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WBCチームUSAデローザ監督の釈明から見えた重圧と結束のシナリオ

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページ――。

2026年WBC、優勝候補の大本命と目されていたチームUSAが直面した予選敗退の危機。その渦中で、マーク・デローザ監督のある「発言」が大きな波紋を呼びました。

練習球場で報道陣の前に立ったデローザ監督は、自身の言動が招いた世間からの非難と、薄氷の思いで掴んだ準々決勝進出について、自らの言葉でその真意を明かしました。

MLB.comが報じた、指揮官の率直な「釈明」の内容を詳しくお伝えします。

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アメリカ代表の教訓:イタリア戦敗北からの再スタート

現地時間3月12日(日本時間13日)の午後、チームUSAのマーク・デローザ監督は、公式練習場であるダイキン・パークに姿を現しました。

そこには、数日前までの悲壮感はありません。

彼は、自身の ”失言” によって巻き起こった激しいバッシングの嵐、そして最強軍団がまさかの予選敗退を喫するという最悪のシナリオをどうにか切り抜け、ワークアウトの場に戻ってきたのです。

事の端端は、デローザ監督がMLBネットワーク(MLB Network)が放送する専門番組『Hot Stove(ホット・ストーブ)』において、まだ進出が確定していない段階で「(次への)切符を手にした」という趣旨の発言をしたことにあります。

その慢心とも取れる言動に批判が集中しましたが、幸運にも敗北を喫した相手イタリアがメキシコを9-1で破ったことで、複雑な進出条件の計算をすることなく、アメリカは辛うじて2位通過を決めることができました。

監督はイタリアを、The Boot(イタリアの地図の形である長靴)と形容し、率直に心からの感謝を口にしています。

「(準々決勝に進めて)本当に運が良かった」「イタリアは予選を全勝(4勝0敗)で勝ち上がった。開幕前は過小評価されていたが、今はもう誰もがその実力を認めている。彼らには脱帽だよ。我々は、彼らに救われたんだ」

こうしてグループBの最終戦、イタリアが首位通過したことにより、アメリカ代表は隣国カナダとの北米決戦に臨むことが確定したのです。

しかし、正式に突破が決まる前に「準々決勝へのチケットをゲット」と公言してしまったデローザ監督は、自らの発言についてどのように説明したのでしょうか。

これに関して監督は、敗戦で終わったイタリア戦に臨む際、

自分も、コーチ陣も、選手たちも ”まだ突破が決まっていないこと” は十分に認識していた

と断言。

「『ホット・ストーブ』での発言は、あまりに自信過剰だった…それだけ、おしまいです。 完全に私のミス。メキシコ戦の勝利後、我々チームの立ち位置に手応えを感じ、つい浮かれてしまった」

直訳すると「自信過剰な発言…ピリオド、終わり。 “Overly confident statement…Period, the end.”」ですが、これは「言い訳の余地はない、自分が間違っていた」というニュアンスで語られたものでした。

さらに、監督は続けます。

起こり得るすべてのシナリオを想定すれば、あの試合(イタリア戦)に勝たなければならないことは百も承知だった。タイブレークのルールが絡んでくることも、我々はしっかり理解していた

 夜更かしが敗退の危機を招いた? 

デローザ監督はまた、メキシコ戦の勝利後に深夜までチームが親睦を深めていたことが、その後のイタリア戦のパフォーマンスに影響を与えたのではないかという巷の噂についても言及しました。

…いいですか、クラブハウスで全員が心を通わせること。それこそが、私がこのチームで実現したいと切望していたすべてなんです

「短期間でこのWBCという舞台に身を投じ、急ごしらえのチームを一つの『本物の集団』にまとめ上げなければならない。選手たちがコーチ陣を招き入れ、20年もの間味わえなかった大きな勝利を共に喜び、時間を共有した…。あの時、部屋を見渡して感じた光景は、私にとって言葉にできないほど特別なものとなった」

「イタリア戦で手を抜くつもりなど毛頭なかった。ただ、彼らのプレーが凄まじかったんだ。立ち上がりにガツンとやられ、一気に突き放されてしまった。我々は勝つ準備をして試合に臨んだ。世間に出回っている『(夜更かしが原因だという)物語』は、いくつかの点で事実に反する」

精神的な消耗を強いられたチームUSAでしたが、最終的には舵を切り替え、目標である「金メダル」への航路へと戻ってきました。ここまで来たら、あとはもう前に突き進むだけです。

「たしかに、選手たちにとって新たなチャンスを掴めたことは間違いない」とデローザ監督。

「ヴィニー・パスカンティーノ(イタリア代表)とイタリアチームには、心から敬意を表したい。我々は少しばかり自信過剰な状態で試合に臨み、手痛い洗礼を受けた。しかし、もうページはめくられたんだ。次はカナダ戦。結論を言えば、選手たちはあの場所(準々決勝)に立てることに心底燃えている。さあ、ここから反撃開始だ!」

自らの過信は潔く認めつつ、外界の憶測には毅然と異を唱え、クラブハウスに流れる真実の絆を語り切ったデローザ監督。

もはや迷いは消え去り、視線の先にあるのは次戦のカナダのみ。負ければ終わりの一発勝負、心機一転した最強軍団「チームUSA」の真の逆襲がここから始まります。

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