PR

MLB2025 昨季ゴールドグラブ受賞若手選手!守備部門ベスト5紹介

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。

MLB2025年の開幕を前に、昨季2024シーズンに守備部門のベストナインに相当する「ゴールドグラブ賞」に輝いた受賞者の中から注目選手をピックアップ

本記事では、今季も引き続き守備面において卓越したスキルを発揮するであろう若きメジャーリーガー各ポジション別に紹介します。

どうぞ最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

MLB2025 守備部門に期待がかかる選手5人

冒頭で述べたとおり、優れた守備を評価し贈られる賞、「ゴールドグラブ賞」(正式名称;ローリングス・ゴールドグラブ賞)。

各チームの監督やコーチの投票で、両リーグ各ポジションから選出されます。これまでの最多受賞はグレッグ・マダックス(投手)の18回です。

ではここからはベテラン勢や大スターを除き、意外とメジャーに精通したファンほどには知られていない若手名スラッガーを選りすぐってお届け!

Embed from Getty Images 2024年。
サンフランシスコ・ジャイアンツ Photo Day ポートレート。

DOB:1999/05/29(25歳)
出身地:アメリカ合衆国ノースカロライナ州
身長:182.9cm
背番号:14

パトリック・ベイリー選手はノースカロライナ州立大学から2020年、ジャイアンツ入り。

傘下のチームで捕手として守備に頭角を現します。米データサイト『Baseball Reference』によると、2024年メジャーリーグ全体の盗塁阻止率は20.99%で23年が19.82%。
そんな中、2022年にマイナーリーグとはいえ盗塁阻止率30%を記録しゴールドグラブ賞を受賞。

23年5月、メジャー契約を結び同日のマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビューを果たしました。

Embed from Getty Images 2023年。
メジャーデビュー戦を前に多くのメディアから囲み取材を受ける23歳。

2024年シーズン、素晴らしいパフォーマンスにより自身初のMLBゴールドグラブ賞を受賞し、捕手(キャッチャー)としての力量を証明。

Embed from Getty Images 2024年。
ブレーブスのマット・オルソン選手(背番号28)を本塁でアウトに仕留める。

守備力は申し分なし、さらなる飛翔の鍵は攻撃力。スキルを打撃面にも応用できれば圧倒的存在に。

Embed from Getty Images 2024年。
バッテリーを組んでいた現ドジャースのスネル投手とダグアウトでデータ分析中⁈

NPBの現日ハム監督、ビッグボスこと新庄剛志氏が日本人として初のワールドシリーズ出場選手となったことでも知られる伝統の球団。はたして再起を誓うチームにとっての起爆剤となるか…。

同地区の宿敵・ドジャースとのプレイオフをかけた対戦カードにも期待が集まります。

Embed from Getty Images 2025年。
アリゾナ州スコッツデール・スタジアムでの春季トレーニングで準備万端。
Embed from Getty Images 2025年。
ミルウォーキー・ブルワーズ Photo Day ポートレート。

DOB:1999/11/21(25歳)
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州
身長:182.9cm
背番号:2

2014年中学生のときに、*WBSC U-15のアメリカ代表に選出され大会MVPを獲得。高校時代も主だった国際大会に出場し、高い評価を受けてきたブライス・トゥラング選手。
*WBSC U-15;13歳から15歳を対象に各国・地域代表選手で競われる野球のワールドカップ

bturang1
2017年。
高校生でWBSC U-18野球ワールドカップ出場しアメリカ優勝に貢献。

23年は6本塁打を放ち、本拠地ウィスコンシン州のニックネーム ”チーズヘッド” にちなんだ「巨大チーズヘッド」を被りセレブレーション!。これはもともとNFLのグリーンベイパッカーズが行なっていたのをブリュワーズも取り入れたものなんだとか(笑)。

Embed from Getty Images 2023年。
このシーズン、エンゼルスの本塁打者は「兜」を被ってセレブレーションを受けていましたね。

24年は打撃面で改善が見られたほか、盗塁でも傑出した才能を発揮。ナ・リーグのデラクルーズ67盗塁、大谷59盗塁に次ぐ50盗塁をマークし3位。ちなみにア・リーグはカバレーロ44盗塁がトップで盗塁王を手にしています。

さらに2024年シーズンは守備の貢献が際立ち、リーグトップの*DRS+22を記録。
*DRS;守備力を評価する指標(平均DRSは「0」、「+10や20」は優秀、「-5」は平均的野手と比べ5点余計に与えたことを意味)

Embed from Getty Images 2024年。
ドジャース戦、二塁に滑り込むオオタニ選手(17番)との熱き攻防。

自身初のタイトルとなるゴールドグラブ賞、さらにはファン投票によるプラチナ・ゴールド・グラブ賞も受賞するなど目覚ましい進化を遂げています。

excel_baseball
2024年。
2011年創設の「プラチナ・ゴールド・グラブ賞」はファンによる選出なのが意義深い。
e.tovar11
2023年。

DOB:2001/08/01(23歳)
出身地:ベネズエラ
身長:182.9cm
背番号:14

ベネズエラ出身の弱冠23歳、MLBの花形ポジション「SS」を守る若き新星エセキエル・トーバー選手。2017年にプロ入りし、ロッキーズ傘下のマイナーリーグで活躍。

22年シーズン途中でメジャー昇格を果たし、そのデビュー日に先発出場するといきなりの初2安打。また守備の評価も高く、翌シーズンには21歳で遊撃手/SS(ショートストップ)レギュラーの座をつかみとります。

Embed from Getty Images 2022年。
パドレスとのメジャーリーグデビュー戦、2回にシングルヒットを打つ。

実質2年目となる2024年シーズンにはゴールドグラブ賞を初受賞。

打撃面でもチームトップの26本塁打を記録し、長打力もついてきました。打率、本塁打、打点ともにデビューからは着実に数字を伸ばしてきています。

Embed from Getty Images 2024年。
本拠地クアーズ・フィールドは高地にあり空気が薄く打球が飛びやすい ”打者天国” として有名。

2024年3月、22歳でロッキーズと2030年まで7年総額6350万ドル(約96億8000万円)で契約延長。

Embed from Getty Images 2024年。
打撃面では選球眼に課題を抱えつつも、遊撃手としての守備範囲は一級品。

球団としての成績は2022年から3年連続の地区最下位で低迷期が続いていますが、同選手をはじめとする20代若手が頭角を現してきており、今後に期待の持てるチームです。

mlbvenezuela
2024年。
MLBベネズエラの取材に応えフィールド内でトーバー・ファミリーの記念フォト。
Embed from Getty Images 2024年。

2017年にアストロズと契約し傘下のチームでプロデビューしたウィルヤー・アブレイユ選手。それから5年後の22年、シーズン途中に交換トレードによってボストン・レッドソックスへ移籍しました。

DOB:1999/06/24(25歳)
出身地:ベネズエラ
身長:177.8cm
背番号:52

2023年は開幕前のスプリングトレーニング中に左足ハムストリングを痛め出遅れてしまい、回復後はマイナークラス最上位AAA(トリプル・エー)級ウースター・レッドソックスでプレー。

Embed from Getty Images 2023年。
太もも負傷前、レッドソックス春季トレーニングでのポートレート。

AAA級ウースターでは86試合に出場して結果を残し、ポストシーズンのマイナーリーグ・オールスターにも選出。同年8月にメジャー初昇格を果たしデビュー戦で初安打を記録しています。

Embed from Getty Images 2023年。
太もも負傷前、春季トレーニング中ノースイースタン大学との試合前に吉田選手らと国歌斉唱(左端)。

2024年シーズン打撃面では15本塁打、なかでも4月のパイレーツ戦で放った“超・特大砲”はそのままスタジアムの外へ消えていく場外アーチに。そのあとすぐのファンによる「ボール争奪バトル」はかなりのインパクト・シーンとなりましたね。

2024年。
レギュラーシーズン開幕日、フィールドでファミリーフォト。

守備面ではメジャーデビューから実質1年目でゴールドグラブ賞を初受賞。同じく守備アワードの一つ *セイバーメトリクス専門家による「フィールディング・バイブル賞」にも輝いています。
*セイバーメトリクス;野球データを統計学的見地から客観的に分析し選手の評価や戦略を考える分析手法のこと

ただ、2025年シーズンは吉田選手の外野手起用の可能性が示唆されるなど、チームのポジション争いが激化しそうな気配が濃厚のようです。

wilyerabreu & redsox
2024年。
ゴールドグラブ賞(外野手部門)フォトコール。
Embed from Getty Images 2025年。
クリーブランド・ガーディアンズ Photo Day ポートレート。

DOB:1999/06/24(27歳)
出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州
身長:175.3cm
背番号:38

最後にご紹介するのは、日系の母を持つアジア系アメリカ人のスティーブン・クワン選手。幼少期、山形出身の祖母の家で、当時マリナーズ所属のイチローをテレビ中継で観て育ったのだそう。

Embed from Getty Images 2018年。
ドラフト5巡目(全体163位)でインディアンスにプロ入り。傘下のルーキー級チームで活躍。

2022シーズンはメジャーデビュー月の4月にいきなりルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞。オフにはゴールドグラブ賞のほかに、フィールディング・バイブル賞(同賞は23年も受賞)も獲得。

また同年、当時エンゼルスの大谷選手から試合前のウォームアップ中にWBC23日本代表入りのスカウトを受けたことも。ただ、*WBCの規定する資格に満たず出場は叶いませんでした。もしクリアしていれば侍ジャパンの一員としてヌートバー同様の人気を集めたことでしょう。
*WBCの規定;①本人または親のどちらかが当該国籍を持っている②本人または親のどちらかが当該国生まれ、といった要件が定められている

Embed from Getty Images 2022年。
ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)で本塁打を放つなどア・リーグ中部地区優勝に大きく貢献。

2024年はオールスターにも選出、そしてゴールドグラブ賞(外野手部門)は前出の初受賞4名とは異なり、MLB1年目から3年連続3度目の受賞で、これは10年連続のイチロー、ノーラン・アレナドに次ぐ史上3人目の快挙。

Embed from Getty Images 2024年。
ロイヤルズ戦を制し外野手同士で集まってスゴ技ジャンピング・セレブレーション!!(真ん中38番)

輝かしい受賞歴を誇りながらも、よくよく考えてみればまだ27歳。2025年シーズンはさらなる飛躍に期待が高まります。

skwanzaa
2024年。
11月に恋人のサマンサさんへエンゲージリングを贈った模様…お二人の顔の対比(笑)。

ーー以上、今回はMLB2025年開幕を前に、昨季2024シーズンの優れた守備を表彰する「ゴールドグラブ賞」受賞者の中から、選りすぐりの若手ホープ5人を紹介しました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました