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パリ2024オリンピック体操男子日本代表メンバー各選手魅力まとめ

スポーツ

こんにちは!

ちょっかんライフです。

今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。

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2022年11月、英リバプールで開催された世界体操競技選手権大会の男子団体で、日本は中国(中華人民共和国)に次ぐ銀メダルに輝きパリ2024オリンピック出場枠を確保。

その後2024年5月の最終選考会・NHK杯で、5名の日本代表が出揃いました。

今回はもう、すぐ目の前に差し迫ったパリ2024で活躍が期待される日本体操男子各メンバーの魅力と注目ポイントを、試合スケジュールとともに紹介しています。

どうぞ最後までお付き合いください。

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パリ2024 体操男子選出メンバー紹介

引用元:gymnasticsjapan
日本体操協会 (Jpn. Gym. Association) Instagramより

2024年5月19日開催のNHK杯でパリ2024オリンピック体操男子の代表が決まりました。

上記写真左から、橋本大輝選手、岡慎之助選手、萱和磨選手、杉野正尭選手、谷川航選手です。

それではさっそく、各選手について見てまいりましょう!

引用元:hasshii_807
橋本 大輝/Daiki Hashimoto Instagramより

2001年8月7日生まれ、千葉県出身

身長:168cm

オリンピック代表歴:2回目

近年の主な実績
2021年東京五輪2020個人総合金メダル、 種目別(鉄棒)金メダル、 団体銀メダル
2022年世界選手権個人総合金メダル
2023年世界選手権個人総合、団体、種目別(鉄棒)金メダル

橋本 大輝選手の魅力

引用元:hasshii_807
橋本 大輝/Daiki Hashimoto Instagramより

2024年6月17日付Instagramから…FIG Gymnastics(国際体操連盟)とのコラボ投稿ですが、どのショットも日本のエースとしての存在感オーラがスゴイですね!

橋本大輝選手は二人のお兄様の影響で6歳で体操の世界に飛び込みました。
手から足先まで神経が行き届いた、しなやかで躍動感あふれる演技で、ゆかに跳馬、さらに鉄棒を得意とする言わずと知れた日本のエースです。

2019年 高校生のときに史上2人目となる世界選手権代表に選出、日本の団体銅メダルに寄与。

2021年 NHK杯初優勝を果たし、東京オリンピック2020出場権を得ます。
史上最年少で個人総合金メダル、種目別では鉄棒で金メダルをつかみ、輝かしい才能を発揮しました。

2023年 ベルギーで開催された世界選手権で個人総合2連覇
連覇達成は体操界のレジェンド・内村航平さん以来、史上4人目の快挙となります。
さらに種目別の鉄棒、そして団体で3冠達成へ。

2024年 4月に行われた全日本選手権。
予選からトップだった橋本選手は、ゆかでG難度の大技「リ・ジョンソン」を着地までほぼ完璧に決め、あん馬ではダイナミックな旋回で魅せ、跳馬も大技「ロペス」を高い跳躍で成功させ、結果を見れば予想通りの4連覇

そんな橋本大輝選手にとって最大のライバルが中国(中華人民共和国)の絶対的エース、張博恒(チャン・ボヘン)選手。
じつは個人総合2連覇を制した世界選手権にそのライバルの姿はなく、張(チャン)選手は自国開催のアジア大会に出場していたのです。

この時の得点や競技の出来を見て、”このままではパリで勝つのは至難の業”と感じ、そこから平行棒とゆかの演技を組み直し改めて磨きをかけてきたといいます。

パリオリンピックでは個人総合と鉄棒の2連覇、団体で2大会ぶりの金メダルを目指すと話す橋本選手。
現状に満足せず、さらなる高みに向かい難度をアップグレードして今大会に臨みます。

ーオリンピックに向けたコメント
「東京大会で悔しい思いをしているのでまずは団体金メダルを取って、その勢いに乗って個人総合や種目別でも金メダルを取れるようにやっていきたい。みんなで最後『金メダル取ったね』と笑い合いたい」

体操選手岡慎之助のプロフィール顔
引用元:徳洲会体操クラブHPより

2003年10月31日生まれ、岡山県出身

身長:155cm

オリンピック代表歴:初出場

近年の主な実績
2019年世界ジュニア選手権団体、個人総合金メダル、 種目別(あん馬)銀メダル、 種目別(平行棒)銅メダル

岡 慎之助選手の魅力

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2024年5月のNHK杯では一度もトップをゆずることなく初優勝!初めてのオリンピック代表に!

岡慎之助選手は4歳から体操を始め、中学卒業後、アテネオリンピック男子団体金メダリスト米田功さんが監督を務める「徳洲会体操クラブ」に所属、体操スクールでは瞬く間に頭角を現します。

そのしなやかで端麗な体操で、いまや日本の宝とまで称されるようになった新世代のホープ

2019年 高校1年生で世界ジュニア選手権を制覇。

2022年 全日本選手権に出場し予選3位通過で決勝に進出するも4種目目の跳馬で着地に失敗。
右ひざ前十字じん帯完全断裂で全治8か月の大けがを負ってしまいます。

手術後のリハビリ中は、足をメインで使わないつり輪の強化に取り組み、技の難しさを示す「Dスコア」を大きくアップさせ、日本代表が苦手とする種目をあえて武器として使いこなせるまでに体得。

2024年 4月、20歳で迎えた全日本選手権では得意種目の平行棒に加え、つり輪でも高得点をマーク、初の表彰台となる2位に入りました。

2024年 そして5月、パリオリンピックの代表選考を兼ねた体操のNHK杯では大けがからの復活を遂げついに初優勝

岡慎之助選手はパリ五輪代表の切符を手中に収め、オリンピック初出場に挑みます。

ーオリンピックに向けたコメント
「目標にしていたパリ代表を勝ち取ることができ、ケガをしても『絶対パリに行く』という思いがあったから前を向くことができたし、きついトレーニングを乗り越え結果が出せた。まずはチーム全員で力を合わせ団体金メダルを絶対に取ること、個人でも種目別平行棒で金メダルを取れるよう頑張りたい」

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1996年11月19日生まれ、千葉県出身

身長:163cm

オリンピック代表歴:2回目

近年の主な実績
2021年東京五輪団体銀メダル、 種目別(あん馬)銅メダル

2023年世界ユニバーシティゲームズ団体2位、個人総合3位、種目別ゆか優勝、平行棒3位

萱 和磨選手の魅力

引用元:kazuma_kaya
萱 和磨 Kazuma Kaya Instagramより

2023年2月、コトブスW杯では、ゆかで銀メダル、鉄棒で銅メダルを獲得。「引き続き練習し美しく失敗しない男になる」と自ら高らかに宣言!

萱和磨選手は小学2年生の時に、アテネオリンピック体操競技で冨田洋之選手の演技を見て感動し体操を始めています。

2021年 別名『失敗しない男』と呼ばれ、極めてミスの少ない安定した演技が特徴。
あん馬や平行棒を得意とし、初出場の東京オリンピック2020では日本代表キャプテンとして団体銀メダル獲得に貢献、個人でも種目別あん馬で銅メダルに輝きました。

2022年 NHK杯ではパリオリンピックを見据え、難度の高い演技構成に挑戦したものの4位に終わり、世界選手権代表入りを逃します。
ただ、それをバネに「Eスコア」(技の出来栄え点)にこだわり、“美しく失敗しない体操”を第一に掲げることで持ち前の安定感が際立つようになっていきました。

2023年 ベルギーのアントワープで開催された世界選手権では日本代表として団体総合決勝に出場。
8年ぶりの団体金メダル獲得に貢献、男子個人種目別決勝にも進出し平行棒で4位入賞を果たします。

2024年 5月に開催されたNHK杯では抜群の安定感を発揮、5種目で14点台をマークし2位に。

パリ五輪代表として2大会連続のオリンピック出場を決めました。

ーオリンピックに向けたコメント
「団体で金メダルをとることしか考えていない。大会までに5人全員で練習する期間はそんなにないが、代表合宿を大切にしてチーム力を高め、自分自身も現地に入っても変わらない自分を出せるように準備していきたい」

体操選手杉野正尭プロフィール顔
引用元:徳洲会体操クラブHPより

1998年10月18日生まれ、三重県出身

身長:170cm

オリンピック代表歴:初出場

近年の主な実績
2021 全日本体操種目別選手権 種目別(鉄棒) 3位
2021 全日本シニア体操競技選手権大会個人総合 2位、種目別(鉄棒) 1位

杉野 正尭選手の魅力

引用元:takaaki_sugino
杉野正尭 Instagramより

2024年全日本選手権間際の4月11日に投稿されたご本人インスタ動画から…。練習風景のひとコマですがとてもカッコいいです!!

杉野正尭選手は6歳で体操を始め、前述の岡選手と同じ「徳洲会体操クラブ」に所属しキャプテンを務めています。

体操選手としては高身長のスタイルを活かしたダイナミックな演技が持ち味で、鉄棒とあん馬を得意種目としています。

2022年 名称変更した体操ジャパンオープン(旧:全日本シニアマスターズ体操競技選手権)に出場した杉野選手。
本大会ではあん馬で落下しても14点台をマークするなど終始、安定した技を披露。
鉄棒においても、日本選手がほとんど取り組んでいないF難度の大技「ペガン」などをキメて個人総合で優勝。

2023年 この年、全日本種目別選手権でのあん馬では、落下せずに通した演技としては過去最高の15点100という高得点をたたき出し今大会でも見事優勝、あん馬2連覇を果たします。

2024年 5月のNHK杯では個人総合5位の成績ながら、あん馬では最高難度の「Hコンバイン」で見せ場を作り、鉄棒でも高い難度の手放し技をこなしスペシャリストとしての本領を発揮。
貢献度でパリオリンピック代表の座を掴みとりました。

杉野選手は前回の東京オリンピックで、わずか0点018及ばず代表入りを逃しており、まさに悲願のオリンピック出場となったわけで、団体総合での貢献が大いに期待される逸材です。

ーオリンピックに向けたコメント
「団体の金メダルを目指すチームの1人として最大限に自分の力を発揮できる演技をして必ず金メダルを取って日本に帰ってきたいと思う」

引用元:watarugymnast
Wataru Tanigawa/谷川航 Instagramより

1996年7月23日生まれ、千葉県出身

身長:160cm

オリンピック代表歴:2回目

近年の主な実績
2021年東京オリンピック2020体操競技団体総合銀メダル
2023年アジア競技大会2022の団体総合で銀メダル、種目別(跳馬)金メダル、(つり輪)銅メダル

谷川 航選手の魅力

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上記画像、2022年6月開催の全日本体操種目別選手権後に、谷川選手は世界体操競技選手権大会日本代表選手に選出されました。

谷川航選手は小学1年生で体操を始め、傑出した跳躍力と正確無比な着地力を誇り、ゆかと跳馬を得意とするアスリート。

2016年 全日本種目別選手権では跳馬で優勝を飾ります。
2年前高校生の時に挑んだ同大会でも、ゆかで3位となりその実力が知られるようになりました。

2017年 順天堂大学3年生で世界選手権代表に選ばれ、それから3年連続で代表に選出。

2021年 東京オリンピック2020体操競技・団体では、跳馬で世界最高難度の大技「リ・セグァン2」を決めて15点台の高得点をマークするなど、日本の銀メダル獲得に大いに貢献したのです。

2022年 世界選手権では、個人総合の6種目すべてにおいて大きなミスのない安定感の光る演技を披露、初の個人メダルとなる男子個人総合銅メダルを獲得。

2023年 この年、谷川選手は世界選手権代表落選の悔しさを味わうことに。
アジア競技大会には出場し、団体では中国(中華人民共和国)に3.397点およばず銀メダルに終わるも、種目別跳馬で日本勢45年ぶりとなる金メダルを、さらに種目別つり輪でも銅メダルを手にしています。

2024年 5月NHK杯では、跳馬で世界最高難度「リ・セグァン2」に挑戦し15点433の高得点をマーク、最終成績12位とはいえ見事オリンピック代表入りを果たしました。

東京オリンピック2020に続き2大会連続で出場が叶ったオリンピアン。
団体戦におけるチーム貢献度の高い選手として選出され、跳馬での活躍により一層の期待がかかる谷川選手。

本大会でもぜひ超絶難度の大技をクリーンに決めてほしいですね。

ーオリンピックに向けたコメント
「怪我もあり厳しい戦いでしたが、何とか日本代表に入ることができました。東京五輪の悔しさを晴らすためにもパリで金メダルを獲得して、日本に持って帰ってきたいです」

パリ2024 体操男子競技スケジュール

引用元:teamjapanjoc
TEAM JAPAN公式 Instagramより

6月に入り、パリのシンボル・エッフェル塔にオリンピックマークが設置されました。そんな名所が今大会では競技会場としても使用されます!あまりにもオシャレ過ぎる…..。

体操男子競技の実施種目

◆団体 総合
◆個人 総合
◆種目別 ゆか
◆種目別 あん馬
◆種目別 つり輪
◆種目別 跳馬
◆種目別 平行棒
◆種目別 鉄棒

体操男子競技の競技日程

以下すべて日本時間(日本はパリより7時間進む)※日程は変更になる可能性あり

7月27日(土)

18:00〜 男子予選・1班
22:30〜男子予選・2班

7月28日(日)

03:00〜男子予選・3班

7月30日(火)

00:30〜男子団体決勝

8月1日(木)

00:30〜男子個人総合決勝

8月3日(土)

22:30〜男子種目別ゆか決勝

8月4日(日)

00:15〜男子種目別あん馬決勝
22:00〜男子種目別つり輪決勝
23:25〜男子種目別跳馬決勝

8月5日(月)

18:45〜 男子種目別平行棒決勝
20:30〜男子種目別鉄棒決勝

パリ2024 最後に・・・

近代オリンピック第1回大会からすべての大会で開催されてきた体操競技。

ご紹介してきたように、パリ2024オリンピックの体操競技は、7月27日(土)から8月5日(月)にかけてパリ12区にあるフランス国内最大の屋内競技場、ベルシー・アリーナで行われます。

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1984年に建設されたベルシー・アリーナは、フランス文化とスポーツを象徴する会場のひとつ。パリ12区の景観の中で際立つピラミッド様のデザインが特徴的な建造物。

体操競技では2006年から採用となった採点方式が用いられ、技の難易度を得点化したDスコア(演技内容や難易度などの演技価値点)、演技の完成度を得点化したEスコア(演技の美しさなどを演技実施点)の合計得点で競い合うことになります。

日本にとって長年のライバルとして挙げられるのはやはり中国(中華人民共和国)。
北京・ロンドン五輪で団体連覇を果たし、本記事冒頭でも触れたとおり2022年の世界選手権でも団体金メダルを獲得している強豪国。

今回のパリでは各選手とも難度を最上級まで上げた構成が求められ、その中でいかに失敗せず最高のパフォーマンスを発揮できるかがカギとなりそうです。

わずか0.103の差で惜しくも団体銀メダルとなった東京オリンピック2020から3年。
日本は、エースの橋本大輝選手を中心に新たな顔ぶれで、リオデジャネイロ大会以来となる2大会ぶりの金メダル奪還を目指します。

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エッフェル塔で使われた鉄がメダルにあしらわれ、表彰台に上がったアスリートがエッフェル塔の一部を持ち帰れる趣向。デザインは宝飾ブランド「ショーメ」、メダルを載せるトレーおよびボックスデザインは「ルイ・ヴィトン」が手掛ける世界線…。

芸術の都パリならではの非常に精巧なデザインが施された美しいメダルが、選手一人ひとりの胸元で燦然と輝きますように…..ぜひとも皆で声援をおくりたいですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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