こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
開催まであと1年を切った『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2026』。
WBC2026では、20か国の代表チームが、4 POOL(4 プール A,B,C,D)に分かれたグループに5チームずつが配属され、1次ラウンドをトーナメント方式で戦います。
その中のPOOL B に属し、大会の目玉ともいうべきアメリカ合衆国を筆頭に、メキシコ、イギリス、ブラジルと同組になったイタリア。
サッカー大国である同国の場合、選出される代表メンバーは生粋のイタリア人というよりは、生まれも育ちもアメリカ、国籍もアメリカ合衆国という、主にイタリアにルーツを持つ選手らによるチーム編成となりそうです。
ということで本記事では、イタリアにゆかりのある現役メジャーリーガーをピックアップ。
次回、WBC代表メンバー入りの可能性がある彼らにフォーカスを当て紹介していきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
イタリア系メジャーリーガー
野手
マイケル・コンフォート
Embed from Getty Images 2025年
今季レギュラーシーズン、開幕早々にホームラン。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 |
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ドジャース(外野手) | 1993年3月1日(32歳) | アメリカ |
解説 |
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両親ともにスポーツに秀で、母トレイシーはアーティスティックスイミングで3回金メダル獲得のオリンピアン、イタリア系アメリカ人の父は大学フットボールチームでプレー。自身の国際大会への代表歴は、2013年日米大学野球選手権大会でアメリカ代表として出場して以来なし。 |
ブランドン・ニモ
Embed from Getty Images 2025年
国際的な大会へは足が遠のいているものの、MLBでは今も健在。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 |
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メッツ(外野手) | 1993年3月27日(32歳) | アメリカ |
解説 |
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20代前半だった2017年、第4回WBCにイタリア代表として参加。その後、国際試合への参加はないが、メジャーリーグでは2022年12月にメッツと8年契約を結んでいる現役メジャーリーガー。 |
ビニー・パスカンティーノ
Embed from Getty Images 2023年
前回WBCでは1次ラウンド突破し東京行きを決めた。妻で当時フィアンセだったライアンさんと。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 |
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ロイヤルズ(一塁手) | 1997年10月10日(27歳) | アメリカ |
解説 |
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前回大会WBC2023ではイタリア代表として参加し5試合に出場した。昨年の夏、骨折により一度離脱するもポストシーズンには間に合いワイルドカードシリーズに向けたロースターに復帰。はたしてWBC2026選出なるか。 |
キャバン・ビジオ
Embed from Getty Images 2025年
父親クレイグはアメリカ野球殿堂入りした名選手。今季は新天地でレギュラー定着を目指す。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 |
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ロイヤルズ(内野手、外野手) | 1995年4月11日(30歳) | アメリカ |
解説 |
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国際的な大会は、2012年WBSC U-18ワールドカップにアメリカ代表として参加したのみ。昨季は4チームを渡り歩き、2カ月ほどドジャースでもプレー。DFAとなった後の2025年1月、現球団とマイナー契約。5月時点ではメジャーに復帰する形で打席に立つ機会を得ている。 |
サル・フレリック
Embed from Getty Images 2023年
前回WBC2023に出場。MLBでは今季スタメンで打率3割台をキープ。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 |
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ブルワーズ(外野手) | 2000年4月19日(25歳) | アメリカ |
解説 |
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2023年WBCではイタリア代表として参加。同年7月にメジャー昇格を果たし、翌2024年には当初想定の三塁手ではなく外野手として起用され、ゴールドグラブ賞を初受賞。178cmと小柄ながら、走力、選球眼にも長けた実戦型メジャーリーガー。WBC2026出場となれば主戦力となること間違いなし。 |
アンドリュー・ベニンテンディ
Embed from Getty Images 2025年
今季開幕戦初戦では「3番・指名打者」で先発出場。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 |
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ホワイトソックス(外野手) | 1994年7月6日(30歳) | アメリカ |
解説 |
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父方の祖父がイタリア移民2世というルーツを持つ。これまで国際的な大会にイタリア代表で出場した経歴はなし。メジャーリーグでは2023年シーズン終了後、ホワイトソックスと5年契約を結んでいる。 |
アンソニー・ボルピー
Embed from Getty Images 2025年
マンハッタン出身のニューヨーカー。自身のルーツに対する思い入れはいかばかりか。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 |
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ヤンキース(遊撃手) | 2001年4月28日(23歳) | アメリカ |
解説 |
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ニューヨーク・マンハッタン出身のイタリアとフィリピン系アメリカ人。国際試合は2013年のWBSC U-12ワールドカップ、16年のU-15ワールドカップ、共にアメリカ代表で出場している。来年のWBCもイタリア代表としての参加は望み薄か…。 |
マイルズ・マストロブオーニ
Embed from Getty Images 2023年
前回大会WBC2023ではイタリア代表として活躍。
現所属(ポジション) | 生年月日(年齢) | 国籍 |
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マリナーズ(ユーティリティプレーヤー) | 1995年10月31日(29歳) | アメリカ |
解説 |
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2022年9月にレイズでメジャーデビュー。翌年のWBC2023にはイタリア代表として出場。二塁手や遊撃手など複数ポジションをこなせる守備の幅広さが特徴。打撃との両面でチームに貢献するユーティリティプレーヤーとして期待されている。2025年1月にカブスからマリナーズへ移籍。 |
投手
スペンサー・アリゲッティ(アストロズ)2000年1月2日(25歳)
Embed from Getty Images 2025年
昨季のルーキーイヤーでア・リーグ史上 初めて2試合連続12個の三振を奪った新人に。
2024年4月にメジャーデビューの右腕。ニューメキシコ州生まれのイタリア系アメリカ人。父親の仕事の都合で幼い頃にヒューストンへ移住して以来のアストロズファン。地元出身としてドラフト指名されメジャーデビューのマウンドに立った日は人生最高だったという。はたしてWBC2026イタリア代表への思い入れやいかに..。 |
アンドレ・パランテ(カージナルス)1998年9月18日(26歳)
Embed from Getty Images 2025年
セントルイス・カージナルス Photo Day
アメリカ・カリフォルニア出身の26歳。2022年4月にメジャーデビュー。翌年のWBC2023にはイタリア系アメリカ人としてイタリア代表で出場。MLBでは今シーズン、開幕前のスプリングトレーニングで結果を残し先発ローテーションの座をつかみ取っている。 |
マルコ・ゴンザレス(パイレーツ)1992年2月16日(33歳)
Embed from Getty Images 2018年
マリナーズ時代、ダグアウトでイチロー氏(右)とお揃いで ”謎ポーズ” 。
イタリア系アメリカ人。2014年フューチャーゲームに選出されるもメジャーリーグ昇格のため辞退。これまでのキャリアで、国際的な大会への出場経験はなし。 |
【外伝】イタリア系マイナーリーガー
最後に、エンゼルス時代は大谷翔平選手と同い年で仲の良いチームメイト、そして前回大会のWBC2023では共に国を背負って戦ったデビッド・フレッチャー選手の状況についても触れておきます。
デビッド・フレッチャー(ブレーブス傘下)1994年5月31日(30歳)内野手、外野手、(投手)
Embed from Getty Images 2023年
前回WBCでのワンシーン。来年、イタリア代表に選出されることはあるのだろうか。
母親がイタリア出身でイタリア語を流暢に話す。2023年WBC終了後は、シーズン開幕をメジャーで迎えたものの若手選手の台頭によりマイナー降格。同年12月にはブレーブスへトレード移籍となり間もなくマイナー契約へ。昨季5月末、投手としてプロ初の先発登板も経験したが、打者としてはわずか5試合に出場したのみ。大谷の元通訳に関連した疑惑が浮上しMLBが調査に着手したとの報道が流れたものの、その後の進捗は不明。2025年シーズンの試合出場データはなく、バッティング・スタッツは「0」のまま未更新。 |
以上、来年に控えるWBC2026代表メンバー入りに期待のかかる現役メジャーリーガーを紹介しました。
この先、正式にスターティングラインアップ等が発表され次第、メンバーらのMLB今シーズン成績などもお届けしていきますので是非チェックしに来てください。
本記事は随時更新し、フレッシュな情報を皆さまと共有してまいります。