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Embed from Getty Images 1923年
ベーブ・ルース(左)とジャイアンツ監督で元選手のジョン・マグロー(右)。
2025シーズン終了後の監督たちの行方
メジャーリーグベースボール(MLB)はオフシーズンの監督たちの解任や解雇について、2025年シーズン終了後の初日に第1弾を発表。
続けて第2弾でも各チーム事情とも絡め同様のニュースについて報じています。
来シーズン、メジャーリーグの各チームで次の監督候補となるのはいったい誰でしょう?
米スポーツ専門ネットワークESPNでは、現任監督の動向を追跡し、さらに後任のトップ候補を紹介していました。
さっそく見ていきたいと思います。
2025年シーズンオフ監督の去就
ESPNが監督交代劇の対象としてピックしたのは5チームあります。
❶サンフランシスコ・ジャイアンツ
❷ミネソタ・ツインズ
❸テキサス・レンジャーズ
❹ロサンゼルス・エンゼルス
❺アトランタ・ブレーブス
2025年シーズンを終え各チーム監督の去就はどうなった?
監督たちの動向
❶ジャイアンツはボブ・メルビン監督を解任
❷ツインズはロッコ・バルデッリ監督を解雇
❸レンジャーズのブルース・ボウチ監督は任期満了にて復帰しない
❹エンゼルスのロン・ワシントン監督とレイ・モンゴメリー暫定監督の解任
❺ブレーブスのブライアン・スニッカー氏は来季復帰しない意向を示す
それぞれ詳しく見ていきます。
2026年シーズン監督交代のあるチーム
サンフランシスコ・ジャイアンツ
2025年監督:ボブ・メルビン 1961年10月28日生まれ(63歳)
捕手として現役引退後は、メジャーリーグ7つの球団で監督・コーチを務め、両リーグでの最優秀監督賞も受賞した華々しい経歴。
メルビン氏は、今夏2026年シーズンのオプションを行使したにもかかわらず、球団側が解雇を選択したためチームを去ることに。
率いた2シーズンの成績
●2024年ナショナルリーグ西地区4位
●2025年同3位
●24年、25年(80勝82敗、81勝81敗)合計161勝163敗
ジャイアンツは2021年に107勝(55敗)を挙げ地区首位に立って以来、勝ち越しや地区3位以上の成績でシーズンを終えていません。
2026年シーズンの有力な監督候補者は?
有力候補は8名 | |
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クレイグ・アルバーナズ | 以前、同球団のブルペンコーチ・捕手コーチ |
ダスティ・ベイカー | ジャイアンツ、アストロズの元監督 |
ブルース・ボウチー | 2023年から2025年までレンジャーズ監督 |
ボビー・クロスビー | 元MLBプレーヤー、現アスレチックス一塁コーチ |
ライアン・フラハティ | 元プロ野球選手、現カブスのベンチコーチ |
マーク・ホールバーグ | 現ジャイアンツ一塁コーチ |
ニック・ハンドリー | 元MLB捕手、レンジャーズのGM特別アシスタント |
トニー・ヴィテロ | 現テネシー大学の野球部監督 |
ミネソタ・ツインズ
2025年監督:ロッコ・バルデッリ 1981年9月25日生まれ(44歳)
バルデッリ氏も、2026年シーズンのオプションを行使した後に球団が解雇。
イタリア系アメリカ人であることや類似したプレースタイルなどから「ジョー・ディマジオ2世」と呼ばれ、8シーズンをプレーした元MLB選手。
就任1年目でチームを9年ぶり地区優勝へと導いた手腕が評価され、最優秀監督賞を受賞したことも。
任期6年間の成績
●2019年-20年、2023年ア・リーグ中地区1位優勝
●2021年同5位
●2022年同3位
●2024年同4位
●2025年70勝92敗で同4位
2026年シーズンの有力な監督候補者は?
有力候補は7名 | |
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クレイグ・アルバーナズ | 現在ガーディアンズのアソシエイトマネージャー |
カイ・コレア | 現ガーディアンズのフィールドコーディネーター兼守備、走塁、ゲーム戦略担当ディレクター |
トリイ・ハンター | 元ツインズ選手、現エンゼルスのGM |
ジェームズ・ロウソン | 現ヤンキースの打撃コーチ |
デレク・シェルトン | 2025年5月までパイレーツ監督 |
ドリュー・ブテラ | 元ツインズ選手、現Wソックス捕手コーチ |
ジェイス・ティングラー | 現ツインズベンチコーチ、パドレス監督歴あり |
テキサス・レンジャーズ
2025年監督:ブルース・ボウチー 1955年4月16日生まれ(70歳)
監督として初の異なる3球団でリーグ優勝、史上3人目の両リーグでのワールドシリーズ優勝、および監督史上6人目となるワールドシリーズ制覇4度に導いた名将ボウチー氏。
球団側との合意により、任期満了に伴い今季をもって退任。ただ顧問としてフロントオフィスのポジションには就くようです。
任期3年間の成績
●2023年球団創設63年目で初のワールドシリーズ優勝
●2024年ア・リーグ西地区3位
●2025年81勝81敗と勝率.500を達成、通算249勝237敗

今回決まったレンジャーズの2026年シーズン監督は?
2026年監督:スキップ・シューメイカー 1980年2月3日生まれ(45歳)
レンジャーズは10月3日(日本時間4日)、昨年末から球団のシニアアドバイザーを務めていたスキップ・シューメイカー氏を監督に任命し4年契約で合意したと発表。
球団公表前までは、他チームでも次期監督候補として同氏の名前が挙がっていました。
元プロ野球選手(二塁手、外野手)で、引退後は球団職員、コーチ、助監督などを転任。
2022年から24年までマイアミ・マーリンズを率い、84勝78敗でチーム史上4度目のポストシーズン進出を果たした2023年にナショナル・リーグ最優秀監督賞を受賞しています。
Embed from Getty Images 2025年
春季トレーニングでのシューメイカー氏(左)と、スカウティングのパーネル氏(右)。
ロサンゼルス・エンゼルス
2025年監督:ロン・ワシントン 1952年4月29日生まれ(73歳)
同暫定監督:レイ・モンゴメリー 1969年8月8日生まれ(56歳)
エンゼルスは9月30日(日本時間10月1日)、心臓バイパス手術を4回を受け今季途中から休養していたワシントン氏と来季契約オプションを行使しないと発表。
レンジャーズ監督時代には、ア・リーグ西地区優勝、球団史上初のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズ進出も果たしました。
来シーズン、ブルワーズやDバックスでスカウト・ディレクターなどを務めてきたモンゴメリー暫定監督の続投もないようです。
2シーズンの成績
●2024年63勝99敗でア・リーグ西地区最下位
●2025年72勝90敗で同5位(地区最下位)
2016年から10年連続負け越しシーズンとなったエンゼルスは、9年間で6人目の監督を探すことになります。
2026年シーズンの有力な監督候補者は?
有力候補は5名 | |
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ダリン・エルスタッド | 元同球団でプレー、元ネブラスカ大ヘッドコーチ |
トリイ・ハンター | 現エンゼルスGM、08-12年まで同チームでプレー |
アルバート・プホルス | ドミニカ・ウィンターリーグ監督、元チーム所属 |
ティム・サーモン | 同球団14シーズン所属、02年WS優勝と93年新人王 |
マイク・ソーシア | 2000年から2018年までエンゼルス元監督 |
アトランタ・ブレーブス
2025年監督:ブライアン・スニッカー 1955年10月17日生まれ(69歳)
ESPNのジェフ・パッサン記者が情報筋から聞いた話によると、スニッカー氏は契約終了を機にブレーブスの監督として来季は復帰しないとのこと。
ブレーブスの下部組織全てのチームの監督を歴任し、メジャーリーグでの正式な監督就任は60歳を過ぎてから。
それでも素晴らしい業績を残してきた名監督。
現場指揮を退いても、同球団のシニアアドバイザーとして組織運営には留まる意向を示しているそうです。
任期9シーズン主な成績
●2018年-2023年ナ・リーグ東地区6シーズン連続優勝
●2021年ワールドシリーズ優勝
●2024年89勝73敗で同2位へ初陥落
●2025年76勝86敗で就任後初めて地区4位ワーストを記録
2026年シーズンの有力な監督候補者は?
有力候補は4名 | |
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マーク・デローサ | 1998年から2004年までブレーブスでプレー |
ジョン・ギボンズ | 2度にわたりブルージェイズの監督を務めた |
デビッド・ロス | 23年まで3シーズンカブス監督、チーム所属歴あり |
ウォルト・ワイス | 現ブレーブスのベンチコーチ、チーム所属歴あり |