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ちょっかんライフです。
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華やかな真夏の祭典「オールスターゲーム」が幕を閉じた直後の日本時間7月17日(金)、MLB公式サイトは専門家による最新の「先発投手パワーランキング」を更新しました。
今回のランキングは、激動の前半戦を締めくくるにふさわしい順位変動を見せています。最大の注目は、まさにここ最高の1週間を過ごしたディラン・シーズでしょう。球宴でアメリカン・リーグの先発マウンドを任され、見事勝利投手となった旬の右腕が、前回ランク外から急浮上。
もちろん、ランキングを彩るのは彼だけではありません。トップに君臨する若き怪物ジェイコブ・ミジオロウスキーをはじめ、完全復活を印象づけるベテランのザック・ウィーラーやクリス・セール、そして二刀流として異彩を放つ大谷翔平など、球界を代表するエースたちの名が連なっています。
記事では、防御率や奪三振率といった詳細なスタッツをもとに、後半戦のメジャーリーグを支配する「本物のエーストップ10」を徹底解剖。ほかにも見逃せない顔ぶれが勢揃いしています。果たして現在、最もマウンドで輝いているのは誰なのか?最新のランキングをさっそくチェックしていきましょう!
2026年シーズン中間報告:メジャーを彩る「最強先発投手」トップ10
第1位:ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブルワーズ)

前回順位:1位
ランキングの頂点に君臨するのは、ブルワーズの若き怪物、ミジオロウスキーです。
「ミズ(Miz)」の愛称で親しまれるこの超新星は、フルシーズン1年目にして、もはや「異次元」の領域に達しています。球宴では登板機会こそなかったものの、レッドカーペットでファンを魅了。
チームは後半戦に向けて彼の登板間隔を慎重に管理する意向ですが、専門家たちの圧倒的な支持は何ら揺るぎませんでした。
前半戦のスタッツが、その規格外の凄さを物語っています。
- 防御率 1.62 (メジャー全体1位)
- 奪三振数 167個 (メジャー全体1位)
特に圧巻なのは、球界の常識を覆すその異次元の球速です。167個の奪三振のうち、なんと90個が「100マイル以上の剛速球」によるもの。
⭐ここが異次元!
今シーズン、メジャーリーグの「全先発投手」が記録した100マイル以上の奪三振のうち、約60%をこのミジオロウスキー1人が占めています。
メジャー全体の剛腕たちの記録をたった一人で独占するという、歴史的な支配力を見せつける若きエース。後半戦もその豪速球から目が離せません。
第2位:ザック・ウィーラー(フィリーズ)

前回順位:8位
第2位に大きく躍進したのは、フィリーズが誇る36歳のベテラン、ウィーラーです。今シーズンは胸郭出口症の手術からの復帰によって開幕こそ出遅れたものの、マウンドに戻ってからは年齢をまったく感じさせない、キャリア最高の輝きを放っています。
- 防御率 2.13 (15先発)
- チーム勝敗 13勝2敗 (彼が登板した全15試合のチーム成績)
今やチームに「勝利」をもたらす絶対的な柱となっているウィーラー。フィリーズは彼が登板した直近の試合で6連勝を飾っており、復活を遂げたチームの快進撃を牽引しています。特に7月のマウンドさばきは、まさに「精密機械」の領域です。
⭐ここが異次元!
7月の月間スタッツ:17.2イニングを投げて「34奪三振」に対し、与えたフォアボールはわずか「3つ」。
前半戦の締めくくりとなった先週12日(日)のデトロイト(タイガース)戦でも、文字通り「極上のピッチング(absolute gem)」を披露。36歳にして全盛期を更新し続けるベテラン右腕の勢いは、後半戦も止まりそうにありません。
第3位:ディラン・シーズ(ブルージェイズ)

前回順位:ランク外
前回圏外から一気にトップ3へと弾け飛んできたのが、今最もホットな右腕、シーズです。先日のオールスターゲームでは、マイクを装着して実況席と楽しげに会話しながらも、並み居る強打者たちを次々と三振に仕留めるという離れ業を披露。全米のファンを釘付けにしました。
- 復帰後の防御率 1.73 (6先発)
- 相手打率 .144 (復帰後の対戦打者)
- 奪三振率 39.2% (復帰後の驚異的な三振奪取力)
6月9日にハムストリングの肉離れ(IL:故障者リスト)から復帰して以降のシーズは、まさに「無双」状態。低迷に苦しむブルージェイズにおいて、彼が復帰後に先発した6試合のうち5試合でチームが勝利を収めるという、救世主のような活躍を見せています。
⭐ここが異次元!
前半戦最後の登板(ジャイアンツ戦):9回にヒットを許すまでノーヒット(無安打)ピッチングを継続。11個の三振を奪う圧巻の力投でした。
オールスターでのピッチングは、この驚異的なシーズン(特に直近の勢い)の延長線上に過ぎません。今、最も乗っている孤高の怪腕が後半戦の主役に名乗りを上げています。
第4位:キャム・シュリトラー(ヤンキース)

前回順位:4位
ヤンキースのシュリトラーは、名門のエースに相応しい精神的なタフさを見せ、堂々の4位をキープしました。一度の乱調を引きずることなく、すぐさま修正してみせる圧倒的なカムバック能力が彼の強みです。
6月末に手痛い洗礼を浴びた際には「好調だったシーズンも暗転するか」と周囲を心配させましたが、それは全くの杞憂でした。シュリトラーはその直後、ア・リーグ東地区の首位を争う強敵レイズの本拠地に乗り込み、8回1失点という完璧なピッチングでやり返してみせたのです。
⭐ここが異次元!
前半戦最後の登板でも、メジャー最多得点タイを誇る強力なナショナルズ打線を敵地で完全に沈黙させ、ヤンキースに勝利をもたらしました。
ヤンキースタジアムを一歩離れると、今シーズンは12回の敵地先発で防御率1.18という異次元の無双ぶり。この「どこへ行っても揺るがない強さ」こそ、名門の屋台骨を支える若きエースの証明です。
第5位:クリストファー・サンチェス(フィリーズ)
前回順位:2位
前回2位から5位へ一歩後退したものの、専門家たちがその「真の価値」を高く評価し続けているのがフィリーズの左腕、サンチェスです。ここ最近はやや苦しいマウンドが続いていますが、彼が叩き出している貢献度は依然としてメジャー最高峰です。
- 直近6先発の防御率 5.56 (苦しんでいる要因)
- メジャー1位の貢献度(rWAR 5.4) (Baseball-Reference版)
- メジャー2位の貢献度(fWAR 4.0) (FanGraphs版)
まさに快進撃を見せていたシーズンですが、直近6試合では3度も4失点以上を喫し、7月6日には最下位ロイヤルズ打線に9失点と大炎上。さらに本拠地で開催されたオールスターゲームでも、初回に3失点を喫し敗戦投手になるなど、現在は少し足踏み状態にあります。
しかし、そんな一時的な失点増加では、彼の今シーズンの価値は揺るぎません。
⭐ここが異次元!
選手の総合的な貢献度を示す指標「WAR」において、メジャー全体のトップ(5.4)を独走中。これは「彼がいなければ、チームの勝利数は今より5勝以上少なかった」という絶対的な影響力を証明しています。
前半戦最後の登板(7月11日土曜日のデトロイト戦)では、10安打を浴びながらも7回2失点と粘りのピッチングを披露。不調の波を乗り越えようとするこの頼れる左腕が、後半戦のフィリーズの命運を握っています。
第6位:クリス・セール(ブレーブス)

前回順位:3位
怪我に泣き、かつての輝きを失いかけた苦難の5年間。そこから新天地アトランタで見事な「完全再生」を果たしたのが、ブレーブスのセールです。30代後半を迎えたサウスポーの現在のピッチングは、もはや球史に残る伝説的な領域へと突入しています。
- 防御率 2.20 (今シーズンの圧倒的スタッツ)
- ERA+ 174 (2024年〜2026年通算:リーグ平均より74%優秀)
現在の彼の傑出度は、メジャーリーグの歴史を紐解いてもめったにお目にかかれないレベルです。「35歳〜37歳のシーズンに60先発以上した全投手」の中で、彼の記録はそうそうたるレジェンドたちと肩を並べるものです。
⭐ここが異次元!
35〜37歳シーズンの「ERA+」歴代ランキング:
1. ランディ・ジョンソン(184)※殿堂入り
2. レフティ・グローブ(174)※殿堂入り / クリス・セール(174)
3. ジャスティン・バーランダー(172)
4. マックス・シャーザー(156)
同時代を生きるスーパースターのバーランダーやシャーザーを抑え、歴代最多サイ・ヤング賞左腕ランディ・ジョンソンに次ぐ歴代2位タイの数値を叩き出しているセール。闇を抜け再び頂点へと返り咲いたベテランの意地は、後半戦もチームを力強く牽引していくはずです。
第7位:大谷 翔平(ドジャース)

前回順位:5位
唯一無二の存在「ユニコーン」と称されるドジャースの大谷翔平が7位にランクイン。類まれな二刀流としての役割を全うするため、そして球団の極めて慎重な運用方針により、ここまでは登板数がコントロールされた状態にあります。そのため規定投球回数には達していませんが、マウンドに上がった際の支配力はやはり規格外です。
- 今シーズンの防御率 1.79 (もし規定投球回に達していればメジャー全体2位)
- 今シーズンの投球回数 85.2イニング (メジャー全体88位タイ)
開幕からの10試合は、文字通り「打てるはずがない」という完璧な姿でバッターを圧倒していた大谷。しかし、直近4試合(24.2イニングで25被安打、12自責点)では少し失点が増え、それまで0.74だった防御率が1.79へと上昇。あの完璧な超人が、ついに「人間らしさ(mortal)」を見せる一幕もありました。
⭐ここが異次元!
投球回数を制限されながらも、残している防御率1.79は首位ミジオロフスキーに次ぐ実質メジャー2位の記録。
第8位:ソニー・グレイ(レッドソックス)

前回順位:ランク外
ウィーラーやセールと同様に、30代半ばを過ぎてなお進化を続けるベテラン、グレイが前回ランク外から見事にトップ10へと躍り出ました。オフのトレードでカージナルスから加入した当初は少し苦しんだものの、今や名門レッドソックスの「絶対的な大黒柱」としてマウンドに君臨しています。
- 5月以降の成績:9勝0敗 (直近12先発)
- 5月以降の防御率 1.98 (レッドソックスの快進撃の原動力)
2022年シーズン以降、通算133先発で防御率3.40と、36歳となったいまでも一線級の実力を維持し続けているグレイ。今シーズンはその安定感にさらに磨きがかかっています。
⭐ここが異次元!
直近4試合連続で失点をわずか「1点以下」に抑え込む、鉄壁のピッチングを披露。
このベテランの ”負ける気のしない快進撃” があったからこそ、苦しんでいたレッドソックスをワイルドカード争いの最前線へと引き戻すことができたのです。円熟味を増した右腕は、後半戦のカギをも握っています。
第9位:ジョー・ライアン(ツインズ)
前回順位:ランク外
2年連続でオールスターゲームに選出され、今まさにキャリア最高のシーズンを謳歌しているツインズのライアンが、前回ランク外からトップ10入りを果たしました。前半戦だけで20試合に先発し、防御率2.85と抜群の安定感を見せていますが、その勢いは夏場に向けてさらに加速しています。
- 今シーズンの防御率 2.85 (20先発)
- 5月9日以降の防御率 2.39 (直近12先発)
彼の最大の強みは、高い奪三振能力を誇りながら、無駄なフォアボールを驚くほど出さない精密さにあります。その圧倒的なスタッツの質は、メジャーの全投手の中でもトップクラスに位置しています。
⭐ここが異次元!
◎奪三振率:リーグ上位14%(86パーセンタイル)
◎与四球率:リーグ上位10%(90パーセンタイル)
余計なランナーを出さずにバッタバッタと三振を奪っていくマウンドさばきは、ツインズファンにとってこれ以上ない安心感とスリルを提供してくれます。後半戦の開幕に向けて完璧にギアを上げてきた若きエースの投球に、期待が高まります。
第10位:ヘスス・ルサルド(フィリーズ)

前回順位:ランク外
強力なフィリーズ先発陣から、ウィーラー、サンチェスに続きなんと3人目のトップ10入りを果たしたのがルサルドです。今シーズン序盤は防御率が悪化し苦しんでいましたが、実はそこには実力以外の「非情すぎる不運」が隠されていました。
- 序盤8先発の防御率 5.77 (規定投球回でワースト4位)
- 不運を示す被BABIP .386 (メジャーワースト2位の“ツキのなさ”)
- 実力を示すFIP 2.94 (メジャー16位の優れた投球内容)
ルサルドがどれほど不運だったかは、数字が証明しています。序盤、打球が野手の間を抜けて安打になる確率(BABIP)が「.386」と異常に高く、良い球を投げてもヒットにされる悪夢に見舞われていたのです。しかし、投手の純粋な実力を示す指標(FIP)は「2.94」と抜群で、専門家は彼の復活を確信していました。
そしてその見立て通り、不運が収束した中盤戦以降は見事な快進撃を見せています。
⭐ここが異次元!
アンラッキーを脱出した直近11試合の防御率は「2.03」(FIP 2.77)。さらにチームはこの11試合で10勝を挙げるという驚異的な勝率を記録。
このルサルドのV字回復こそ、フィリーズが再びナ・リーグ東地区の激しい首位争いへと不気味に、そして力強く舞い戻ってきた最大の原動力です。
その他の得票選手と評価者

最後に、今回の投票で惜しくもトップ10入りを逃したものの、専門家から熱い視線を集め後半戦での巻き返しが期待される実力者たちを紹介します。
| ⚾ 票を獲得したその他の投手(順不同) |
|---|
| チェイス・バーンズ(レッズ),マックス・マイヤー(マーリンズ), タリック・スクーバル(タイガース),ポール・スキーンズ(パイレーツ),パーカー・メシック(ガーディアンズ),ドリュー・ラスムッセン(レイズ),フォスター・グリフィン(ナショナルズ),シェーン・マクラナハン(レイズ), ローガン・ウェブ(ジャイアンツ),エドゥアルド・ロドリゲス(ダイヤモンドバックス),ローガン・ギルバート(マリナーズ),ノーラン・マクリーン(メッツ) |
セオ・デローサ、ジェイソン・フォスター、ジャレッド・グリーンスパン、ブライアン・マーフィー、マックス・ラルフ、シャンティ・セペ・チェプール、アンドリュー・サイモン
メジャーリーグの後半戦は、プレーオフ進出や地区優勝をかけた、さらに過酷で熱い戦いが繰り広げられます。
今回ご紹介した10人のトップエースたちが、ここからどのようなドラマを紡ぎ、チームを栄光へと導くのか。後半戦も彼らがマウンドから放つ一球一球から、一瞬たりとも目が離せません。
