スケートボード男子2024パリ!にわかも知っておきたい注目選手まとめ

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こんにちは!

ちょっかんライフです。

今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。

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パリ2024オリンピック開幕が間近に迫ってまいりました。

日本では一般的にブレイクダンスで知られるブレイキン、BMXフリースタイル、バスケットボール3×3と並び ”アーバンスポーツ” と称される『スケートボード』競技。

若者を中心に世界中で人気のあるローラースポーツの一つですが、オリンピック競技としては東京2020大会から採用され、男子「ストリート」種目では、堀米雄斗選手が初代金メダリストに輝きました。

本記事では、2022年6月から2年もの歳月をかけ熾烈な予選レースを制し、パリへの切符を手にしたスケートボード男子・選出メンバーについてまとめています。

にわかファンであっても前もって予備知識を持っておくと、選手個人への思い入れや興味が拡がって競技観戦がよりいっそう楽しめそうですよね!

どうぞ最後までお付き合いください。

パリ2024 スケートボード男子注目選手

オリンピックのスケートボード競技は、階段や坂、手すりや縁石のような障害物など、スケートボードそのものを生み出した都市のストリート風景を再現したコースで技を競う「ストリート」と、坂や曲面が組み合わされたボウル状の変化に富むコースで技を競う「パーク」の2種目。

男子パークでは日本から永原悠路(ゆうろ)選手が出場を決めました。
同種目は東京2020で唯一日本勢がメダルを獲得できなかったイベントであり、パリでは日本初のメダルゲットなるかが注目ポイントのひとつです。

そして今回取り上げる男子ストリートでは前回オリンピックの覇者・堀米雄斗選手のほか、白井空良(そら)選手、小野寺吟雲(ぎんう)選手の3名が出場枠を獲得。

ストリートに関しては、2023年に実施の世界選手権で日本男子スケーターが表彰台を独占し、2024年6月のオリンピック予選シリーズ・ブダペスト大会では男女ともにメダル総なめ状態にーー。
と、現状において日本勢の勢いはとどまるところを知りません。

そのような状況に、このまま世界も黙ってはいないでしょう。
今回のオリンピックで活躍が期待される海外のスケーターを見渡してみると・・・

ホスト国フランスで期待を集めるオーレリアン・ジロー
東京2020でメダルを逃した絶対王者ナイジャ・ヒューストン(アメリカ合衆国)
東京2020銅メダリストのジャガー・イートン(アメリカ合衆国)
といったビッグネームに大いに注目が集まっています。

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キム・ジョーンズがこよなく愛するスケートボード界のアイコン、オーレリアン・ジロー。 ディオール オムのアンバサダーも務めています。

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スケートボード発祥国USAにおける絶対的王者ナイジャ・ヒューストン。オリンピックでメダル獲得なるか…母国からの期待を一身に集めています。

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東京オリンピック2020ではブロンズメダルに終わったジャガー・イートン。パリで目指すのはもちろんゴールドに輝くメダルでしょう。

パリ2024 日本男子出場メンバー紹介

それではここからは、パリ五輪スケートボード「ストリート」種目に選出された日本男子代表・各選手を紹介していきます。

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堀米雄斗選手は1999年1月7日生まれ、東京都出身。

オリンピック競技として初エントリーを飾った東京オリンピック2020。

そこで初代金メダリストに輝き世界にその名を知らしめた堀米雄斗選手が、2連覇を視野に入れ臨んだパリ・オリンピック選考レース。

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オリンピック(The Olympic Games) Instagramより

五輪公式インスタグラム(Instagram)に堀米選手が登場し、東京2020栄光のパフォーマンスを振り返っています!!

しかし、予想に反して各大会ではファイナルステージにすら残れないことも多く、前回オリンピック以降、台頭目覚ましい若手日本勢により世界ランキングでも遅れをとってきました。

そして2024年、選考レース最後を締めくくる予選シリーズ2戦のうち、5月の中国・上海大会第1戦。
オリンピック出場3枠を懸け日本のスケーター4人が出場する中、結果は2回のランでミスが出るなどしてまさかの予選敗退。当大会終了後には5番手にまで後退してしまいます。

のちに「地獄だった」と自身の口をついて出たように、もはや諦めかけていた堀米選手はその年の6月、ハンガリー・ブダペストで開催の予選シリーズ(OQS)第2戦に一縷の望みをかけ臨みました。

そこで前半のランで90点を超える高得点をマークして2位で折り返し…。

迎えた後半のベストトリック3本目で得意の技を完璧に決め、2年に渡る選考大会で初めての優勝!
大逆転による2大会連続のオリンピック代表を手中に収めたのです。

270度回転しレールに飛び乗り、着地で再び270度回転する堀米雄斗選手の名前を冠したオリジナル技「ユウトルネード」は高得点が期待できる大技。

パリ・オリンピックでは日本のエースとして2連覇に期待がかかります。

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堀米雄斗 Instagramより

2024年6月24日付の堀米選手インスタ(Instagram)から…。オリンピックへの意気込みとファンからのサポートへのお礼を英文で述べています!

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白井空良選手は2001年11月3日生まれ、神奈川県出身。

19歳で東京オリンピック2020に出場。世界ランキング3位の立場でメダルが期待されるも予選9位でフィニッシュ、上位8人で争う決勝にまでは進めませんでした。

とはいえ象徴的なオリジナルトリックを持つ世界でも指折りのトップ・スケーター。

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スケボー&BMX【日テレ公式】Instagramより

X Games 2022で超絶技、通称「シライケーン」を決めた白井選手。当大会男子ストリートで銅メダルに輝きました!

国内外コンテストではずっと最上位争いを繰り広げてきましたが、前回オリンピックのあと2023年12月の世界選手権でついに初優勝
表彰台のど真ん中に立ったのは実に4年ぶりという快挙を遂げます。

そして2024年6月、この2年間世界各地でオリンピック予選レースを転戦し、世界ランク6位で臨んだブダペスト大会準決勝。
1ラン目ファーストトライの瞬間、ギャラリーの大歓声に驚いてしまい失敗。
空中でバランスを崩し転倒寸前に陥った際、五輪公式には白井選手の「マジでうるせぇ」とつぶやく声が流れ世界に配信されました (笑)。

しかしながら、決勝では3位入賞を果たしオリンピック代表の座をつかんだ白井空良選手。

1回のトライで勝負をかける「ベストトリック」に長け、「ソラグラインド」や「シライケーン」といった自身の名前がついた独創性の高い大技が持ち味です。

超ハイレベルで熾烈な代表争いを勝ち抜き、いよいよ大会連続2度目となる大舞台に挑みます。

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SoraShirai / 白井空良 Instagramより

2024年6月24日付の白井選手インスタ(Instagram)投稿から…。パリ五輪出場権を得たことの報告と感謝が綴られました

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小野寺吟雲選手は2010年2月15日生まれ、神奈川県出身。

2022年、Tampa Am(アメリカ開催)に出場すると、いきなり歴代最高得点を最年少でマーク、1位で予選通過し世界2位に躍り出ます。

同年の日本スケートボード選手権大会では、ハイレベルのトリックを次々と成功させ初優勝、小野寺選手は瞬く間に”時の人”となりました。

そして2023年2月アラブ首長国連邦(UAE)で開催された世界選手権では、これまた同種目史上最年少で銅メダルを獲得。

さらに同年5月、13歳で挑んだ世界最高峰のアクションスポーツ国際競技会「Xゲームズ(X Games Chiba 2023)」で、初出場ながら15名中唯一90点超えのハイスコアを上げ、見事史上最年少初優勝を飾るなど快進撃を続けます。

2024年5月パリオリンピック選考最終予選シリーズ『Olympic Qualifier Series (OQS)』の上海大会第1戦では日本勢トップ2位に輝きました。

ginwoo.jp
Gin Woo Instagramより

オリンピック予選シリーズ2024上海大会のスケートボード男子ストリート決勝で小野寺選手が準優勝を果たした動画です!!

小野寺吟雲選手は、“Ginwoo”の愛称で親しまれるワールドワイドなスケーターであり、海外では今や人気・実力・知名度と3拍子揃ったスケボー業界の若き新星といった存在に。

未来に思い描く夢を「宇宙でスケボーしたい」と表現するなど、規格外のスケールを感じさせる小野寺選手。

オリンピック初挑戦でもその類まれなスキルと圧倒的なスター性によってメダルが期待されています。

ginwoo.jp
Gin Woo Instagramより

ジェンダーレスな魅力を放ち、インスタ(Instagram)フォロワーは現在のところ36.6万人!あまりに可愛らしさが過ぎやしないか…..?!

パリ2024 まとめ・・・

近年、大会レベルが回を重ねるごとに尋常ではないほど上がっているスケートボード界。
さらには東京2020オリンピックを契機に、スポーツとして世界中から注目を集めるコンペティション(競技会)シーン。

一方でファッションなどとも融合した若者カルチャーの側面から、ストリートシーンにおける”カッコよさ”にも注目したいですね。

はたして予選シリーズ同様、オリンピック本番でも日本勢が表彰台を独占するのか…
あるいは難易度MAXの大技を成功させ、驚異的な点数をたたき出す世界的パフォーマーが誕生するのか…
いずれにせよ、4年に一度のスポーツの祭典を心ゆくまで楽しみたいものです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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