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ドジャース新しい一塁/内野コーチ!クリス・ウッドワード氏の経歴紹介記事

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。

MLBの2025年シーズン、ロサンゼルス・ドジャースでは昨季まで一塁コーチを務めていたマッカロー氏(現マーリンズ監督)に代わり、後任にクリス・ウッドワード氏が就任。

早速、一塁ベース上で出塁した大谷翔平選手との ”ヘッドバンプ” 儀式が見られるようになりました。

ということで今回は、新任コーチウッドワード氏に注目! これまでの経歴も含め、その魅力に迫ります。

どうぞ最後までお付き合いください。

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ドジャースの 新・一塁/内野コーチ

1931年から2025年現在まで、ドジャースで一塁コーチの肩書を有した球団スタッフは19名。

そのうち、コーチ職のほかにメジャーリーグの監督業にも携わったことがあるのは、フレディ・フィッツシモンズ、レッドコリデン、ジム・ルフェーブル、デイビー・ロペス、クレイトン・マッカロークリス・ウッドワード6名。

さらにその中でメジャーリーガーとしてのキャリアを持っているのが、前任のマッカロー氏を除く5名。

クリス・ウッドワードコーチは、メジャー監督経験がある元メジャーリーガーの一人に含まれます。

出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日:1976年6月27日(48歳)
身長:183cm
背番号:84

メジャーリーガー時代

Embed from Getty Images 2000年
メジャーデビューはブルージェイズから。当時23歳。

ウッドワード氏は、アメリカの巨匠劇作家サム・シェパードを輩出したマウントサンアントニオ大から、1994年のドラフト54巡目(全体1438位)指名でプロ入りしています。

その3年後の1999年6月にメジャーデビューを果たし、02年シーズンには90ゲームで13本塁打を記録したように随所で意外性も発揮。

こうしてブルージェイズ(1999-2004)で6シーズンを過ごしたのち、メッツ(2005-2006)、ブレーブス(2007)、マリナーズ(2009、2010マイナー)、レッドソックス(2009)と渡り歩き、最後の年は古巣ブルージェイズ(2011)へと戻り、メジャーリーグで12シーズンプレー

キャリアを通じては659試合に出場し打率.239、33本のホームラン、191打点という成績。守備では投手と捕手を除く7つのポジションすべてをこなすユーティリティプレーヤーでした。

第1期 コーチ時代

現役を退いたあとは米球界とは別に、2012年11月にWBC第3回大会予選でニュージーランド代表コーチを、2016年2月に行われたWBC2017大会予選では同国の代表監督を経験します。

メジャーリーグにおいては引退後の2014年シーズンよりマリナーズの内野コーチを務め、シーズン途中から一塁コーチに転任。

Embed from Getty Images 2014年
マリナーズコーチ就任後(本人左)、同じユーティリティプレーヤーのミラー選手と。

2016年からはロサンゼルス・ドジャースの三塁コーチに就任。

チームのシフト制導入の立役者となっただけでなく、コーリー・シーガー(現レンジャーズ、21年まで10年間ドジャースに在籍しシルバースラッガー賞3回受賞のスター選手)や、途中加入のマニー・マチャド(現パドレス、長打力とトップクラスの守備力を誇るMLBの番長)の守備力向上にも関与したと言われています。

当職を2018年まで3シーズン務め上げ、チームのワールドシリーズ連続進出に大きく貢献しました。

Embed from Getty Images 2018年
第1期ドジャース時代。新人王から2年目のコーリー・シーガーにバッティング指導。

ところで米球界ならではのビジネス・エピソードとして、ウッドワード氏はドジャースのコーチ職に就く一方で、2017年シーズン終了後にヤンキース次期監督の最終候補と目されるように。

そしてニューヨークでの監督選考面接にも臨みましたが、最終的にはアーロン・ブーン氏がその職を射止めています(そう、あの3年連続退場王のブーン監督ですハイ(笑))。

監督時代

Embed from Getty Images 2019年
監督初シーズンは順調な滑り出しをみせ、様々な組織改革に着手。

監督就任の話は立ち消えたかのように見えた2018年の11月、レンジャーズが次の2019年シーズンを率いる監督としてクリス・ウッドワード氏と3年契約に合意したと発表。

同球団は監督就任にあたっては、なんと17人もの候補者と面談。比較、精査、検討と徹底的なプロセスを重ねた末の決定でした。

初シーズンは期待に満ちたスタートを切り、6月下旬までは勝率5割を10ゲーム上回る好成績を収めましたが、そのあと失速。主力打者は怪我に見舞われ、投手陣は選手層の薄さから崩壊の一途をたどることに…。

レンジャーズは2021年の冬、翌シーズンにかけて5億ドルを投じ大物選手を獲得。

Embed from Getty Images 2022年
レンジャーズ期待の新参入セミエン選手と。

前出のコーリー・シーガー(ドジャース時代の縁からウッドワード氏も誘致に尽力)とマーカス・セミエン(21年シーズンにゴールドグラブとシルバースラッガーW受賞)、注目の二人と契約したもののチームは前進することができませんでした。

そして2022年8月中旬、数年にわたる再建努力が報われないままクリス・ウッドワード監督は契約を1年残し解雇へ。

解任されるまでに498試合に出場、通算500試合目まであと2試合というところでした。

第2期 コーチ時代

Embed from Getty Images 2025年
大谷とのヘッドバンプもずいぶん板についてきました!

それから年が明けた2023年1月20日、クリス・ウッドワード氏はドジャースの特別補佐、兼務で組織内の選手育成スタッフ向けシニア(上級)アドバイザーとして球団フロントオフィスに復帰。

同職を2シーズン務めた後、2025年からは「一塁/内野コーチ」に正式就任、改めてコーチングスタッフへと返り咲きました。

Embed from Getty Images 2025年
定評あるコーチング技術だけでなく選手からの信頼も厚い。

全米スポーツメディアを前に、エグゼクティブ・バイスプレジデント兼GM(ゼネラルマネージャー)のブランドン・ゴームズ(元プロ野球投手、2016年からドジャース組織入りし22年~GM就任 40歳)は高らかに宣言。

彼はチームの中核をなし、ナ・リーグ連覇に貢献、2024シーズンの成功の鍵を握る存在でした。
クリスは今後、走塁と内野守備を担い、三塁コーチのディノ・エベル(ドジャース組織に17年間在籍した後エンゼルス三塁コーチ歴あり。次回WBC2026では前回に続き2度目のUSA代表コーチに選出 59歳)が外野担当に就くことで、チームにとって非常に重要な存在となります。

このふたりは、野球界屈指の才覚を誇る名コンビとなるでしょう。

 この先、本記事内に登場した今やメジャーに欠かせない存在となった選手たちと、ウッドワードコーチとの交流が画面越しに見られたりすると、MLBの試合観戦がよりいっそう楽しくなりそうです。

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