートだって人間だもの、…そりゃあ時には失敗だってしますよね!

今回は数ある(数あるのか~い)プレーの中から厳選して、MLB珍プレー総決算『ヘマ・ポカ・ハプニング』集をお届け。

それではさっそくご一緒に見ていきましょう。

※ 記事内の日付はすべて現地時間で表記しています。

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MLB2025 珍プレー総決算3選

まずは一発目、

物理法則を無視したようなシュールさで話題となったのが、シカゴ・ホワイトソックスの新人、チェイス・メイドロスのエピソード。

このシーンは、単なる落球を超えたコミカルな動きの連なりによって、ファンには2025年を象徴する珍プレーとして記憶されることになったもの。

その詳細をお伝えします。

事の発端は2025年5月6日、カウフマン・スタジアムで行われたロイヤルズ対ホワイトソックスの試合。

9回裏、1点リードのホワイトソックスが勝利まであと一歩という緊迫した場面でした。

  • 「6.8秒間」の長~い滞空時間
    相手の打球は、内野への平凡なポップフライ。スタットキャストによれば、ボールは記者席越えの高さまで舞い上がり、滞空時間は実に6.8秒。メイドロスは落下地点で微動だにせずジーっと空を見上げて待ち、誰もが「これでアウト1つ」と確信。
  • 物理法則との戦い
    ゆっくり落ちてきた球はメイドロスのグラブをかすめ、そのまま彼の頭部を直撃。当たった瞬間の音が中継マイクに拾われる中、衝撃でキャップがズレて視界を塞いだまま行方の分からないボールを探し、辺りを見回すシュールな光景が展開。
  • スタジアムの「溜め」
    実況も「高く上がりました…まだ落ちてきません…まだ待っています…(…and high, way up there… still waiting…still waiting…)」と、たっぷり間を取って実況せざるを得ず、観客全員の視線が一点に集中した状態でのボフッ(頭直撃)だったので、緊迫の一瞬からの~、笑いの神降臨、一気に爆発となった形です。
Embed from Getty Images 2025年
日本の野球ファンの間では、元祖・脳天直撃” ”宇野ヘディング事件” を彷彿とさせるのだとか?!

まさに、天から降ってきた不幸というか、あまりに高いフライだったからこそ、落ちてきた時の「あ、これじゃない感」が凄まじかったわけです。

メイドロスはこの時、メジャー昇格からわずか15試合目。

ファンはとんだルーキーデビューに同情しつつも爆笑してしまったと同時に、

2024年に歴史的敗戦を記録したチームが、翌年も新しい負け方のバリエーションを見せたとして、SNSでは ”これぞホワイトソックス” という自嘲ネタが溢れる事態に。

メイドロスは試合後、非常に落ち込んだ様子でしたが、その後のシーズンでは粘り強い打撃を見せ、ファンから愛される存在へと成長していきました。

Embed from Getty Images 2025年
いいですね~、オフに参加したイベントでは ”ファッショニスタ” な一面も披露!

お次は、

スタンドのファンにボールを投げ入れる動作があまりにも美しく、また、しぐさも紳士的だったため現地メディアから「史上最も丁寧な失態」とひやかされてしまった面白エピソード。

サンフランシスコ・ジャイアンツのイ・ジョンフが、まるで試合を終わらせたかのような堂々とした振る舞いをしたことで、逆に周囲を混乱させたちょっぴり可愛いシーンです。

その詳細をお伝えします。

思わぬ事態はジャイアンツの守備中に起こりました。

ランナーが塁にいる状態で相手打者が外野フライを打ち上げます。センターを守るイ・ジョンフは、これを華麗にキャッチ。

これで2アウト。

しかしながら、彼は今のフライで3アウト(チェンジ)だと完全に勘違いしてしまったのです。

  • ボールをスタンドへ投げ入れ
    キャッチした直後ファンサービスと言わんばかりに、まだ生きているインプレーのボールを外野席のファンに向かってヒョイと投げ入れます。
  • 颯爽とベンチへ
    ファンサを終えた彼は涼しい顔でベンチに向かって走り出す。
  • 周囲の反応
    ランナー:「え、ボール投げた?ラッキー!」と、テケテケと次の塁へ進塁。
    チームメイト: 「ヘイまだ2アウトだ、戻れ‼」と叫ぶも、本人気づかず。
    実況:「素晴らしいキャッチ…って、エェ⁉ ボールを捨てた! ジョンフ、まだ3つ目じゃないぞ!」
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やり切った感満載オーラで颯爽とベンチへ向かうイ・ジョンフ。

イ・ジョンフは韓国でも知られる走攻守に長けたエリート選手。

その隙がないはずの彼が、草野球でもやらないようなケアレスミスを、これ以上ないほどスタイリッシュに決めてしまったというギャップが全米ファンの笑いを誘いました。

Embed from Getty Images 2025年
チームメイトのエリオット・ラモス(左)に抱きつかれこの表情。

ちなみに、このケースのように守備側のミスでボールをスタンドに投げ入れた場合、

「テイクワンベース」といって、ランナーが1つ先の塁に進めるルールが適用されるため、本来ならチームにとっては大ピンチを招く致命的なミス。

ですが、イ・ジョンフのあまりに屈託のない天然さに最後はみんな笑顔で許してしまった、というのがオチです。

最後に紹介するのは、

現役最強にして2年連続サイ・ヤング賞を受賞した左腕タリク・スクーバル

彼は投手としての圧倒的な実力だけでなく、エンターテインメント性も兼ね備えていました。

……ただし、方向性さえ見誤らなければ、の話ですが。

その詳細をお伝えします。

事の始まりは地区優勝争いの真っ只中、非常に重要な一戦。

6回裏、タイガースの絶対的エース、スクーバルがマウンドでバント処理した際に起きました。

ガーディアンズの連続バント攻勢で、まずスティーブン・クワンが出塁、続く打者もバント。

俊足のランナーを前に焦ったか?とっさの判断か??

スクーバルは一塁ベースへ極めて珍しいノールックのまま送球。

  • フォームは100点
    スクーバルは背中を一塁方向に向けたまま、股の間からボールを後方へフリップしようと流れるようなレッグスルー!
  • まさかの精度は0点
    股の下から放たれたボールは、一塁手の頭上を遥かに越える芸術的な大暴投に。
  • 痛恨の大ミス
    結果、無死二・三塁の大ピンチを自ら作り出します。本人も自嘲気味に「あのプレーは不可能だわ。”That play is impossible”」と無茶な選択だったことを認めました。
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送球は一塁手(背番号20)の頭上を越え、相手選手が一塁に到達。

この股抜き送球エラーが引き金となり、相手チームに3点を献上、

タイガースは試合に2–5で敗戦、さらに地区首位争いでガーディアンズに並ばれるという最悪の事態に。

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顔面に球が直撃し手当てを受ける相手選手を心配げに見守るスクーバル(左端)。
同じ6回裏のアクシデント

じつは、スクーバルは同じ6回裏に死球事故を起こす悪夢を体験。

  • 送球ミスでピンチ拡大する中、次の打者もバントの構え
  • スクーバルの約160キロ(99mph)速球が相手顔面に直撃
  • 打者はその場倒れ救急搬送(複数の顔面・鼻骨折)
  • 試合後スクーバルは相手選手を見舞い病院を訪れた

相手の小技攻勢に追い詰められたエースが、瞬時に選んだ選択肢ーー。

もしも ”ノールック・レッグスルー” が決まっていたら、プレーオフ争いの勢いを呼び込む決定的プレーとして伝説になったかもしれません。

まさに成功と失敗、紙一重の賭け、

重要試合で起きたトリックショットは、嘆きのプレーとして強烈な印象を残したのでした。

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