こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
引用元:simonjakops
JAKOPS Instagram
XGプロデューサーのJAKOPS(SIMON JUNHO PARK)ことSIMONさん。ワールドツアー、バンコクにて。
XGの「WOKE UP」のリミックスバージョン ”WOKE UP REMIXX” が配信リリースされ大きな反響を呼んでいます。
「WOKE UP」は今年5月にリリースされたオールラップソング。
このリミックス版は、XGが所属するXGALXの代表、兼、総括プロデューサーを務めるJAKOPS(SIMON JUNHO PARK)氏がXG初のワールドツアー「XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”」内でDJとしてプレイしたことで既に話題となっていたもの。
そして加わったJay Park、OZworld、AKLO、Paloalto、VERBAL、Awich、Tak、Dok2の日韓ラッパー8人。
日本と韓国のヒップホップ界を代表するアーティストの参加により、多種多様なカルチャーがブレンドされ、オリジナル曲とはまた違った化学反応を引き起こしています。
そこで今回は、話題の各ラッパーの魅力を同曲パートごとに一挙ご紹介。
どうぞ最後までお付き合いください。
”WOKE UP REMIXX” プロデュース
引用元:xgofficial
XG Instagram
本記事冒頭でも少し触れましたが、XG ”WOKE UP REMIXX” のプロデュースは、JAKOPS(SIMON JUNHO PARK)こと、SIMON氏が手がけています。
PROFILE: JAKOPS(SIMON)
XGALXの最高経営責任者(CEO)/ エグゼクティブ・プロデューサー。
1986年、アメリカ・シアトル生まれ。日韓(韓国人の父と日本人の母)のミックスで、米日韓の3つの国籍とアイデンティティを持っています。
3か国での音楽活動を経て2010年にDMTN(DALMATIAN)のメンバーに。
その後2013年にJAKOPS名義でプロデューサー業を開始。
2017年にエンタテインメント会社JAKOPSを設立しXGALXを立ち上げます。
2022年、XGALXとして初のプロジェクトとなる7人組ガールズグループXGを世に誕生させました。
リミックスバージョン制作の経緯
近年、映像エンターテインメントの世界では、ドラマや映画など日韓合作による作品が次々と誕生し始めています。
そして音楽業界においても、日本と韓国には素晴らしいヒップホップシーンが存在します。
今回のリミックスver.の仕掛人であるSIMON(サイモン)さんのJAKOPSというプロデューサー名は「“JA”pan(日本) +“KO”rea(韓国) + “P”roduced by “S”imon」を由来に名付けられたもの。
そのような背景も手伝って、両国を代表するラッパーと楽曲の世界観を共有し合い、拡張して、さらに深めたいとの思いから8人に声をかけたのだそうです。
リミックス構成メンバー
引用元:引用元:simonjakops
JAKOPS Instagram
多彩な個性が織りなす曲中のフィーチャリングオーダー( FEAT.)は以下のとおりーー。
00:00 Jay Park(パク・ジェボム)
00:54 OZworld(オズワルド)
01:20 AKLO(アクロ)
01:59 Paloalto (パロアルト)
02:52 VERBAL(バーバル)
03:24 Awich(エーウィッチ)
04:16 Tak (タク)
05:09 Dok2(ドッキ)
Jay Park(パク・ジェボム)
生年月日:1987年4月25日
出身:韓国(国籍:アメリカ)
身長:170cm
家族:両親、弟
引用元:moresojuplease
Jay Park Instagram
Jay Parkさんは、XGプロデューサーのSIMONさんと同じように、元々はアイドルグループ(2PM)出身で、生まれもアメリカ・ワシントン州シアトルという共通点があります。
アイドルとしての活動期間は約1年ほどしかありませんが、メインダンサーとしてのダンススキルとリードボーカルポジションで人気を博しました。
ソロ独立後は、Spotify K-POP男性のソロアーティストランキングで毎年トップランキングを記録。
現在、韓国で活動する韓国系アメリカ人ラッパーであり、圧倒的な音楽受賞歴を持つ最上級アーティストでもあり、またヒップホップレーベル設立やグローバルマーケティングを推進する企業家としても活躍中。
以前に全削除したインスタ(Instagram)フォロワー数も2024年11月時点で341.6万人に達し、更新も頻繁にファンとのコミュニケーションを大切にしているようです。
ヒップホップシーンで実力が認められるにつれ、女性ファンと男性ファンの比率が同じくらいになったというJay Parkさんのファンダム名はJWalkerz(ジェイウォーカーズ) 。
今回のXG ”WOKE UP REMIXX” では、のっけから何とも言えないセクシーボイスで人々の耳をくぎ付けにしました。
アイドル出身なだけあって、そのビジュアルを生かし、2022年~アディダスのアンバサダー、およびディーゼル(DIESEL)のブランドアンバサダーに選ばれ、2023年にはグッチのグローバルアンバサダーに就任、ファッションブランドのインフルエンサーとしても影響力は絶大です。
引用元:moresojuplease
Jay Park Instagram
OZworld(オズワルド)
生年月日:1997年11月17日
出身:日本 沖縄県
身長:178cm
家族:生まれてすぐに両親は離婚、母親のもとで育つ
引用元:ozworld_official
OZworldさんはその独特な世界観からヒップホップシーンのみならず、スピリチュアル界隈においても度々その名を耳にするようになった ”時の人” 、”新時代の寵児” 的存在でもあります。
今回の”WOKE UP”リミックスバージョンでは、XG公式YouTubeチャンネルのコメント欄にOZworldさんへの共感の声が多く集まりました。
日本における最注目Hip-Hopアーティストが、ラップを通じて人に伝えたこの世に唯一人の ”自分” 。
《指にVoiceのリング》…《着てるASAGATA TEE》…
ミュージックシーンにとどまらず、今やその才能を拡げジュエリーやファッションブランドもプロデュース。
フューチャリスティック(futuristic)な感性は、歌い出しのflow(フロウ/フロー)から惹きつけられます。
そして《己を纏い着飾り 我が身 魂に ありがとう》(1:06)…。
そんな彼が表現する”WOKE UP”【目醒めよ、固定観念を打破せよ】は、聴いた人が思わず真の自分と向き合ってみたくなるような強烈なインパクトをもたらす魔法のよう。
何ものにもとらわれず、《歩く3本足、Stick(杖)と共に》駆け巡るOZworldさんの世界は、まるで遥か宇宙のごとく自由に満ち溢れています。
引用元:ozworld_official
AKLO(アクロ)
生年月日:非公開
出身:日本 東京都
身長:178cm
家族:未公表
引用元:aklovision
”WOKE UP REMIXX” の3番目に登場したAKLOさんは日本人の母親とメキシコ人の父親をもつミックスで、生後~10歳までをメキシコで育ちました。
その後、高校に上がる頃から大学卒業後もしばらくアメリカで過ごしたという彼の音楽性には、独自の文化的な融合が成されています。
2012年、日本語ラップの最高到達点と称されたファーストアルバムをリリース、その年ベストのヒップホップ部門ベストニューアーティストに選ばれました。
当時AKLOさんは、周囲からのバイリンガルラッパーとの評に対して「自分がやっているのは日本語ラップ」と語り、そこから Jヒップホップを新たな次元に、より高みへと押し上げたトップスキルのラッパー。
そして今回リミックスで披露されたラップは、オファーしたSIMONさんがインタビューの中で「ラテン系のスタイルでシビレました」と熱く感想を述べるほど印象的なものでした。
実際、XG公式YouTubeチャンネルにはXGファンダム・ALPHAZ(アルファズ)とは別にコアなヒップホップファンからも「AKLOの音使いリズムの取り方 たまんなぃ 大好物」、「AKLOを起用するセンス最高」、「AKLOのflow渋すぎる」などのコメントが多数寄せられています。
引用元:aklovision
Paloalto (パロアルト)
生年月日:1984年1月24日
出身:韓国
身長:181cm
家族:配偶者、犬(5匹)
引用元:daytona.ent
Daytona Entertainment Instagram
Paloaltoさんのラップネームは、子供の頃に父親の仕事で1年間暮らしたアメリカ・カリフォルニアの都市Palo Alto(パロアルト)が由来。
耳にする第一印象は重低音ラッパーですが、よくよく聴いてみると彼の声は基音で出す元になる低音域に複雑な音色が重なって聞こえる、いわゆる”倍音”が豊かであることが分かります。
さらに、歌詞面においても思索的で深いメッセージ性を込めることのできるリリックシストのひとり。
今回のフィーチャリングでも「K-POPもJ-POPにも境界なんてない」、「答えは外にはない、自分の中にある」といったリリックが内外のリスナーから多くのエンパシーを呼び込みました。
2022年、Paloaltoさんは自らが設立し12年続いたHi-Lite Records(ハイライトレコーズ)を解体。
現在はヒップホップレーベルDaytona Entertainmentに所属し、プロデューサー業のほか自身が良質の音楽を披露するアーティストとしても多忙な日々を送っています。
引用元:paloaltongue
VERBAL(ヴァーバル/バーバル)
生年月日:1975年8月21日
出身:日本 東京都
身長:非公表
家族:配偶者(妻:YOON(ユン)さん)
引用元:verbal_ambush
日本のアラフォー世代には、近未来的でコズミック(cosmic)な世界観を無双したm-floメンバーとして知られるVERBALさん。
XGプロデューサーのSIMONさんはご自分と似たような背景を持つVERBALさんの音楽性に、中学の頃から魅了されてきたといいます。
ビジネスにおいても卓越した能力を発揮し、2016年、所属エージェントのLDH JAPANではグループ戦略本部にて国際事業を促進するための執行役員を務め、併せてプロデューサーという肩書も携え様々な音楽プロジェクトを牽引。
2024年現在も活動は多岐にわたり、他グループやユニットメンバーにも名を連ね、複数アーティストとのコラボレーション、DJ、イノベーティブなグローバルファッションブランドAMBUSH(R)のCEO…とマルチに道を切り拓くパイオニア的存在です。
今回のリミックスではVERBALさんのパートが、TERIYAKI BOYZメンバー時代の楽曲・Tokyo Driftのアレンジから入ったことに気づいたファンから、「アツすぎる」「泣きました」「うおおお、って声出ました」…と感動の声が続々と上がっていました。
引用元:verbal_ambush
Awich(エーウィッチ)
生年月日:1986年12月16日
出身:日本 沖縄県
身長:非公表
家族:娘(アフリカ系アメリカ人の夫とは死別)
引用元:awich098
日本のヒップホップクルー・レーベルYENTOWN(イエンタウン)のディーヴァ・Awichさん。
2006年、米国アトランタに渡りアメリカ人男性と結婚、子どもにも恵まれましたが数年後、痛ましい事件に巻き込まれ夫との死別を経験することにーー。
沖縄に戻り気が遠くなるほどの内観の日々を送った末に、本当に生きることや愛すること、真の赦しに光を見い出し再び音楽活動を開始。
これまでリリースしたアルバムではウチナーグチ(沖縄語)と英語、日本語を自由自在に操った歌詞と深遠な響きをもつ歌声で、プレシャスな世界観を表現。
いま現在も、人や物が発する波動と、山、川、海、草木、雨、風などの自然や現象がもたらすエネルギーとを融合し、そこに優美なエッセンスを加えながら、彼女ならではのユニークな音楽を発信し続けています。
AwichさんはXGのライブに足を運ぶなどずっと応援してくれているそうで、今回のリミックスバージョンでもXGメンバーの名前を取り入れたリリックが愛に溢れていて、XGファンダム・ALPHAZ(アルファズ)も大いに盛り上がったのではないでしょうか。
フィーチャリング唯一の女性ラッパー、それにしてもカッコよかったですね。
引用元:awich098
Tak (タク/タック)
生年月日:1983年 9月10日
出身:韓国
身長:177cm
家族:配偶者、娘
引用元:aritak36
배치기 탁 taktak36 Instagram
”WOKE UP REMIXX”の7番目に登場し、「チョッパー・スタイル」と呼ばれる高速ラップで聴く者の度肝を抜いたTakさんは、元ぺチギ(Baechigi)というヒップホップデュオ出身のラッパー。
”羽のよう”と評される強烈なハイトーンに華やかなflow(フロウ/フロー)を駆使するとともに、超スピーディなラップが得意。
ソロではこれまで2022年10月に初のミニアルバムを発売、ソロリリース以降は他ラッパーとのコラボレーションや交流を続けてきました。
Takさんのスタイルはヒップホップデュオ時代から非常に独創的との呼び声が高く、特にライブパフォーマンスの評判は上々で、音源とほぼ同レベルで歌ったことから「CDを流しているのでは」といった噂も飛び交うほどだったとか。
そんなTakさん最大の魅力である速射砲ラップはステージ上においてこそハイクオリティを発揮。
いつも観衆を熱狂の渦に巻き込んでいたようです。
最近はあまり精力的な活動はしていないようですが、SIMONさんとは旧知の仲で、XGの音楽性にも関心を寄せてくれていたことから企画の依頼を快諾。
今回のXGリミックスでは、1999年ヒップホップアーティスト活動を始めたときのラッパーネーム ”TakTak36” を名乗って相変わらずの超絶ラップを披露しており、これは一聴の価値ありです。
引用元:aritak36
배치기 탁 taktak36 Instagram
Dok2(ドッキ)
生年月日: 1990年3月28日
出身:韓国
身長:158cm
家族:両親、兄
引用元:DOK2NEW YORK TOMORROW 808LIVE AT SOBS! pic.twitter.com/ryz9PeWOgK
— DOK2 (@notoriousgonzo) December 1, 2022
@notoriousgonzo Xより
Dok2さんはスペイン、フィリピン、韓国のミックスで、韓国のヒップホップシーンの基盤を作った人物の一人と称されています。
XGプロデューサーのSIMONさんは、ご自身が感じる ”本質” というものを、彼ならきっと楽曲にプラスしてくれるはずと当企画へのオファーを出したのだそう。
そのラップスキルは、韓国の現役ラッパーの間で ”国を代表する” といわれるほどの実力を誇り、2000年代初頭、ヒップホップの一派に分類されるトラップジャンルを流行させた象徴的な存在でもあります。
2014年6月には、前出のJay Parkさんらと共に来日。東京ドームシティホールで開催の「ONE NATION ASIAN HIP-HOP SUMMIT」に出演すると、瞬く間に日本のヒップホップリスナーにもその名が知れ渡りました。
早くから韓国最年少ラッパーとして名声を得て、さらにプロデューサーとしても有名になったDok2さん。
かつて、彼のインスタグラム(Instagram)には、“ヒップホップドリーム”を体現するかのような豪華ライフスタイルショットが次々と公開…。
ただ2024年現在、久々に魅力的なラップは聴けましたが、インスタの更新はなく、過去の投稿も全て削除されているため近況を確認することはできません。
2019年頃以降は生活拠点をアメリカに移しており、2022年には143エンターテインメントと独占エージェント契約を締結し韓国でニューシングルをリリース。
続けてインディペンデントレーベル「808HI」の設立など明るいニュースも報じられましたし、今後SIMON氏とはLAで再会する約束も取り交わしているとのこと。
近い将来、本国での本格的な活動再開に期待がかかります。
引用元:DOK2🇰🇷🌺 pic.twitter.com/TvD9BDNMqQ
— DOK2 (@notoriousgonzo) July 17, 2022
@notoriousgonzo Xより
最後までお読みくださり、ありがとうございました。