こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
開催まであと1年を切った『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2026』。
WBC2026では、20か国の代表チームが、4 POOL(4 プール A,B,C,D)に分かれたグループに5チームずつが配属され、1次ラウンドをトーナメント方式で戦います。
そのうちのPOOL B に属し、ドリームチーム結成が濃厚なアメリカを筆頭に、メキシコ、イタリア、ブラジルと同組になったイギリス。
同国代表にはイギリスにルーツを持つアメリカ人のほかにも、WBC特有のルールによって出場資格を得たさまざまな代表メンバーが選出されることでしょう。
ということで本記事では、イギリスにゆかりのあるプロの野球選手をピックアップ。
次回、WBC2026代表メンバー入りの可能性がある彼らにフォーカスを当て紹介していきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
ベースボール(野球)イギリス代表
イギリスにおける野球ナショナルチームの歴史は意外に古く、国際野球連盟(IBAF)が行っていた野球のワールドカップには1938年の第1回大会に出場して優勝。
WBSCヨーロッパ(世界野球ソフトボール連盟の欧州組織)主催のヨーロッパ野球選手権大会では、2023年に16年ぶり3度目の準優勝。
Embed from Getty Images 2023年
前回大会1次ラウンドに臨むイギリス代表とアメリカ代表。
WBC/イギリス代表これまでの成績
そして2006年創設のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)については、初めて予選が導入された2013年開催の第3回大会から参加していました。
下記表に示すとおり、初となる本大会出場は前回の2023年第5回大会。
アメリカとの初戦を落とし、続くカナダ戦で2連敗。その後のコロンビア戦では勝利し、初出場にして大会初勝利。最終成績はグループ(POOL)4位となり、次回WBC2026の参加権を予選免除で獲得。
◆ WBC イギリス代表これまでの成績
回 | 開催年 | 結果 |
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1 | 2006 | 不参加 |
2 | 2009 | 不参加 |
3 | 2013 | 予選敗退 |
4 | 2017 | 予選敗退 |
5 | 2023 | 1次ラウンド敗敗退 |
6 | 2026 | 出場権獲得 |
WBC2026/イギリス代表候補
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前回、MLBダイヤモンドバックス本拠地チェイスフィールドで行われた一戦。
記事冒頭でも少し触れたようにWBCには独自ルールが存在しており、条件をクリアしていれば出場可能な仕組み。
同国はこれまで、予選から代表メンバーにイギリス系アメリカ人、旧イギリス領バハマ出身選手なども名を連ねてきた歴史があります。
初出場を果たした2023年第5回大会予選でも、国籍や両親の出生などイギリスにゆかりのある選手らで戦い3連勝。初となる本大会進出を決めました。
そんな中、WBC2026に向けてはMLBでも奔放な言動で知られるジャズ・チザムJr.(ヤンキース)が、代表メンバーのひとりとして名前が挙がっているとの情報が…。
さっそく同選手も含め、イギリス代表チーム候補者たちを見ていきましょう。
ジャズ・チザムJr.
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Dバックス傘下時代。これより2年半前の18歳の時、WBC予選に出場。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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ヤンキース(遊撃手、二塁手、中堅手) | 1998年2月1日(27歳) | バハマ | ニュープロビデンス島ナッソー |
解説 |
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母国バハマは英語圏に属し旧イギリス領だったことから、WBCルール上で代表資格を有する。実際に同選手は、WBC2017年大会予選に同国代表として出場した経験も。昨季は移籍後初めて三塁手としてプレーし、キャリアハイとなる147試合に出場。チームの地区優勝にも貢献した現役メジャーリーガー。 |
ハリー・フォード
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20歳で出場した前回WBCのカナダ戦では1番打者でホームラン。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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マリナーズ傘下(捕手) | 2003年2月21日(22歳) | アメリカ合衆国、イギリス | アメリカジョージア州アアトランタ |
解説 |
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両親がイギリス人であり、イギリスと出生地のアメリカ合衆国との二重国籍を持つ。そのため前回大会のWBC2023はイギリス代表で参加。同大会1次ラウンドでは2戦目のカナダ戦で初ホームラン、続くコロンビア戦でもアーチを描き、代表初勝利に一役買った功労者ともいうべき存在。 |
マイケル・ピーターセン
Embed from Getty Images 2023年
チームUSA戦ではリリーフ投手として投球した。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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ブレーブス傘下(投手) | 1994年5月16日(30歳) | アメリカ合衆国 | イギリス ミドルセックス |
解説 |
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アメリカ人の父とナイジェリア人の母との間にロンドンで生まれ、1歳の時にカリフォルニアへ引っ越す。WBC2023ではイギリス代表として登板。米国戦で1イニングを無失点に抑え、ノーラン・アレナドから三振を奪い注目を浴びた。昨季はドジャースで山本由伸のIL入りに伴いメジャーにコールアップ。MLBデビューを飾った。 |
ガブリエル・リンコーネスJr.
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フィラデルフィア・フィリーズ Photo Day
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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フィリーズ傘下(外野手) | 2001年3月3日(24歳) | アメリカ合衆国 | アメリカフロリダ |
解説 |
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スコットランド系アメリカ人。ベネズエラ人の父はかつてマリナーズ傘下に所属した投手で、同選手が6歳の時に一家でスコットランドに移り住んだ。2022年フィリーズからプロ入り。昨季24シーズン、マイナーで長打率.544はチームトップ、11本塁打はチーム3位タイ。今季スプリングトレーニングでも好成績を残している。 |
マット・コパーニアク
Embed from Getty Images 2023年
前回WBCの第5回大会は25歳で出場。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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カージナルス傘下(外野手) | 1998年2月8日(27歳) | アメリカ合衆国 | イギリス ロンドン |
解説 |
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イギリスのロンドンで生まれ、アメリカ合衆国マサチューセッツ州で育った。2023年のWBCではイギリス代表に選出。学生時代はドラフトでは指名されず、2020年6月にカージナルスと契約してプロ入り。22年8月には打率.371、6本塁打、22打点の活躍で球団傘下内でのプレイヤーズ・オブ・ザ・マンスに選出されたことも。 |
BJ・マレー
Embed from Getty Images 2023年
前回大会は23歳で初選出。コロンビア戦で打席に立った。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 | 出身地 |
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カブス傘下(内野手) | 2000年1月5日(25歳) | バハマ | ニュープロビデンス島ナッソー |
解説 |
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前述のジャズ・チザムJr.と同じバハマのナッソーで生まれ、14歳の時にアメリカ合衆国フロリダへ移住。WBC2023にはイギリス代表として出場した。マイナー5シーズン目となるキャリアスタッツは、ここまでで打率.249、43本塁打、191打点、OPS.782。 |
以上、来年に控えたWBC2026代表入りに期待がかかるプロの現役野球選手たちを紹介しました。
この先、正式にイギリス代表のラインアップ等が発表され次第、メンバーらの今シーズン成績などもお届けしていきますので是非チェックしに来てください。
本記事は随時更新し、本大会までの間フレッシュな情報を皆さまと共有してまいります。