こんにちは!
ちょっかんライフです。
日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページーー。
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2025年7月末日
ドジャース・マインドにピッタリの新加入者
メジャーリーグ(MLB)のシーズン中、運命が一夜にして変わるトレード。
2025年もトレード・デッドライン(期限日時)ギリギリのところで多くのトレードが成立しました。
なかでも、下位に沈むナショナルズを後にし、輝かしい歴史と世界一というタイトル獲得への飽くなき追及で知られる強豪ドジャースの一員として、新たな役割を果たすことになった選手がいます。
1994年9月27日生まれ、この秋に31歳の誕生日を迎えるベテラン外野手アレックス・コールがその人。
今回は、そんな彼にフォーカスしてその才能と魅力に迫ります。
どうぞ最後までお付き合いください。
アレックス・コール経歴
プロ入りからナショナルズ時代まで
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2015年、20歳の頃。
コールは2016年にボール州立大学からホワイトソックスにドラフト3巡目(全体86位)で指名されましたが、MLBデビューを果たしたのは2022年7月、ガーディアンズに移籍してから4年が経ったあと。
翌月、ナショナルズに*ウェーバーで指名され残りのシーズンをワシントンで終えます。
*ウェーバーとは?
球団が所属選手の保有権を放棄する際に、事前に意思表明する手続きのこと
ウェーバー公示
この手続きをウェーバー公示といい、一定期間中に他球団が希望すれば一定の手続きを経て移籍が成立
2023年にはナショナルズと72万1800ドル(約1億105万円/当時レート)で契約合意。
128試合に出場して8本塁打を放ち38打点をあげましたが、9盗塁に対し盗塁失敗もほぼ同数の8でベースランニング能力に課題を残す結果に…。
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ナショナルズ時代、9回裏にサヨナラホームランを放ち笑顔。
翌2024年は同球団と74万ドル(約1億1100万円/当時レート)で契約更改したものの、シーズン開幕はトリプルA(AAA)のロチェスターからスタート。
最終的に同年はメジャーでの出場回数を30試合と大幅に減らし、3本塁打、14打点、5盗塁(うち盗塁失敗1)に留まります。ただ、打率.343は自身キャリアハイとなる好成績で3割台後半をマーク。
今季、移籍直前の月別7月成績は、打率.273、12安打、9打点で終盤戦の8月に臨むところでした。
新天地ではポストシーズンを見据えて戦う
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ブルーの瞳にドジャーブルーが映える。
初めてドジャーブルーのユニフォームに袖を通したときアレックス・コールは、この全く新しい環境への心構えとして「どんな形でも貢献する」と、その決意を口にしています。
米球界きってのナイスガイとして名高い彼の ”適応能力” は、チームワークの重要性を理解する選手を示すものであり、応用の利く ”多才さ” は個人的な成功の追求以上に求められる貴重な資質。
また常に高リスクに晒されるチームにとっての潤滑剤として、彼の伸びやかで明るい存在感はクラブハウスに楽観的な雰囲気をもたらすとの期待もかけられているようです。
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多くのファンでにぎわうドジャー・スタジアムで好守備を披露。
コールはこれまでのキャリアで3つの外野ポジションすべてを守った実績があり、今シーズンのドジャースにとって目立つ穴となっていた「左翼手」を埋める絶好のピース。
現地8月6日(日本時間8月7日)、大谷翔平が先発登板した試合の第1イニングでは、ヒット性の当たりを走りながらキャッチしたあと外野フェンスに激突する好守備を見せ、ダグアウトで大谷とフィストバンプ(グータッチ)する姿がカメラに抜かれる場面もありました。
ドジャースにとって同選手の獲得は、プレーオフを展望するうえでチーム戦力をさらに充実させるための重要な意味を持つものになるかもしれません。
アレックス・コール外見的特徴
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アレックス・コールの目の色は「青」を基調としながらも、光の加減や角度によっては緑がかった淡いブルーやスモーキーな薄青に見えることがあります。
彼の目の色は非常に印象的で、思わず見入ってしまうほどの美しさをたたえた魅力的な色合い。
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メジャーリーグでは、マックス・シャーザー投手の瞳も際立っており、右が青、左が茶色の「オッドアイ」の持ち主。
先天的な外見上の特徴を、自身のトレードマークとして活かしてきたことで知られますが、アレックス・コールもまた人を惹きつけてやまないその目が、新たな地でよりいっそう輝くところをぜひ見たいものです。