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MLB2026地区優勝の行方は?昨季王者6チームの連覇可能性ランキング公開

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページーー。

2026年、開幕を控えたこの時期、MLB公式サイトが恒例のプレビュー連載を開始しました。

今回のテーマは、ファンならずとも気になる「昨年のディビジョン(地区)覇者たちは、今年もトップの座を守れるか?」という分析です。

ビジネスの世界でも、一度成功したプロジェクトを再現し勝ち続けることは容易ではありません。

それはメジャーリーグも同じ。ここでちょっと過去のデータを覗いてみるとーー。

「連覇」は決して当たり前ではない

「去年優勝したなら、今年も本命でしょ?」と思ってしまいがちですが、実際の数字はその難しさを物語っています。

  • 2025年の実績: 地区連覇を果たしたのは、全6地区のうちわずか4チーム。
  • 過去8年のトレンド: 連覇の数は毎年2〜4チームにとどまります。つまり、毎年少なくとも1/3、多ければ2/3の王者が入れ替わるのがメジャーの過酷な現状。

昨年はドジャース、フィリーズ、ブルワーズ、そしてMLB史上最大のゲーム差から逆転劇を演じたガーディアンズが地区連覇の壁を突破しました。

2026年、勝ち残る組織はどこか?

戦力の維持、ライバルの補強状況、そして予期せぬケガや故障…、そうした予測不能な要素を乗り越え、連覇の可能性が最も高いのはどのチームなのか・・・。

メジャー公式が弾き出した「2026年地区連覇可能性ランキング」を、昨シーズンの勝敗データも交えながら一緒に紐解いていきましょう。

※ 地区優勝とは?
MLB全30球団が6つのグループ(地区)に分かれ、162試合という長いレギュラーシーズンを戦い、各地区で最も勝率の高かったチームに贈られる称号。いわば「そのエリアで一番強い」ことの証明です。

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地区Vレースへ 6チームの“連覇力”を徹底チェック

2026年シーズン、はたしてディビジョン(地区)V2を達成するのはどの球団か?

昨季優勝者6チームの実力と、それぞれの連覇シナリオを追っていきます。

ロサンゼルス・ドジャース:NL西地区1位
2025年成績:93勝69敗(2位パドレスに3ゲーム差)

Embed from Getty Images 2025年
現地時間9月25日、Dバックス戦に山本由伸が先発しNL西地区優勝。

あれだけ強いドジャースでも、しいて言うなら気に留めておきたい点はいくつかあるようです。

  • 主力陣の高齢化: 主力選手の多くが30代に突入しており、特に打線の鍵を握る4人(フリーマン、マンシー、ベッツ、T・ヘルナンデス)がすでに33歳を超えている。
  • 外野の充実度: 外野の戦力は現時点ではリーグ平均を下回る見込みで、ここをどうカバーするかがファンにとっても注目ポイント。
  • 僅差の優勝: 昨季の地区優勝は(連覇が途切れた2021年を除き)2018年以降でいちばん接戦の結果だった。

2025年 MLB ナショナル・リーグ西地区 順位表

順位/チーム勝 – 敗勝率ゲーム差
1 位 / ドジャース93 – 69.574
2 位 / パドレス90 – 72.5563.0
3 位 / ジャイアンツ81 – 81.50012.0
4 位 / Dバックス80 – 82.49413.0
5 位 / ロッキーズ43 – 119.26550.0
※ゲーム差はMLB公式の計算方式に基づいています
リリ
リリ

MLBでは負け数の差も同じ重みで計算!

【MLB公式の「ゲーム差」計算式】
メジャーリーグの順位表にある「GB(Games Back)」は、日本のプロ野球でよく使われる「貯金の差」とは少し計算のニュアンスが異なるようです。MLBでは「勝ちの差」と「負けの差」を同等に扱い、その平均を出すのがルール。

計算式
ゲーム差 =(「勝利数の差」+「敗戦数の差」)÷ 2

具体的な計算例
例えば、昨季のナ・リーグ西地区の1位と2位を例に計算してみると、
1位 ドジャース: 93勝 69敗
2位 パドレス: 90勝 72敗

STEP 1:それぞれの差を確認
勝利数の差: 93 - 90 = 3
敗戦数の差: 72 - 69 = 3

STEP 2:式に当てはめる (勝ちの差 3 + 負けの差 3)÷ 2 = 3.0 ゲーム差

こういった指摘がなされる一方で、

パドレス、ジャイアンツ、ダイヤモンドバックスといったチームも、決して諦めてはいません。

むしろ引き下がる気配など微塵もなく、その独走を阻止しようと真正面から戦う構えを見せています。

しかし、それでもドジャースはワールドシリーズを2年連続で制し、その先の3連覇を狙う王者。

選手層の厚さは圧倒的で、今後さらに補強・強化に動くことが確実視されているチーム。

当ランキング付けをしたMLB.comのウィル・リーチ記者も、ドジャースがワールドシリーズを連覇する可能性は依然高いと見ており、

「このリストの1位に彼らを選ぶのは、ある意味必然。いつの時代も彼らこそが打ち倒すべき大本命なのだから」

と、その圧倒的な優位性を強調しています。

シアトル・マリナーズ:AL西地区1位
2025年成績:90勝72敗(2位アストロズに3ゲーム差)

Embed from Getty Images 2025年
9月24日、ロッキーズ戦で24年ぶり地区優勝。

2001年以来、ずっと手が届かなかった「地区優勝」タイトルをようやくつかんだ今、

マリナーズが連覇を狙えると考えるのは自然な流れでしょう。

2026年シーズンを迎えるにあたり、ア・リーグ西地区の中心にいるのは、やはりシアトル。

そう言い切れる背景には、ライバル球団の状況も関係しています。

  • アストロズは、昨季プレーオフを逃し、以前の圧倒的存在感が薄れつつある。
  • レンジャーズは、再建か勝負か、進む方向が定まっていない。
  • アスレチックスは、打線は好調な一方で、投手陣には大きな不安が残る。
  • エンゼルスは、長いこと優勝争いから遠ざかったまま。

対するマリナーズには、今季さらに成長できる要素がしっかりとそろっています。

  • 安定感のある先発ローテーションは健在。
  • フリオ・ロドリゲスとカル・ローリーのMVP候補が打線を引っ張る。
  • 昨季途中加入のジョシュ・ネイラーがフル出場できるのも大きなプラス。

ここにもう1〜2人、打線を底上げする存在が加わればチームの厚みは一層増していくでしょう。

2026年 マリナーズ主力3選手・比較表

選手名名2026年の見立て予測スタッツ(FanGraphs)
J・ロドリゲス・パワー回復に期待
・30本塁打+二桁盗塁のMVP級成績見込み
HR33/AVG.275/OBP.334/SLG.490/wRC+133/WAR6.2
C・ローリー・前年比でやや落ちてもトップ捕手評価
・長打力、リード面の信頼
HR32〜38/OBP.310前後/SLG.470〜.500/wRC+115〜125/WAR4.0〜5.0
J・ネイラー・フル稼働で打線の厚みを増す存在
・勝負強さ、ミート力
HR/22〜28/AVG.265〜.275/OBP.330前後/SLG.450〜.470/WAR2.5〜3.5
HR:本塁打,AVG:打率,OBP:出塁率,SLG:長打率,wRC+:得点貢献度,WAR:勝利貢献度

ついに長いトンネルを抜け、24年ぶりにディビジョン制覇を果たしたマリナーズ。

これからのア・リーグ西地区で彼らが主役であり続ける未来は十分、想像圏内にあります。

フィラデルフィア・フィリーズ:NL東地区1位
2025年成績:96勝66敗(2位メッツに13ゲーム差)

Embed from Getty Images 2025年
9月15日、球団最速ドジャース戦で地区優勝を決めた。

昨季のフィリーズがどのようなシーズンを送ったのかを改めて振り返ると、

  • ブライス・ハーパーは本来のMVP級パフォーマンスには及ばず…
  • ニック・カステヤノスは打撃成績が急降下…
  • J.T.リアルミュートにも年齢相応の変化が見え始め数字を落とす…
  • アーロン・ノラに至ってはエース級から一転、苦しいシーズンに…
  • ブルペンは改善したとはいえ層が厚いとは言い難い状態…

理屈の上では今季はいっそう厳しいシーズンが予想され、実際に同地区ライバルを見回すと、

  • ブレーブスは、過去数年はツキに恵まれなかったものの、そろそろ好転の時期。
  • メッツは、象徴的存在を数人失ったが未だタレント豊富、さらに補強に動く可能性も。
  • マーリンズとナショナルズは、若くて勢いがあり侮(あなど)れない存在。

それでも彼らは、危なげなく地区優勝を手にしました。

しかも、

フィリーズには、ディビジョン(地区)を制したあとの、さらなる高みを見据えたビジョンがあるのです。

フィリーズを突き動かす動機とは?

2022〜2025年 ポストシーズン結果

年度/ラウンド結果対戦チーム備考
2022 / ワールドシリーズ 敗退アストロズ (2勝4敗)第6シードから快進撃を見せるも惜敗
2023 / NLCS 敗退Dバックス (3勝4敗)王手をかけながら本拠地で連敗を喫する
2024 / NLDC 敗退メッツ (1勝3敗)地区優勝を飾るも、勢いに乗るメッツに惜敗
2025 / NLCS 敗退ドジャース (2勝4敗)13年ぶりの地区連覇から世界一を狙うも届かず
NLCS:リーグ優勝決定S,NLDS:地区シリーズ

近年のプレーオフでの結果が示す通り、

2024年は、地区優勝チームとして期待されたものの短期決戦の怖さを知り、2025年はドジャースにワールドシリーズ進出を阻まれました。

「毎年ここまで来ているのに、あと一勝が遠い」というフィリーズファンのもどかしさと、2026年シーズンにかける並々ならぬ覚悟が伝わってきます。

昨季調子を落とした選手も含め、彼らは未だ一流ではあるものの、キャリアの黄金期が永遠に続くわけではありません。

カイル・シュワーバー、ザック・ウィーラーらを加えたコアメンバーの年齢は今がピーク、

年々、「このメンバーで勝てるうちに勝ちたい」という切迫感にも似た空気がクラブハウス全体を覆っているといいます。

「主力が年齢を重ねる前に、なんとしても今、この手で、栄光を!」

その不屈の闘志こそが、フィリーズを地区という頂を越え、次なる最高峰へと押し上げる原動力になると、リーチ記者も確信しているようです。

トロント・ブルージェイズ:AL東地区1位
2025年成績:94勝68敗(ヤンキースとのタイブレークを制し優勝)

Embed from Getty Images 2025年
9月28日、最終戦で勝利し10年ぶりのAL東地区優勝決定。

昨季、ワールドシリーズの栄冠に指が触れるところ(あとアウト3つ!)まで行きながら、あと一歩でそれを逃したブルージェイズ。

その悔しさを晴らすべく、彼らはオフの間に驚異的なスピードで戦力を整えました。

NPBの主砲・岡本和真の電撃加入はその象徴であり、チームの視線はもはや地区連覇の先にある ’世界一’ という一点のみに注がれています。

今季は先発にディラン・シース、ブルペンにタイラー・ロジャース、打線には岡本和真が加わり、正直なところ、スプリングトレーニングまでにさらに大物を補強しても驚かない状況。

ただし、周囲のライバルも一斉にレベルアップ中、

前出のリーチ記者は、独走を許さない周囲の状況にも目を向けています。

  • レッドソックスはウィルソン・コントレラスとソニー・グレイを獲得。
  • オリオールズは、ついにファンが待ち望んでいた積極補強を開始。
  • レイズは、不思議な魅力を放ち中軸選手を欠いても変わらぬ底力を持つ。

そしてヤンキースーー昨季、同率首位の彼らには球界最強打者アーロン・ジャッジが君臨、今季も「今すぐ勝たないと」という凄まじいプレッシャーを抱え、臨んでくるでしょう。

2025年 MLB アメリカン・リーグ東地区 順位表

順位/チーム勝 – 敗勝率ゲーム差
1 位 / ブルージェイズ94 – 68.580
1 位 / ヤンキース94 – 68.580
3 位 / レッドソックス89 – 73.5495.0
4 位 / レイズ77 – 85.47517.0
5 位 / オリオールズ75 – 87.46319.0
※ゲーム差はMLB公式の計算方式に基づいています
  • 首位が2チーム並ぶほどの接戦
  • 3位は89勝しても地区優勝争いに届かない
  • 下位2チームも極端に崩れず地区全体の底が深い

こうして見ても、ブルージェイズが所属するこのAL東地区(East Division)は間違いなくMLBで最もハイレベルな激戦区。

主力を手放し、戦力低下が懸念される場面でも、彼らはたびたび予想を上回る結果を残してきました。

特定のスターに依存するのではなく、無名だった若手が着実に力をつけ、チーム全体で勝ち星を積み重ねていく。

そうした流れが、今では一つのチームカラーとして根付いてきたと言えそうです。

ミルウォーキー・ブルワーズ:NL中地区1位
2025年成績:97勝65敗(2位カブスに5ゲーム差)

Embed from Getty Images 2025年
9月21日、試合に敗れるも同時刻のカブス敗戦によって優勝確定。

ブルワーズは毎年のように過小評価されがちですが、実際には過去5年で4度、現在も3年連続で地区優勝を果たしており、本来もっと評価されてもよいチーム。

とはいえ、ブルワーズに対し懐疑的になる理由は少なからずあるようで、

  • エースのフレディ・ペラルタがトレードで放出される可能性がある。
  • 昨季ブレイクした無名選手たちが今年も同じように活躍する保証はない。
  • 攻撃の効率の良さ(出塁+走塁+相手のミスを突く)が再現できるか不透明。

2025年の彼らは、たしかに神がかり的なまでに全てがかみ合ったシーズンを送りました。

同チームの、ここ2シーズンの成績比較です。

【データ比較】2024年 vs 2025年 ブルワーズの進化

スタッツ2024シーズン2025シーズン変化ポイント
レギュラー勝敗93勝 69敗97勝 65敗球団史上最多勝を更新
勝率.574(93勝).599(97勝)球団上位レベルの高勝率
総得点777806攻撃の効率がさらに向上
得失点差+136+172劇的改善、強豪指標へ
本拠地勝率47勝 34敗52勝 29敗地元の圧倒的強さが加速

勝率が大幅に上昇し、得点は増加、得失点差も大きくジャンプアップしたことがわかります。

一方、今季の同地区ライバルたちはというと、

  • レッズは、爆発的なスピードと若さで超・機動力に期待
  • パイレーツは、怪物スキーンズ中心の100マイル先発陣
  • カージナルスは、立て直しと再構築が問われるシーズン

昨年2位のカブスは、ここにきて超大物ブレグマンを射止めたことからも、鈴木誠也、今永昇太らと共に名実ともに5年ぶりの王座奪還を目指すでしょう。

それでも、

MLB.comの記事では、ブルワーズが大方の予想に反し球団新記録の97勝を挙げ、メジャー全体でも最高勝率を争う快進撃を見せたことを引き合いに、

「例年、読み違えて思惑が外れてきたことから、今季も想定外の結果になるのだろう」と半ば自嘲気味に締めくくっていました。

専門家の目さえもくらませる計算不能な強さ、それこそが常識では測れないミルウォーキーの必勝パターンなのかもしれません。

クリーブランド・ガーディアンズ:AL中地区1位
2025年成績:88勝74敗(2位タイガースに1ゲーム差)

Embed from Getty Images 2025年
9月28日、レンジャーズ戦で延長サヨナラ勝ちで決めた。

この地区に関しては、ホワイトソックスを除く全チームが、昨季よりも戦力を落とす可能性すらあるとされる混戦区。

リーチ記者は、このディビジョンの連覇予想を、もはや「サイコロを振って決めるようなもの」と表現し、予測不能なカオスぶりを強調しています。

実態を紐解けば、昨季はタイガースとわずか1ゲーム差のデッドヒートを演じた末の戴冠でした。

2025年 MLB アメリカン・リーグ中地区 順位表

順位/チーム勝 – 敗勝率ゲーム差
1 位 / ガーディアンズ88 – 74.543
2 位 / タイガース87 – 75.5371.0
3 位 / ロイヤルズ82 – 80.5066.0
4 位 / ツインズ70 – 92.43218.0
5 位 / ホワイトソックス60 – 102.37028.0
※ゲーム差はMLB公式の計算方式に基づいています

他にも首位ガーディアンズのスタッツをチェックしたところ、

接戦をモノにする1点差試合では驚異的な勝負強さを発揮した半面、チーム打率.225はメジャー全30球団で最下位というデータも…。

昨季成績を踏まえ、AL中地区5球団の2026年展望をまとめます。

  • ガーディアンズ:接戦を勝ち切る力はあるが、得失点差が−6では不安定
  • タイガース:スクーバルの契約不透明感、三振か本塁打かの改善(K率23.9%)
  • ロイヤルズ:若手の成長次第で頂点奪取の余地、先発陣の安定感に期待
  • ツインズ:投手陣の立て直しが急務、主力依存から若手主体でV字回復
  • ホワイトソックス:即時浮上は難しい再建途上、村上宗隆参戦で100敗脱出

決して運任せではなく紙一重の差で勝負が決まるこの地区で、ガーディアンズが連覇を確かなものにするためには、歴史的な低打率からの脱却しかありません。

打線の底上げ!、その一点に地区王者の命運がかかっています。


 162試合という長いレギュラーシーズンの積み重ねで勝ち取る地区優勝と、短期決戦で一気に世界一へ手が届くポストシーズン。

その価値の差をどう見るのかは人それぞれでしょうが、それがメジャーリーグという舞台であり、誰もが最後まで目を離すことのできない醍醐味なのかもしれません。

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