こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
ジローラモさんプロフィール
パンツェッタ・ジローラモさんは、1962年南イタリアのカンパニア州アヴェッリーノ郊外、ヴィッラノーヴァ・デル・バッティスタという山岳地帯に生まれました。
お父様は、政府から仕事を請け負い、高速道路や港湾の船着き場といった大きな仕事を手掛ける建設会社を経営されていたそうです。
16歳の時に地元の強豪サッカークラブSSCに所属して活動していましたが、怪我をして選手生命を絶たれています。
進学先のナポリ建築大学で歴史的建造物の修復を学び、お父様亡き後はお兄様と共に跡を継ぎました。
けれどもその後、1988年に同大を中退し来日すると、明海大学経済学部に入学し卒業、NHK教育テレビ(Eテレ)の『NHK外国語会話 イタリア語会話』に出演したことで、日本人ウケのする「典型的イタリア人」として有名になります。
その後、女性誌のモデルやインタビューの仕事を経て、シックジャパンのCMに起用されたのを発端に、タモリさんの『笑っていいとも!』内コーナー、”いいともちょい不良(ワル)オヤジコンテスト”で全国区に名が知れ一躍人気者となりました。
男性ファッション誌「LEON」の表紙を20年にわたって飾り続けており、ひとりの男性モデルが同一月刊誌の表紙モデルで出演し続けるギネス記録を現在も更新中です。
また、サッカー選手だった経歴からF1やセリエAのコメンテーターを務めたり、SNSなどでも影響力を発揮し幅広くマルチに活動していますね。
運命的な出逢い
ジローラモさんは1988年に、のちの料理研究家、谷澤貴久子さんと結婚しています。
1986年、美術大学を卒業した貴久子さんは、磁器制作を学ぶためにイタリアに向かっていました。
その途上、乗り込んだ飛行機のなかで偶然隣り合わせたのが、ジローラモさん
過去のインタビューで、当時の運命的な出逢いについて貴久子さんが打ち明けています。
「目的地に着くまでの2時間、ジロー(ジローラモ)さんは隣席でずっとしゃべりっぱなし
楽しい人だな、というのが第一印象でした」
若いお二人は意気投合し、まもなくフィレンツェとナポリ間で遠距離恋愛が始まったそうです。
ジローラモさんは週末ごとに、自宅のあるナポリから貴久子さんの留学先であるフィレンツェまで、足しげく通いつめたといいますから、なんともドラマティック・・・
「私がホームシックになっていた頃、ジローさんの呼ぶ声がするので2階の窓から外を見たんです
すると、大きな犬がジローさんの足元でジャレている
一人きりでは寂しいだろうと、イタリアの牧羊犬マレンマ種の仔犬を持ってきてくれたんです
結局、ひとりでは飼いきれず…ナポリに行くことになりました」
まるで映画の世界のような巡り合わせではないですか!
芸術的素養の高い貴久子さんは、新天地ナポリで国立カポディモンテ磁器学校の給費留学生となって、伝統的な磁器の制作を学んだといいます。
そして貴久子さんの帰国の日が近づくと、ついにお二人は結婚を決意。
ナポリの役所で結婚の手続きをすませると、日本に帰国して結婚式を挙げます。
貴久子さんがイタリアの土を踏んでから2年後の、1988年のことでした。
パートナーである妻ってどんな人?
前向きで好奇心旺盛なジローラモさんは、貴久子さんのお父様の仕事を手伝いながら大学で日本語を学び、その二年後には、冒頭でご紹介したNHKのイタリア語番組オーディションに合格。
持ち前の明るいキャラクターと流暢な日本語で、瞬く間にお茶の間に知れ渡っていきます。
ジローラモさんの成功は、妻である貴久子さん自身の生活も大きく変えていくことになりました。
夫のエッセイや雑誌コラムの翻訳を任されるようになり、メディアでイタリア文化を紹介する機会もどんどん増えていきます。
そんななかでも、貴久子さんが新たな才能を大きく開花させたのが「食」の分野で、キッチンスタジオでのイタリア家庭料理教室の主宰や、レシピ本の上梓、2000年にはイタリア文化紹介者としての功績が高く評価され、ヴェローナ市より「ジュリエッタ賞」が贈られました。
美大出身なだけあって美的センスに秀で何かを”創造”する才能に長けた人だということがわかりますね。
また、SNS等で検索すると『パンツェッタ貴久子』さんというお名前を紹介する形で、料理教室開催時の様子や『愛犬用』メニュー監修など、個人や企業からの投稿がいくつかヒットしてきます。
ーーただ2024年現在、昔に比べると妻の貴久子さんの姿をメディアでお見かけする機会は減ってきたようにも感じ、ご本人とわかる鮮明な画像はなかなか見つかりません・・・
それでもクリエイティブな感性をどこかで発信していないはずはない、表現していないはずはないっ!
素敵なファミリー
と、さらに続けてSNSを検索していくと….
『kikkopanzetta』名義で、愛犬Perlaちゃんら可愛いワンちゃん達の写真や動画で溢れたInstagramに行き当たりました!
愛犬Perlaちゃんを愛おし気に抱いているのは、まさしく『パンツェッタ貴久子』さん、そうジローラモさんの奥様、『貴久子』さんではありませんか!?
なんてチャーミングな笑顔なのでしょう!!
ジローラモ愛犬ぺルラちゃんと
ジローラモさんのInstagramフォロワー数は2024年2月時点で231.2万人
どの写真を見てもストーリー性が感じられ、すべてが映画のワンシーンを切り取ったようなオシャレな投稿で満ち溢れています。
そのなかで、以前コロナの時期に愛犬ぺルラちゃんと一緒に散歩している様子が映し出された一枚の写真に目が留まりました。
お散歩の途中で眠くなってしまったのでしょうか(笑)…目を閉じてあくびしているお顔がたまらなく愛くるしいーー
ーーそしてここに、先程ご紹介した『kikkopanzetta』さんのInstagramに投稿された一枚を並べてみましょう。
2021年『夏の思い出』とキャプションの付いた、男性と愛犬のシルエットを遠目に映し出したこの写真は本当に素敵。
『kikkopanzetta』さんのインスタはワンちゃんメインで構成されているため、それとわかるようなコメントが見当たらないことから、あえて名指しすることは控えますが・・・
この一枚に限らず、『kikkopanzetta』さんの投稿記事の端々で、男性を思わせる指先が愛犬Perlaちゃんの体を優し気になでる様子や、Perlaちゃんをお姫様抱っこしている逞しい後ろ姿を垣間見ることができ、もう幸せが滲み出てしまっていて、こちらまで温か~い気持ちにさせてくれるのです。
ジローラモさんの『ちょい不良(ワル)』イメージもあるでしょうし、これまでずっと『典型的イタリア男』を体現し続けてきたこともあって、対外的にプライベートはベールに包むことにしているのかもしれません。
けれども今回いろいろと調べてみた結果、ジローラモご夫妻の仲睦まじさや温かいご家庭の様子は、いたるところでダダ洩れしていました!
あと数年が経って、『ちょい不良(ワル)おやじ』の称号を返上する時でも来たらまた、ジローラモさんと貴久子さんのツーショットを見れる機会が訪れるかもしれませんね。
これからも素敵なご夫妻+ワンちゃん達との幸せな家庭を築いていってほしいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。