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MLB公式が岡本・村上・今井を上位評価!1年目成績データ予測まとめ

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページ――。

メジャーリーグ開幕まであとひと月半余り。球春到来が待ちきれないファンのために、MLB公式のブライアン・マーフィー記者が、最新の予測データに基づいた「2026年シーズン・期待の新星ランキング」を発表しました。

成績予測システム『Steamer』が導き出した、今年のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)争いの最前線。

そこには、海を渡った日本球界の宝たちが名を連ねています。

なぜ彼らは全米注目のランキング上位に食い込めたのか?

本記事ではWARなどの指標や数字の裏側にも迫り、彼らの真の価値とメジャーでの期待値を解き明かしていきます。

驚きのデータが示すその正体とは――。

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【MLB2026】期待の新星14人に日本人3名が選出

MLB公式サイトはこのほど、精緻な予測モデルが算出したデータに基づき、今シーズンの貢献度(WAR)が「1.4以上」と見込まれるルーキーたちにスポットを当てました。

この基準で抽出されたのは、全30球団の膨大な新人候補の中からわずか14名。

基準となった「1.4」という数字は、単なる区切りではありません。専門家の間では「メジャーのレギュラーとして1年間合格点の働きができるレベル」を意味する、信頼性の高い指標です。

これを踏まえ、「選ばれし14人」に入った日本人3選手について、最新データを紐解きながら、彼らがメジャーでどんなインパクトを与えると予見されたかをご紹介します。

1位:岡本和真(ブルージェイズ/三塁手)
予測値:2.5 WAR

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今オフ、積極的な補強に動いたブルージェイズにおける目玉の一人と目される岡本和真選手が、なんとMLB公式が選ぶ、新人1位でした。

NPB(日本プロ野球)で6度のシーズン30本塁打を記録し、通算成績も打率.277、出塁率.361、長打率.521という輝かしい実績を持ってメジャーに乗り込みます。

予測システムは、日本時代に比べるとやや控えめな数字を出していますが、それでも1年目から22本塁打、OPS .769を記録するというのは、デビュー年としては相当優秀な部類に入るようです。

【ここが凄さのポイント:チーム内比較】
打撃の総合指標(wRC+)で見ると「112」。これはチームの主力であるブラディミール・ゲレーロJr.(153)、ジョージ・スプリンガー(123)、アレハンドロ・カーク(122)に次ぐ、チーム4番目の強打者になるという見立てです。

【ここが凄さのポイント:他選手との比較】
予測値「2.5 WAR」は、全米で注目の超大物プロスペクト(若手有望株)、ジェームズ・ウッドやロマン・アンソニーと肩を並べる数字。さらに、岡本は「野手全体の上位100人」の中に、新人として唯一ランクインを果たしました。

専門用語とデータ読み解きの補足
  • 「トップ100」の価値
    メジャー30球団のスタメン野手を合わせると約270人ですが、ケガや不調による入れ替わりを考慮すると、年間を通じ安定して出場し続ける真のレギュラーは限られます。その中でのトップ100ということは、各球団の「顔」と同等であることを意味し、MLB全体でも、すでに一流クラスと評価されたも同然なのです。
  • wRC+(112)の意味
    平均を100とした時にどれだけ優れているかを示します。112なら「メジャー平均より12%優れた打者」ということ。今回の岡本の予測値はゲレーロには及ばないものの、実績あるスター選手に近い打撃貢献をすると期待されています。

WAR 2.5という数字は、ただの期待の新人NO.1という枠を超え、メジャー全体で「100本の指に入る主力」と認められた証。

悲願の頂点を目指すブルージェイズで、スター軍団とクリーンアップを組む姿は、データ上でも、もはや ”必然” として示されました。

5位タイ:村上宗隆(ホワイトソックス/内野手)
予測値:2.0 WAR

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MLB.comのデータ分析のスペシャリスト、デビッド・アドラー氏が指摘するように、村上宗隆選手の2026年予測データは群を抜いています。

特筆すべきは、その「30本塁打」という数字。

【ここが凄さのポイント:抜きん出た強打者】
今季、MLB全体で30発の大台に乗ると予想される選手は、わずか17人しかいません。しかも、村上の推定打席数(557打席)は、その17人のうち4番目に少ないもの。つまり、打席に立てばホームランを打つ確率がメジャーでもトップクラスと見なされているのです。

攻撃力の総合指標(wRC+)は「118」で、これはホワイトソックスのチーム内で最高値。名実ともにチーム最強打者として迎えられることになります。

【懸念点:三振か、ホームランか】
一方で、日本時代から見られた空振りの多さも予測に色濃く反映されていて、データ(Steamer)によると、三振率は28.9%。

これは、全メジャーでワースト3位という極端な数字。他にはもう、エウヘニオ・スアレス(レッズ/29.5%)と、チームメイトのコルソン・モンゴメリー(29.2%)しかいません。

「厳しさ」と「期待」の表裏一体、というのが村上の現時点での評価と言えそうです。

  • 厳しさ: 予測値の三振率28.9%(ワースト3位)は、約4打席に1回以上は三振するという計算。リスクとして、自分のスイングを貫くから当然、空振り(三振)は増えます。そこにはメジャーの投手が彼を徹底研究し、弱点を攻めてくるという洗礼も加味されます。
  • 期待: それでもなお予測システムは、彼が「メジャーの剛球に対してもフルスイングで挑む」と判断し「30本」というエリート数字を与えました。これは、たとえ三振の山を築いても『一撃で試合を決める価値』があると最大級の評価を下した現れです。
専門用語とデータ読み解きの補足
  • 「30本塁打」の希少価値
    メジャー全30球団の主力打者予想で、30本塁打達成=17人。その超エリート枠に、新人ながら名前が挙がったのです。
  • なぜ打席数「557」と控えめ予測?
    162試合全出場で650〜700打席以上ですから、規定の502は超えるものの少ない打席数です。これは、予測システム(Steamer)が、あらかじめ新人には予期せぬ「適応の壁」があると見越し、フル出場の数字は出さない設定としているためです。

空振りは多いが、当たればメジャー最強クラス

そんなスリリングでロマン溢れる予測が、具体的な順位(本塁打:ベスト17、三振:ワースト3位)によって裏付けられました。

7位タイ:今井達也(アストロズ/右投手)
予測値:1.8 WAR

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今オフのFA市場で「最高の投手の一人」と目されていた今井達也選手は、(選ばれし)14人中、ほぼ真ん中の7位にランクイン。

MLB公式がどのような評価をしたのかを追っていきましょう。

西武ライオンズでの年間(防御率2.18、470イニングで495奪三振)を経てアストロズと契約。

フランバー・バルデス退団後の先発陣を支える存在として期待されています。

しかし、予測データ(Steamer)は、彼のルーキーイヤーを、メジャー仕様へと進化するための試練 ““growing pains” の1年になると想定しました。

【ここが注目:NPB時代とのギャップ】
予測値では、153イニングを投げて防御率4.37。さらに、日本では当たり前のように記録していた「投球回を上回る奪三振(奪三振率9.0以上)」も、メジャーでは1イニングあたり1奪三振を下回るペースに落ち着くと見られています。

NPB時代とのこのギャップが、今井投手の適応力を測る重要な指標となりそうです。

【最大の懸念点:被弾リスクの増大】
最も警戒したいのが、NPB時代との被弾ペースの違い。彼は日本での直近3年間で合計25本しか本塁打を許していませんが、予測データはメジャー1年目だけで「20本」浴びると算出。この被弾リスクをどう抑え、自らの投球スタイルを最適化させていけるかが大きな鍵です。

専門用語とデータ読み解きの補足
  • 予測防御率「4.37」の背景
    この数値は、高い奪三振力の一方で懸念される四球リスクを反映したもの。選球眼の鋭いMLB打者に対し、四球からの被弾は致命傷になります。逆に言えば、制球さえ整えば、この予測値は良い意味で大きく裏切られるはずです。
  • 被本塁打予測:3年で25本から1年で20本へ
    今回のMLB.com記事で最も衝撃的な対比でした。日本では3年かけて浴びた本数を、メジャーではわずか1年で許すという予測。これはメジャーの打球速度やパワーに対するデータ側のシビアな見積もりを示すものです。

3人の中で唯一、やや辛口な予測となってしまいました。

が、しかしこれは、日本人投手が直面しがちな「最初の壁」をデータが示したにすぎません。

投手育成の聖地・アストロズで、彼がこの予測をどう塗り替えていくか。その進化のプロセスこそが、今季最大の注目点です。


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