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ちょっかんライフです。
日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページ――。

まだ見ぬ「スター」と出会える期待!
MLB公式サイトのデビッド・アドラー記者が、2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で注目すべき「11名の新星」に関するレポートを発表しました。
独自の視点で選出されたリストには、日本や韓国のリーグを席巻するスターから、ドラフト1位の超有望株まで、多彩な才能が名を連ねています。
彼らに共通するのは、最新の分析システムStatcast(スタットキャスト)によって裏付けられた驚異的なポテンシャル。
2023年大会の決勝で村上宗隆選手が放った、時速約185.2km(115.1マイル)の弾丸本塁打。
あの衝撃がデータで可視化されたように、今回紹介する選手たちもまた、世界を驚かせる数値を秘めています。
それでは、「次世代を担う11名のリスト」を詳しく見ていきましょう。
WBC2026の主役たち:次世代を担う11名の新星
注目の11名 クイック・オーバービュー
まずは、MLB.comで名前の挙がった、2026年大会の主役に躍り出る可能性を秘めた多様な背景を持つ選手を整理しました。
| NO. | 選手名 | 代表チーム名 |
|---|---|---|
| 1 | 佐藤 輝明 | 日本 |
| 2 | 種市 篤暉 | 日本 |
| 3 | キム・ドヨン | 韓国 |
| 4 | アン・ヒョンミン | 韓国 |
| 5 | 徐若熙(Jo-Hsi Hsu) | チャイニーズ・タイペイ |
| 6 | トラビス・バザーナ | オーストラリア |
| 7 | ドルー・ジョーンズ | オランダ |
| 8 | ジョセフ・コントレラス | ブラジル |
| 9 | エルマー・ロドリゲス | プエルトリコ |
| 10 | アンドリュー・フィッシャー | イタリア |
| 11 | アレクセイ・ラミレス | キューバ |
彼らがStatcast上でどのような脅威的なツールを隠し持っているのか、深掘りしていきます。
新・怪物パワーと新たなエース候補
2023年に世界を制した侍ジャパン。今大会の初出場組の中から、次世代の旗手として頭角を現すとされる選手は誰でしょうか。
1.佐藤輝明:メジャーリーガーと肩を並べるエリート打者

前回の2023年大会時は候補の一人に過ぎませんでしたが、現在の彼はNPBにおけるブレイク・スターとして君臨しています。
26歳となった佐藤は、昨シーズン40本塁打、OPS .924を記録しリーグMVPに輝きました。
2025年シーズン開幕前、東京で行われたドジャースとのエキシビションマッチでブレイク・スネル投手から放った本塁打は、彼のパワーがメジャー級であることを証明しています。
特筆すべきは、Statcastが示すハードヒット率「HardHit%(強打率)35%超、かつ平均打ち出し角度15°超」という指標。
この条件を満たすNPB打者は、今やメジャーリーガーとなった村上宗隆や岡本和真ら、ごく一部のエリートのみ。
スラッガー佐藤輝明は、侍ジャパンの打線に新たな爆発力をもたらすでしょう。
2.種市篤暉:緻密なピッチ・デザインで挑む新エース候補

千葉ロッテマリーンズの右腕、種市投手は3年連続150奪三振を記録する圧倒的なドクターKです。
トミー・ジョン手術後の2021年には、トレーニング施設「ドライブライン」でのピッチ・デザイン(投球設計)の見直しにより、フォーシームの球速を数マイル向上させました。
2023年、WBC直前の強化試合でサポートメンバーとして登板し、他国を翻弄した彼のスプリットは当時からStatcastデータでも高い評価を得ています。
この決め球に加えて、スライダーのキレにも磨きがかかった種市。その投球は、投手陣の大物不在をささやく周囲の懸念を吹き飛ばし、戦略上の重要な鍵を握ることになるでしょう。
至宝のカムバックとマッスルマン

3.キム・ドヨン:20歳で「30-40」を達成した至宝
韓国代表には、FanGraphsの国際プロスペクト・ボードで野手1位の評価を受ける至宝、キム・ドヨンが控えています。
2024年、わずか20歳で38本塁打・40盗塁・109打点という伝説的な数字を叩き出し、MVPを獲得しました。
しかし、2026年大会までの道のりは決して平坦ではありませんでした。
2025年シーズン、彼は度重なるハムストリングの負傷に苦しみ、戦線離脱を余儀なくされたのです。
ケガを乗り越えて臨む2026年大会は、Statcastが計測する打球速度とスプリントスピードの両面で、世界をあっと驚かせる完全復活のステージとなります。
4.アン・ヒョンミン:KBOの「マッスルマン」
「マッスルマン」の異名を持ち、あのマイク・トラウトを彷彿とさせる強固な体格を誇るアン・ヒョンミンの台頭。
これにより、かつてのコンタクト重視だった韓国野球は、純粋な身体能力で圧倒するスタイルへと進化を遂げました。
キムとアンのコンビが、Statcastのスピードとパワーの項目でどのような数値を叩き出すのか――間違いなく、代表チームにこれまでにないダイナミズムをもたらすはずです。
ドラフト1位指名から17歳の超新星まで
WBCは、野球の国際的な広がりをデータで実感できる舞台でもあります。
5.徐若熙(シュー・ルオシー/Jo-Hsi Hsu):昇り龍、世界の舞台へ
※ 文中の名前表記は日本の野球ファンに馴染みのある(シュー・ルオシー)としています。

チャイニーズ・タイペイ代表には、MLB傘下のプロスペクト(有望株)ランキングTOP30に名を連ねる選手が6名もいます。これは今大会の出場チームの中でも最多の数字。
しかし、そのリスト外にも、絶対に見逃せない存在がいます。
それが、台湾プロ野球(CPBL)で最高峰の右腕として君臨したシュー・ルオシー(徐若熙)です。
WBC予選では、150キロ台後半(90マイル台後半)の剛速球とキレ味鋭いスライダーを披露し、強烈なインパクトを残しました。
彼は、MLBからの誘いよりも日本の育成環境に自らの成長の場を見出し、NPB入り(福岡ソフトバンクホークス)を決めたばかり。
25歳の若き右腕が世界の舞台でどのような投球を見せるのか、要注目です。
6.トラビス・バザーナ:オーストラリア

2024年MLBドラフトでオーストラリア人として初の全体1位指名を受けたトラビス・バザーナ。
彼がついに小さなころからの夢を叶え、憧れのステージに立ちます。
昨シーズン、マイナー最上位の3A(トリプルA)に昇格。
少ないサンプル数(26試合分)ながらも既にStatcastデータが計測され始めており、国際的な大舞台でその真価が問われようとしています。
MLB全体プロスペクトランキングでも20位に食い込むこの23歳の二塁手が、世界トップレベルの相手を前に、一体どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。
その本領が、いよいよこのWBC2026で発揮されます。
7.ドリュー・ジョーンズ:オランダ

父親アンドリュー(今大会のオランダ代表監督!)が殿堂入りしたばかりの22歳。
FanGraphsのツール評価では、スプリントスピードがSpeed 70/70と最高の水準。
これはMLB平均を大きく上回るトップクラスの走力を示しており、実際に2025年にはDバックス傘下で28盗塁を記録しました。
守備に関しても、スカウト評価でField 70/80と、将来的には“MLBでもゴールドグラブ級”とされるレベルです。
特にセンターでの守備範囲は父アンドリュー・ジョーンズ譲りで、打球判断・初動・追跡能力いずれもが突出。
2022年ドラフト全体2位の逸材が、父の指揮のもと国際舞台での飛躍を狙います。
8.ジョセフ・コントレラス:ブラジル

17歳の高校生投手。父はホワイトソックスの名投手ホセ・コントレラス氏です。
WBC本戦に出場する投手の平均年齢は20代後半。そのような通例を打ち破り、この年齢でロースター入りは、国際大会として極めて異例。
2026年ドラフトのトップ50候補(米国のドラフト対象者は毎年1万〜1万5千人規模。その中でトップ50は上位0.3〜0.5%に相当するエリート層)でもある彼が、
ブラジル代表としてアメリカのスター軍団を相手にどのような投球を見せるのか――まさに歴史的な瞬間となるでしょう。
9.エルマー・ロドリゲス:プエルトリコ

ヤンキース組織内3位のプロスペクト、MLB全体82位の右腕。
エルマー・ロドリゲスは、高校時代は外野手兼投手で、投手転向後に急成長を遂げました。2025年シーズンにはマイナーリーグ全体で2位となる176奪三振を記録。
2026年WBCは、彼にとって初めて挑むフル代表戦です。
Statcastが示す、17インチ(約43cm)のシュート成分を持つシンカーと、15インチ(約38cm)の横曲がりを誇るカーブは、一見の価値があります。
10. アンドリュー・フィッシャー:イタリア

ブルワーズのドラフト1巡目(全体20位)指名選手。大学時代から一貫して高い長打率を誇り、環境が変わっても打てるタイプ。
スカウトレポートでは「アプローチが安定」「四球が取れる」と選球眼の良さが評価され、若手スラッガーにありがちな“粗さ”が少ないところも魅力です。
プロ入り後間もないものの、左の長距離砲としての圧倒的なポテンシャルが、イタリア代表の得点源として大いに期待されています。
11. アレクセイ・ラミレス:キューバ

44歳でのまさかの復帰。
2006年の第1回大会で世界を沸かせたレジェンドが、MLBを去ってから10年を経て再びキューバ代表のユニフォームに袖を通します。
Statcast導入以前を象徴するショートストップは、キャリア晩年まで際立ったコンタクト能力を持つ職人肌の打者でした。
トラッキングシステムの存在しなかった時代のスターが、現代の計測環境でどんな数字を残すのか――その一挙手一投足が、野球の “歴史” と “データ” をつなぐ架け橋となるはずです。
結び:Statcastが可視化するWBCの新時代
2023年大会で村上宗隆選手が放った衝撃の打球速度。
2026年大会においても、Statcast(スタットキャスト)はファンの熱狂を「目に見える凄み」へと変換してくれるでしょう。
今回紹介した11名は、単なる有望株の枠を超えた、チームの命運を握る真のキーマンたちです。
44歳のベテランから17歳の新星まで、世代と国境を超えた才能が交差するWBC――。
そこで刻まれる一つひとつの数値は、まさにその瞬間、野球の新しい歴史が塗り替えられていることを雄弁に物語ってくれるはずです。
2026年、世界を震わせる新たなスターたちの競演に、今からワクワクが止まりません。
