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ちょっかんライフです。
日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページ――。

いよいよ2026年シーズンのプレーボールが目前に迫ってきました。日本時間3月25日、MLB公式サイト(MLB.com)は、総勢57名の専門家による最新のシーズン展望と順位予想を公開しました。
このレポートでは、両リーグ各地区の優勝争いはもちろん、期待の新星(ルーキー)の台頭、主力の負傷状況、そしてオフの移籍市場がチームの命運をどう変えるのかまでを多角的に分析。
最後には、識者たちが導き出したワールドシリーズ制覇の最終結論も紹介されています。
シーズンが始まれば、今後も節目ごとに様々な格付けや予想が飛び交うことでしょう。しかし、まずは開幕前の「今」だからこそ語れる、識者たちの見通しを頭の片隅に入れておきませんか?
予測不能なドラマが待ち受ける怒涛のシーズンを、より深く楽しむためのガイドとして本記事をお役立てください。
2026年MLB公式記者による順位・優勝予想レポート
【一目でわかる】2026年シーズン順位・優勝予想一覧表
まずは、今シーズンの各地区優勝予想チームと、ポストシーズンの進出予想を一覧表にまとめました。
| リーグ | 地区優勝 | ワイルドカード | リーグ優勝 | WS優勝予想 |
|---|---|---|---|---|
| アメリカン・リーグ(AL) | ブルージェイズ(東) タイガース(中) マリナーズ(西) | ヤンキース レッドソックス オリオールズ | マリナーズ | – |
| ナショナル・リーグ(NL) | メッツ(東) カブス(中) ドジャース(西) | フィリーズ パドレス ブリュワーズ | ドジャース | ドジャース |
アメリカン・リーグ(AL)
AL地区優勝:激戦の東地区と新勢力の台頭

2026年のア・リーグは、かつてないほど実力が拮抗しています。なかでも東地区は「MLBで最も過酷な地区」と目されており、ここの激闘がリーグ全体の行方を左右することになりそうです。
東地区(AL East) ブルージェイズ、連覇への挑戦
2025年に「最下位から地区優勝」という劇的な復活を遂げたトロント・ブルージェイズ。
昨年のワールドシリーズではあと一歩届かなかった悔しさを糧に、オフにはさらなる大型補強を敢行しました。
エース右腕のディラン・シースに加え、日本から移籍した注目の岡本 和真を獲得。流出した主軸ボー・ビシェットの穴を埋める準備を整えています。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| ヤンキース、レッドソックス、オリオールズ |
中地区(AL Central) タイガースの復活と「新星」の衝撃
昨年、シーズン終盤に首位を明け渡す苦い経験をしたデトロイト・タイガースですが、ポストシーズンでは地区覇者ガーディアンズを破る意地を見せました。
2年連続サイ・ヤング賞のタリック・スクーバルを筆頭に、新たにフランバー・バルデス、そして伝説の右腕ジャスティン・バーランダーが古巣復帰。
2014年以来となる最強の先発ローテーションが完成しました。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| ロイヤルズ |
西地区(AL West) マリナーズ、悲願の初優勝へ
ついにシアトルの時代が来るのでしょうか。
昨年、リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)第7戦の残り9アウトまで勝ち進みながら夢破れたマリナーズが、歴史的な116勝を挙げた2001年以来「球団史上最強」とされる布陣を整えました。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| アストロズ、レンジャーズ、アスレチックス |
ALワイルドカード:東地区による「三つ巴」の支配

今シーズンのア・リーグ・ワイルドカード枠は、なんと東地区の3チームが独占するという驚きの予想が出ています。地区優勝候補のブルージェイズを含め、東地区がいかに ”魔境” であるかを物語る結果となりました。
ヤンキース ー エースの帰還と最強打線
昨年リーグ最多の274本塁打、849得点を叩き出した強力打線は今年も健在です。コーディ・ベリンジャーとの再契約にも成功し、盤石の布陣でシーズンに臨みます。
- 専門家の見立て: 最大の補強は、トミー・ジョン手術で昨年を全休した2024年サイ・ヤング賞右腕、ゲリット・コールの復帰です。5月後半から6月頃の合流が予定されており、爆発的な得点力を持つ打線とエースが噛み合った時、その進撃は止まらなくなるでしょう。
レッドソックス ー 弱点だった投手陣の劇的刷新
アレックス・ブレグマンを失った打線ですが、新たにウィルソン・コントレラス(※捕手/一塁手)を加え、若きスターのロマン・アンソニーらが脇を固める布陣は昨年以上の脅威を感じさせます。
- 専門家の見立て:今オフの最優先課題だった投手陣の強化も見事です。サイ・ヤング賞投票2位のギャレット・クロシェを軸に、トレードでソニー・グレイ、FAでレンジャー・スアレスを獲得。不安定だった先発ローテーションは、一気にリーグ屈指の安定感を誇るようになりました。
オリオールズ ー 悪夢を乗り越え真の黄金時代へ
昨年5月時点で借金13を抱え、監督解任という苦境に立たされたオリオールズ。しかし、2026年は全く別のチームとして生まれ変わりました。
- 専門家の見立て:打線には大砲ピート・アロンゾとテイラー・ウォードを加え、右のパワーを大幅に強化。ラッチマンやヘンダーソンら生え抜きの若手スターたちが本来の実力を発揮すれば、ワイルドカードはおろか地区優勝さえ十分に狙える、非常にポテンシャルの高いチームへと進化を遂げています。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| ブルージェイズ、アストロズ、ロイヤルズ、ガーディアンズ、マリナーズ、タイガース、アスレチックス、レンジャーズ、レイズ |
ア・リーグ王者(AL CHAMPION):マリナーズ、悲願の初戴冠へ

2026年、ア・リーグの新王者として最も多くの記者が指名したのは、シアトル・マリナーズです。
球団創設以来、一度もリーグ優勝(ワールドシリーズ進出)を経験していない唯一の球団であるマリナーズ。しかし、今年の彼らに対して専門家たちが投じた票数は、次点のチームに2倍以上の差をつける圧倒的なものでした。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| ヤンキース、ブルージェイズ、タイガース、レッドソックス、オリオールズ、レンジャーズ |
ナショナル・リーグ(NL)
NL地区優勝:王者ドジャースと変革の時

ナ・リーグは、圧倒的な実績を誇るドジャースに対し、オフに生まれ変わったライバルたちがどう戦略を図るが焦点となります。
東地区(NL East) メッツ、大型補強による「再生」
ニューヨーク・メッツは、このオフに最もドラスティックな変革を行ったチームです。
昨季は終盤の失速でプレーオフを逃す悔しさを味わいましたが、専門家たちは今回の大型補強が即座に実を結び、2015年以来の地区優勝を果たすと予想しています。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| フィリーズ、ブレーブス、マーリンズ |
中地区(NL Central) カブスの逆襲と「勝者のメンタリティ」
昨年、4年ぶりにプレーオフへ復帰したシカゴ・カブス。
次なる目標達成に向け、地区3連覇中の宿敵ブルワーズを止めるためのピースを揃えました。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| ブルワーズ、パイレーツ |
西地区(NL West) ドジャース、絶対王者の独走態勢
過去13年間で12回の地区優勝。唯一優勝を逃したのは2021年のみですが、それでもその年は106勝を挙げています。
この驚異的な数字が示す通り、ドジャースの優位は揺るぎません。
NLワイルドカード:実力派3球団が導く激戦の予感

ナ・リーグのワイルドカード争いは、盤石の布陣を維持するフィリーズ、スターの底力に期待がかかるパドレス、そして驚異の育成力を誇るブルワーズの3チームが有力視されています。
フィリーズ ー エリート集団の「再挑戦」
昨年、地区シリーズでの悔しい敗退を喫したフィリーズですが、専門家たちはその実力を高く評価しています。2025年に記録した96勝は、球団にとって2011年以来の最多勝でした。
- 専門家の見立て:注目は主砲ブライス・ハーパーです。オフの間は「全盛期を過ぎた」との声もありましたが、WBC決勝で見せた劇的なホームランは、彼が依然として球界トップのエリートであることを証明しました。投手陣では、手術明けのザック・ウィーラーの復帰も間近に迫っており、リーグ屈指の安定感をさらに強固なものにするはずです。
パドレス ー 逆境を跳ね返すスターの輝き
今オフ、ディラン・シースやルイス・アラエスが去り、さらにダルビッシュ有がトミー・ジョン手術後、戦線を離脱するという苦境に立たされているパドレス。戦力的にはかつてほどの圧倒的な厚みはないかもしれません。
- 専門家の見立て:それでもパドレスを軽視できないのは、タティスJr.やマチャドといった至宝がいるから。さらに、守護神メイソン・ミラーが繰り出す剛速球は、接戦を確実に勝利へと導く大きな武器となります。若き才能ジャクソン・メリルらが昨季以上の輝きを見せれば、十分にプレーオフの主役になれるチームです。
ブルワーズ ー アナリストを黙らせる「不屈の育成力」
「ブルワーズを侮(あなど)るなかれ」。これがMLBアナリストたちの共通認識です。昨年、球団記録の97勝を挙げたチームは、オフに主力投手のフレディ・ペラルタを放出しましたが、その育成システムへの信頼は揺らぎません。
- 専門家の見立て:若い投手陣に重責がかかりますが、昨季復活を遂げたアンドリュー・ヴォーンや、若き主軸ジャクソン・チョーリオらを中心とする打線には非常に厚みがあります。下馬評を覆し続けてきた「粘り強さ」で、今年も激戦区を勝ち抜くのではないでしょうか。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| ブレーブス、メッツ、カブス、ダイヤモンドバックス、ジャイアンツ、パイレーツ、レッズ、マーリンズ |
ナ・リーグ王者(NL CHAMPION):ドジャース、盤石の「3連覇」へ

ナ・リーグの覇権争いにおいて、専門家たちの視線は一点に集まっています。それは、王者ロサンゼルス・ドジャースのさらなる独走です。
数多のオールスター選手と短期決戦の経験豊富なベテランを揃えたドジャースは、あまりにも才能の宝庫すぎて、ナ・リーグの他球団が打ち負かすのは容易ではないと見られています。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| カブス、メッツ、フィリーズ、ブレーブス、ブルワーズ、パドレス、ダイヤモンドバックス |
ワールドシリーズ優勝予測
歴史に刻まれる「3連覇」の金字塔

2026年のワールドシリーズ予測――その最終結論もやはりドジャースでした。
今シーズン、チームが挑むのは、1998〜2000年のニューヨーク・ヤンキース以来、21世紀では初となる「ワールドシリーズ3連覇(スリーピート)」という壮大なミッションです。もし達成されれば、MLBの長い歴史の中でもわずか5チーム目の歴史的快挙となります。
| 他に挙がった候補チーム |
|---|
| マリナーズ、カブス、メッツ、ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズ、フィリーズ、タイガース、レンジャーズ |
2026年シーズン、MLB.comの専門家たちは、初制覇を誓うマリナーズと3連覇の偉業に挑むドジャースがリーグの中心になると予測しました。
野球というスポーツならではの筋書きのないドラマが今ここから始まります。ファンの皆様、このエキサイティングなシーズンをぜひご一緒に、心ゆくまで楽しみましょう!
