こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
以前は、人気お笑いコンビ・ティモンディの「じゃないほう」として認知されていた前田裕太さんの猫好きな一面が注目を集めています。
これまで、相方・高岸宏行さんの”陽キャ”スポットの陰に隠れていた前田さんに世間の関心がそそがれるようになったきっかけがズバリ、保護猫ボランティアへの参加でした。
保護猫の預かりボランティアとは期間限定で動物を預かって生活を共にし、新しい家族との出会いとお迎え入れに繋げる活動のこと。
本記事では、先住猫と暮らす自宅に保護猫を招き入れ、テレビ番組などでその生活ぶりを発信している前田裕太さんにフォーカス。
今や猫好き芸人として知られる彼が、なぜ保護猫ボランティアを続け、活動を通じて猫ちゃんたちに愛されているのか、その理由と魅力に迫っています。
どうぞ最後までお付き合いください。
猫との出会いプロセス
2019年
前田裕太さんの仕事が軌道に乗り始め、もう少し家賃をグレードアップした新たな暮らしについて考えるようになる。
2021年
ペット可の家に引っ越し、新年早々「年内に猫を飼う!」と書き初めで決意表明する。
一緒に住む対象は、「生活リズム的に波長が合いそう」と感じた猫一択に絞り込む。
ショップではなく、保護団体やブリーダーさんを介して受け入れる形がいいな、と思いを巡らせる。
自宅の先住猫ニャンズ
2021年
動物と触れ合うロケで親しくなったブリーダーさんから、「高齢で引退を考えているブリーダーがいる」との相談を受け、紹介されたそのブリーダーさんからラグドールのノエルちゃんを迎え入れる。
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~バイカラーにブルーの瞳が美しいラグドール、ノエルちゃん~
それから半月後
別のブリーダーさんから「なかなかもらい手がつかないコがいる」と持ちかけられた前田さん。
ノエルちゃんとの相性をみようと仮同居させたところ2匹ともすぐに仲良くなったため、スコティッシュフォールドのリオンくんを正式に家族の一員に招き入れる。
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~クリームタビー&ホワイトの毛色を持つスコティッシュフォールドのリオンくん~
お預かり保護猫さん
その後、猫ちゃんとのご縁は続き、テレビ番組「嗚呼!!みんなの動物園」(日本テレビ)への出演を機に、保護猫さんも交えた同居生活へと発展・・・。
2023年春~秋
初めての預かり猫、(ボランティア保護時)すでに推定10歳のエキゾチックショートヘア・むぅちゃん[別名;むぅばあ]をお迎えします。
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~おばあちゃんニャンコ、むぅばあことむぅちゃん~
2024年1月~春
この時期、同じくエキゾチックショートヘアの保護猫、ぷりゅちゃんと出会い預かることに。
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~当初、人や他の猫との関わり方を知らなかったぷりゅちゃん~
2024年暮れ
口元のホクロがチャームポイント、頭頂部から額にかけ「八」の字模様がパッツン前髪みたいな保護猫モンローくんと共同生活スタート。
色によって性格が異なるといわれる猫、その中でも白黒のハチワレは”生命力が強い”とされています。
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~巷の噂で「かまいたちの濱家さん似」といわれるモンローくん~
ニャレ兄と呼ばれるワケ
以前から、多趣味で知られる前田裕太さん。
TV番組の預かり猫シリーズでは、猫ちゃんたちへの扱いもさることながら、お料理上手な側面が視聴者の心を捉えました。
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~得意料理はイタリアン、トマトベースのレシピは数知れず~
ひとりでも手を抜かず、いつもパパっと手際よく気の利いた一品を作っては、心豊かにお食事時間を愉しむ。
そんなシンプルだけどセンスあふれる暮らしが評判を呼び、いつしか付いたあだ名が「ニャレ兄」。
ネコニャンズへの深い愛情とともに、オシャレに生活をenjoyする、兄貴(アニキ)。
前田裕太さんを表すのにピッタリのネーミングを体現するかのような日々を送っているのです。
猫という種族に愛される理由5選
コンビの相方・高岸さんの前向きで明るい性格とは異なり自らを内省的と自己分析する前田裕太さん。
確かになんとな~く前田さんご自身が猫タイプのような気もしますが、実際のところ猫に好かれやすい人・避けられがちな人、それぞれには特徴があるようです。
ということで以下に、これまで番組内で前田さんが何気なくとってきた猫に懐かれる行動や態度、付き合い方などを集めてみました。
さまざまなエピソードから猫に愛される理由を明らかにしていきましょう。
ノエルちゃん
~ラグドールとは「ぬいぐるみ」の意味、大きいコでおよそ12キロ前後にまで成長します。長毛種ですがお手入れは意外と手間いらずなんですよねぇ…思わず吸い込まれそうに明るいスカイブルーの瞳が魅力~
リオンくん
~スコティッシュフォールドはタレ耳にまん丸お目目が人気ですが、立ち耳にシャープなアーモンド・アイのコだって十分個性豊かで魅力的なのです~
愛される理由 sel.1
猫の気持ちに寄り添える人
猫はちょっと見クールで、同居する人間の存在をスルーしているのではと感じることがありますが、実はそうとも言い切れないツンデレな部分も持ち合わせています。
気分によってスキンシップや声掛けはしてちょーだいと自らすり寄ってくるフシがあるのです(笑)。
ただしそこは気まぐれな猫。
人とのふれ合いを望んでいる時と求めていない時を見極め、その気持ちに寄り添い上手く汲み取ってあげられる人を猫は直感的に見抜き懐いてしまう生き物。
保護猫のぷりゅちゃんの場合、預かる以前まで人はおろか他の猫と接する機会はほとんどなく、感情を表現することにも不慣れでした。
そこで前田さん、一緒にいるときはできるだけ心地よく感じてもらえるよう心がけます。
目の届く場所にさりげなく陣取り、くつろぎを感じ取ったときだけ優しく撫でたり話しかけたりするうちに、いつしか傍らで過ごしてくれることが多くなっていったといいます。
しだいに好奇心のまま、自由に家の中を動き回るようになったぷりゅちゃん。
人と暮らすことでもたらされた安心感から、人への甘え方を覚え、そのうち先住猫のノエルちゃん、リオンくんとも仲良く遊ぶようになったぷりゅちゃんなのでした。
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~預かった保護猫・ぷりゅちゃんを瞬く間にメロメロにしてしまった前田マジック~
愛される理由 sel.2
猫の習性に沿ったコミュニケーション術
以前のインタビューで前田さんは、「人からじっと見られるのが苦手で会話中も視線を逸らしちゃう」と話すことがありました。
そして猫も本来、人と目を合わせるのが苦手。
野生の猫同士であればジッと見つめ合うのは威嚇のサイン。
相手から目をそらさず様子をうかがって攻撃のタイミングをはかります。
人が猫ちゃんと交流する時はあまり目を見つめ過ぎないようにして、気持ちを伝える際にはゆ~っくりと目を閉じたり開いたり…”まばたき”を繰り返すと思いが通じると言われています。
コミュニケーションを取る際に目を見合わせないことで、猫ちゃん側が敵意を示さない相手として受け容れやすくなるのでしょう。
前田裕太さんは図らずも、猫に応用の利くコミュニケーション術を、対人間関係においてずっと実践されてきたことになりますね。
愛される理由 sel.3
猫のペースを尊重した接し方
もともと「にぎやかな雰囲気は得意じゃない」と洩らしてきた前田裕太さん。
そんな彼の日常には、大きな物音を立てたり周りへの配慮もなく急に立ち上がるといった荒っぽい動作は一切見当たりません。
先の密着映像を見ても、猫に対し前田さんのほうから過度なスキンシップをとることはありません。
基本はあくまでも猫のペースに合わせ見守るスタンス。
猫が膝の上に乗ってきてくれたときは一緒に遊び、猫が自分で好きなように時間を過ごしているときは邪魔をしたくないなとそっとしておく…。
「共同生活の仲間であり、人も猫も同じ生き物」
このような考えのもと猫のペースを尊重して暮らす人は、つくづく猫に愛される人なのでしょう。
愛される理由 sel.4
ストレスを与えない付き合い方
声を荒げずいつも優しく穏やかに接する前田さんには、人慣れしていない気難しい保護猫ちゃんも安心して心を開きます。
知らぬ間に距離が詰められ、気づいてみれば猫にストレスのない環境がつくり出される世界線。
初めて預かった保護猫むぅちゃんの猫種はエキゾチックショートヘア。
ペルシャに起源を持ちますが、ペルシャの顔の特徴を引き継いでおり、目の周りに涙が溢れてしまう流涙症や鼻が低いことによる鼻炎や鼻づまりになりやすく、顔周りのこまめなお手入れが欠かせません。
けれどもむぅちゃん、人から丁寧なお世話や手をかけてもらった経験にとぼしい、生まれて10年余り(人間でいうと60歳くらい?)という身の上…。
はじめは顔を触られるのさえ、頑な(かたくな)に嫌がっていました。
前田さんはそんなむぅばあのために、抱っこしない「顏拭き法」を研究し始めます。
そして、猫が落ち着いているひとときを見計らい、”何度も試してはやり直す”を繰り返した結果ーー。
おやつを手に静かに近づき、むぅちゃんが差し出されたおやつに気を取られている合間にササッときれいに顔をぬぐってしまうスーパーテクニックを習得。
2か月に及ぶトライアンドエラーを経てマスターしたこの技(ワザ)。
無事、はじめての保護猫ちゃんとも信頼関係を築くことに成功したのでした。
譲渡会では日頃の行き届いたお手入れの甲斐もあってか、良い里親さんとの巡り会いにも一役買ったようです。
愛される理由 sel.5
適度な距離感でパーソナルスペース保持
猫との共同生活で垣間見える前田裕太さんとニャンズとの絶妙な距離の取り方や縮め方に心癒やされる視聴者も多いようです。
猫がひとりでいたい時、無理やり抱きかかえたり触ろうとすれば彼らに嫌われかねません。
また猫というヒトたち(正確にはヒト科ではないけどネ)は、自分たちに苦手意識を持つ人や接点が薄い人間を敏感に察知する能力に長け、見知らぬ相手が近付いて自らのテリトリーやパーソナルスペースに侵入した際は断固シビアに対応する生き物。
猫が我が身の危険を感じすぐに逃げ出せる距離間隔は、おおよそ2m。
この臨界点に一切の配慮なくドスドスと土足で踏み入るような人間は、間違いなく猫にとっての天敵になり得るでしょう!
そんな猫本来の習性を知ってか知らずか、いつだって前田裕太さんは、そう…まるでキャット界のエキスパートのごとく立ち回ってきました。
猫の恐怖心を和らげるため姿勢を低く構え、目線の高さを合わせることでニャンズに警戒心を抱かせず、人と猫が同等の存在であることをアピールし続けてきたのです。
まとめ
今回は、これまでの対外的に知られた人物イメージ…。
抜群の身体能力とクラリティな頭脳を併せ持つティモンディ・前田裕太さんとはまた別の、プライベートな一面にズームアップ。
実生活において猫という種族に愛される理由について探ってみました。
先住猫への愛情のかけ方、そして人との関係に不慣れな保護猫に対する近づきすぎず、離れすぎず、一定の距離を保ちながら関係を積み重ねていく前田さんの姿勢は大いに共感できるものでした。
猫との絆を築くため、人を理解するのと同じように向けられるやさしい眼差しは、言葉を持たない猫ニャンズの心にも深く沁みとおるものなのかもしれませんね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。