こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
開催まであと1年を切った『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2026』。
WBC2026では、20か国の代表チームが、4 POOL(4 プール A,B,C,D)に分かれたグループに5チームずつが配属され、1次ラウンドをトーナメント方式で戦います。
その中のPOOL D に属し、強豪国のドミニカ共和国、ベネズエラ、イスラエル、ニカラグアと同組になったオランダ。
現在MLBには、次回WBC代表メンバー入りの可能性がある現役メジャーリーガーは、はたしてどれくらいいるのでしょうか。
ということで本記事では、オランダ出身、または同国にルーツやゆかりがあるメジャー現役選手を紹介していきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
オランダにゆかりのあるメジャーリーガー
オランダ領アルバ出身
アルバは西インド諸島、南米ベネズエラ沖に浮かぶ島で、オランダ王国の一つ。本土オランダ(ヨーロッパ・オランダ)、キュラソー、シント・マールテンと並んでそれぞれが国と呼ばれ、共に対等な立場で「オランダ王国」を構成しています。
ザンダー・ボガーツ
2013年
第3回WBCには弱冠20歳でオランダ代表として出場。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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パドレス(内野手) | 1992年10月1日(32歳) | アルバ、オオランダ | アルバ自治領サンニコラス |
解説 |
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WBCには、2013年、2017年、2023年大会と3度ともオランダ代表として出場。国際的な大会歴は他に2011年、第39回IBAFワールドカップ・オランダ代表にも選出。ヨーロッパ代表として73年ぶりに優勝。栄誉を称え代表全員に「サー」の爵位が贈られ、同選手にも授与された。 |
チャドウィック・トロンプ
チャドウィック・トロンプ選手はブレーブス在籍時、2025年のスプリングトレーニングで結果を出し開幕ロースター入り。ところが2試合出場したところで他選手復帰に伴いDFAとなり2日後にFAに。
今季4月中旬からオリオールズとマイナー契約し、現時点では傘下のチームでプレー。今後のメジャー昇格に期待を込め当メンバーリストに加えています。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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オリオールズ傘下(捕手) | 1995年3月21日(30歳) | オランダ | アルバ自治領オラニエスタッド |
解説 |
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WBCは2017年、2023年と2大会続けてのオランダ代表選出。前回大会では4試合、1本塁打、打率.286と奮闘。他国際大会は、2019年のWBSCプレミア12にオランダ代表チームとして出場。獲得メダルでは2016年、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)主催のヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表に選ばれ金メダルに輝いた実績も。 |
オランダ王国キュラソー出身
前述の「オランダ王国」を構成する4つの中の一国。ベネズエラ北のカリブ海に位置する島。オレンジ果皮のリキュール、キュラソー酒の産地としても有名です(関係ない)。
オジー・アルビーズ
2025年
開幕戦初戦では「5番・二塁手」でスタメン出場。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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ブレーブス(二塁手) | 1997年1月7日(28歳) | オランダ | オランダ領アンティル自治領ウィレムスタッド(現キュラソー) |
解説 |
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2017年8月メジャーデビューのブレーブス生え抜き。これまで二塁手部門でシルバースラッガー賞を2度受賞している。昨季2024年は4月に死球を受け足指骨折、さらに7月には試合中の接触事故で左手首を骨折する悲運に見舞われた。今季は開幕から1ヶ月で30試合に出場。現時点で来年のWBCに対する本人の意向は不明。 |
ケンリー・ジャンセン
2017年
WBCはこの第4回大会以降、出場はなし。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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エンゼルス(投手) | 1987年9月30日(37歳) | オランダ | オランダ領アンティル自治領ウィレムスタッド(現キュラソー) |
解説 |
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WBC出場歴は2009年の第2回大会から、2013年、2017年の3度。そのうちの2013年大会は当初、前年の不整脈手術を考慮し辞退したもののオランダ代表がベスト4となり決勝ラウンド進出。負傷離脱した選手に代わり決勝ラウンドから急遽追加招集をかけられた。はたして来年、2026年大会への出場はあるか。 |
ジュリクソン・プロファー
2017年
WBC出場はレンジャーズ時代に2度にわたって経験。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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ブレーブス(外野手) | 1993年2月20日(32歳) | キュラソー、オランダ | オランダ領アンティル自治領ウィレムスタッド(現キュラソー) |
解説 |
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WBCは2013年開催の第3回大会から、2017年、前回2023年と連続3度オランダ代表に選出。昨季はパドレスでキャリアハイとなる成績を残し、自身初のシルバースラッガー賞も受賞。2025年は新天地で3年契約を結んだ矢先、薬物規定違反により80試合の出場停止処分を受けることとなった。 |
セダン・ラファエラ
2025年
今シーズン開幕から1ヶ月が経過し、これまで2本塁打を放っている。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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レッドソックス(外野手) | 2000年9月18日(24歳) | オランダ | オランダ領アンティル自治領ウィレムスタッド(現キュラソー) |
解説 |
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2017年アマチュアFAでプロ入りし、翌18年にプロデビュー。昨シーズンオフ、球団と8年の長期契約延長に合意。2025年シーズン開幕初戦では「9番・中堅手(センター)」で先発出場も果たした。これまでのキャリアにおいて、主だった代表歴はなし。来年WBC2026に対する本人の意向も不明。 |
オランダにルーツを持つ選手
WBCでは国籍や出生、永住権、親のルーツなどで出身地とは異なる代表資格を得て出場する可能性があります。そんな要件に当てはまる選手もご紹介。
リッチー・パラシオス
2025年
今季は開幕後の4月17日、ヤンキース戦に出場。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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レイズ(外野手、二塁手) | 1997年5月16日(27歳) | アメリカ合衆国 | ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区 |
解説 |
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ニューヨークのブルックリン出身で国籍もアメリカ。主な代表歴でいうと、母親がキュラソー出身ということからオランダ代表としてWBC2023年大会に出場。MLBではガーディアンズ時代の2022年4月中旬にメジャーデビュー。昨季からレイズに移籍している。 |
ジョシュ・パラシオス
2023年
前回WBCでは4試合に出場し、1打点、1盗塁。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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ホワイトソックス(外野手) | 1995年7月30日(29歳) | アメリカ合衆国 | ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区 |
解説 |
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前述のリッチーは2歳違いの弟。2023年のWBCでは兄弟共にオランダ代表に選出された。2025年、パイレーツのスプリングトレーニングで結果が出せずFAに、その後4月にWソックスとマイナー契約したあとにメジャー契約を交わし、アクティブロースター入りを果たしている。 |
以上、来年に控えるWBC2026代表メンバー入りに期待のかかる現役メジャーリーガーを紹介しました。
この先、正式にオランダ代表のラインアップ等が発表され次第、メンバーらのMLB今シーズン成績などもお届けしていきますので是非チェックしに来てください。
本記事は随時更新し、フレッシュな情報を皆さまと共有してまいります。