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MLB全30球場別┃最多本塁打は誰? 通算記録とスタジアムの物語

MLB

こんにちは!

ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページ――。

MLB公式サイトから、全30球場における通算本塁打記録を詳細にまとめたレポートが公開されました。各球場で最も多くホームランを放った打者を、現役・歴代に至るまで網羅的に紹介しています。

ア・ナ両リーグ各地区のスタジアムごとにホームチームの看板打者だけでなく、敵地として最も打ち込んだビジター選手がピックアップされているのも大きな魅力。

球団記録を更新したバイロン・バクストンの最新動向から、サミー・ソーサのような伝説的レジェンドまで…。その顔触れはじつに多彩です。

球場の歴史とともに、パワーヒッターたちが刻んできた足跡を一目で把握できる包括的なガイドを詳しくチェックしていきましょう。

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歴代・現役メジャーリーガー 球場別最多本塁打記録

メジャーリーグ(MLB)を語る上で、ホームランはある種特別なカタルシスをもたらす存在。

そして、その放物線が描く背景には、常に「ボールパーク」という名の個性が息づいています。100年以上の歴史を誇るフェンウェイ・パークの巨大な壁グリーンモンスター、最新鋭の設備を整えた開閉式ドームと、それぞれ異なる顔を持っているのです。

その独特な環境に適応し、選手たちが積み上げた記録――。

まずは、メジャーリーグ全30球場で繰り広げられたキングたちの歴史を、リーグ・地区別のリストで確認してみましょう。

以下表は、各・現役(*)球場における、最多本塁打記録(全体)と、遠征先の敵地球場を最も得意としたビジター選手の最多記録をまとめたものです。

 アメリカン・リーグ 

【AL東地区】球場名記録者(所属/元所属)・本数ビジター最多打者・本数
フェンウェイ・パークテッド・ウィリアムズ(BOS)・
248本
B.ルース / M.マントル・38本
オリオール・パークアダム・ジョーンズ(BAL)・
146本
アレックス・ロドリゲス・34本
ロジャーズ・センターカルロス・デルガド(TOR)・
175本
デイビッド・オルティス ・41本
トロピカーナ・フィールドエバン・ロンゴリア(TB)・
129本
デイビッド・オルティス ・35本
ヤンキー・スタジアムアーロン・ジャッジ(NYY)
144本
ホセ・バティスタ ・19本

【AL中地区】球場名記録者(所属/元所属)・本数ビジター最多打者・本数
コメリカ・パークミゲル・カブレラ(DET)・
191本
デイビッド・オルティス・23本
ギャランティード・レート・フィールドフランク・トーマス(CWS)・
263本
ミゲル・カブレラ・25本
カウフマン・スタジアムジョージ・ブレット(KC)・
136本
フアン・ゴンザレス・22本
プログレッシブ・フィールドジム・トーミ(CLE)・
190本
ミゲル・カブレラ・26本
ターゲット・フィールドバイロン・バクストン(MIN)・
85本
サルバドール・ペレス22本

【AL西地区】球場名記録者(所属/元所属)・本数ビジター最多打者・本数
エンゼル・スタジアムマイク・トラウト(LAA)・
190本
アレックス・ロドリゲス・38本
グローブライフ・フィールドアドリス・ガルシア(TEX)・
67本
ホセ・アルトゥーベ10本
ダイキン・パークランス・バークマン(HOU)・
157本
アルバート・プホルス・35本
オークランド・コロシアムマーク・マグワイア(OAK)・
166本
M.トラウト / A.ロドリゲス・21本
T-モバイル・パークカイル・シーガー(SEA)・
94本
マイク・トラウト33本

 ナショナル・リーグ 

【NL東地区】球場名記録者(所属/元所属)・本数ビジター最多打者・本数
シティ・フィールドピート・アロンソ(NYM)・
93本
ジャンカルロ・スタントン24本
シチズンズ・バンクライアン・ハワード(PHI)・
198本
デビッド・ライト・22本
ローンデポ・パークジャンカルロ・スタントン(MIA)・
112本
フレディ・フリーマン17本
ナショナルズ・パークライアン・ジマーマン(WSH)・
116本
ジャンカルロ・スタントン22本
トゥルーイスト・パークロナルド・アクーニャJr.(ATL)・
86本
ブライス・ハーパー15本

【NL中地区】球場名記録者(所属/元所属)・本数ビジター最多打者・本数
アメリカン・ファミリー・フィールドライアン・ブラウン(MIL)・
173本
ジョーイ・ボット・24本
ブッシュ・スタジアムアルバート・プホルス(STL)・
122本
ジョーイ・ボット・16本
グレート・アメリカン・ボール・パークジョーイ・ボット(CIN)・
197本
ライアン・ブラウン・28本
PNCパークアンドリュー・マカッチェン(PIT)・102本アルバート・プホルス・35本
リグレー・フィールドサミー・ソーサ(CHC)・
293本
ウィリー・メイズ・54本

【NL西地区】球場名記録者(所属/元所属)・本数ビジター最多打者・本数
チェイス・フィールドポール・ゴールドシュミット(ARI)・105本エイドリアン・ゴンザレス・21本
クアーズ・フィールドトッド・ヘルトン(COL)・
227本
バリー・ボンズ・26本
ドジャー・スタジアムエリック・キャロス(LAD)・
130本
バリー・ボンズ・29本
オラクル・パークバリー・ボンズ(SF)・
160本
P・ゴールドシュミット15本
ペトコ・パークマニー・マチャド(SD)・
78本
ノーラン・アレナド15本

現役(*)球場とは?
本稿では、MLB公式サイトの定義に基づき「現役の30球場(Active Ballparks)」を対象としていますが、現在の状況を踏まえ以下の点にご留意ください。

  • 「現役」の定義について
    ここでいう「現役(Active)」とは、取り壊された過去の遺構(旧ヤンキー・スタジアム等)と区別するための統計上の分類です。必ずしも「現在試合が行われていること」を意味するものではありません。
  • 個別球場の現状について
    ・オークランド・コロシアム: 2024年シーズンをもってアスレチックスが本拠地使用を終了していますが、歴史的データの連続性を守るため、同チームの記録として掲載しています。

    ・トロピカーナ・フィールド: ハリケーン被害により一時的に使用不能となっていますが、レイズの正規本拠地としての登録に基づき、集計対象に含まれています。

アメリカン・リーグの記録を紐解くと、球場の伝統を背負いながら異次元のペースで数字を積み上げる現役スターたちのエネルギーに圧倒されます。

アーロン・ジャッジ(ヤンキー・スタジアム)
ブロンクスの空高く「ニューヨークの空気を一変させる一撃」を放ち続けるアーロン・ジャッジ。2009年に開場した現在のヤンキー・スタジアムにおいて、彼はすでに不動のキングです。歴史的なシーズンとなった2022年、年間62本塁打を記録する過程でマーク・テシェイラの記録を更新しましたが、ここで注目すべきは「新旧の対比」でしょう。
かつての旧スタジアムでは、ミッキー・マントル(266本)やベーブ・ルース(259本)といったレジェンドたちが不滅の記録を築いてきました。ジャッジはこの新たな時代において、現スタジアム独自の規模感と重圧を自らの力へと変え、次世代のヤンキース伝説を鮮烈に刻み続けているのです。

バイロン・バクストン(ターゲット・フィールド)
2026年4月13日、ミネソタの地に歓喜の瞬間が訪れました。バイロン・バクストンがレッドソックス戦で放った一発は、ターゲット・フィールドでの通算85本目のアーチとなり、マックス・ケプラーの持つ球場記録を更新。
度重なる怪我という試練に直面しながらも、その都度、驚異的な身体能力と不屈の精神を証明してきたバクストン。彼がフィールドに立ち続けること、その一打一打がそのままミネソタ・ツインズの新たな歴史を刻むことに直結することを、この記録は静かに、そして確固として物語っています。

マイク・トラウト(エンゼル・スタジアム)
もはや説明不要の現役レジェンド、マイク・トラウトは190本という圧倒的な数字で、アナハイムの象徴として愛されています。球団史に名を刻むティム・サーモンの記録(160本)を大きく更新したこの歩みの価値は、その類まれなる一貫性にあります。
相次ぐ怪我という困難に直面しながらも、グラウンドに立てば必ず美しい放物線を描くその姿。エンゼルスの象徴としての誇りが一振り一振りに込められているかのようなパフォーマンスに、ファンは深い敬意と期待を込め、その打席から目が離せないのです。

現役選手たちがこれほどまでに本拠地で強いのは、データの活用や特化型のトレーニングが進み、球場の特性を戦略的に攻略しているからです。


ナショナル・リーグでは、球場の ”癖” を愛し、ファンと熱狂を共有するスラッガーたちの姿が際立ちます。

ピート・アロンソ(シティ・フィールド)
「北極熊(ポーラー・ベア)」の愛称で親しまれたピート・アロンソは、2023年にシティ・フィールドの最多記録を更新しました。2019年の鮮烈なデビュー以来、クイーンズの街にパワーを注入し続けてきた彼の打球は、広いシティ・フィールドの重圧をものともしませんでした。

ロナルド・アクーニャJr.(トゥルーイスト・パーク)
2023年のMVPシーズン、アクーニャJr.は驚嘆すべき活躍を見せました。フレディ・フリーマンの記録を塗り替えた瞬間は、まさに「新時代の幕開け」を象徴する劇的な一幕。リードオフ弾で並び、同試合の第2打席で抜き去るそのスター性は、現代MLBの華そのものです。

マニー・マチャド(ペトコ・パーク)
かつて「投手有利」と評されたサンディエゴのペトコ・パーク。しかしマニー・マチャドは、その評価を自らのバットで鮮やかに書き替えました。2023年にエイドリアン・ゴンザレスの記録を更新し、本拠地の「顔」の一人となった彼の存在は、チームを躍進させる精神的支柱となっています。

ここで興味深いのは、レジェンドとの距離感です。リグレー・フィールドにおけるサミー・ソーサ(293本)という歴史的成果に対し、アクーニャJr.(86本)はまだ長い旅の途中にいます。

そして、新天地へと移ったアロンソ。かつて自らが打ち立てたシティ・フィールドの金字塔を、今後は敵地のスペシャリストとして対峙していくことになるのでしょうか。データと情熱が交差する、新たな物語が始まろうとしています。


本来、遠征先のスタジアムは孤独で厳しい場です。しかし、中には相手のホームグラウンドを味方につけ、相手ファンの熱狂さえも自らのエネルギーに変えてしまう「特別な存在」がいます。

彼らにとって相性抜群の球場は、視覚的な打ちやすさ(バッターズ・アイ)だけでなく、適度なプレッシャーが極限の集中力を引き出す、いわば ”最高の舞台” へと変わるのです。

 敵地攻略の達人たち 

  • デイビッド・オルティス: ロジャーズ・センター(41本)やトロピカーナ・フィールド(35本)を、ホーム球場のように得意としてきました。
  • バリー・ボンズ: ドジャー・スタジアム(29本)やクアーズ・フィールド(26本)といった難所を、圧巻の一振りで支配してきました。
  • マイク・トラウト: T-モバイル・パーク(33本)で放つアーチは、シアトルのファンにとって今や「恒例の悪夢」となっています。
  • アルバート・プホルス: PNCパーク(35本)やダイキン・パーク(35本)で、ビジターでありながら誰よりも鮮烈な記憶を刻み続けました。
「敵地なのにホーム扱い?」ミゲル・カブレラの珍記録

2004年9月14日、当時マーリンズに所属していたミゲル・カブレラは、ホワイトソックスの本拠地(現在のギャランティード・レート・フィールド)で1本の本塁打を放ちました。驚くべきは、これが ”ホームチームの選手” としての記録である点です。

実はハリケーンの接近により、フロリダで開催予定だったマーリンズ対エクスポズ(現ナショナルズ)戦が急遽シカゴでの代替開催となり、マーリンズが『ホーム扱い』となったのです。カブレラはこの球場で通算26本塁打を記録していますが、ホワイトソックスに在籍経験がない彼にとって、この1本は記録上本拠地で打った唯一のホームランという極めて珍しいデータとなっています。


MLBを代表する稀代のスラッガーたちが本拠地で放つ一本一本には、その街の熱気と歴史が宿っています。

かつてのレジェンドたちが残した偉大な背中を追い、あるいはそれを塗り替えていく瞬間は、私たちファンにとっても代えがたい喜びです。次にこのリストを書き換えるのは、いったい誰になるのでしょうか。日々の観戦を通じ、新時代の到来をワクワクしながら待ちたいですね!

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