こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
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競泳界期待の新星 成田 実生(なりた みお)選手
日本スイミング界の未来を照らす光(ひかり)、17歳のスイマー・成田実生(なりた みお)選手。
本記事では、これからの日本競泳界をけん引し世界へ大きく羽ばたくことが期待される新星、成田選手の等身大の魅力と、現役高校生としての可愛い素顔をご紹介していきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
プロフィール
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成田実生(Narita Mio)
生年月日:2006年12月18日
出身:東京都 葛飾区
在学校:淑徳巣鴨高校
種目:個人メドレー(ひとりでバタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ・自由形を泳ぐ)、背泳ぎ
身長:160センチ
<主な戦歴>
2022年 国際大会日本代表選手選考会:400m 個人メドレー2位(世界ジュニア新記録樹立)
2023年 第99回 日本選手権水泳競技大会:200mおよび400m個人メドレー優勝
アジア大会:400m個人メドレー3位
JAPAN OPEN 2023:200mおよび400m個人メドレー優勝
<自己記録>
200m個人メドレー:2:10.11
400m個人メドレー:4:36.71
<パリオリンピック 結果>
2024年夏、パリ五輪では女子400m個人メドレーに出場。
決勝まで進み、一時は8位と最下位に順位を落としましたものの、そこから大健闘。
4分38秒83で6位入賞と、最後に存在感を示しました。
競泳ジャパンオープン(OP)2024
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背泳ぎが得意で、癖(クセ)のない美しい泳ぎが持ち味といわれる成田実生選手。
水泳ファンからも、「きれいなフォームの泳法に惹きつけられる」、「水の抵抗を抑えた美しい泳ぎ」などと評されてきました。
そんな成田実生選手、12月1日「競泳ジャパンオープン(OP)2024」の最終日。
パリオリンピック選考会で出場権を逃した種目・200m個人メドレーに出場。
最初の50mバタフライは3位でターンするも、得意の背泳ぎで見る間にスピードを上げ首位へと浮上。
後半もリードを保ち、最後は2位に1秒5近くの差をつけてフィニッシュ。
2分12秒15で優勝を決め、3連覇を達成しました。
それでもレース後には、「200m個人メドレーはまだまだ…自己ベストの時の感覚がうまく思い出せず、タイムも自分のなかでは”少し遅いな”というところがある。次はしっかりベストの泳ぎを思い出してやりたい」とコメント。
表彰台トップに上がったレースにもかかわらず、まず口をついて出たのが自身への課題。
率直で冷静な自己分析とともに、さらなる高みを目指す意志を明らかにしました。
学生としての素顔
そんなトップアスリートの成田実生選手ですが、シーズン中は海外遠征や強化合宿もあったりして、学業との両立もなかなか大変そう。
18歳の誕生日を間近に控え、現役高校生としての成田選手の素顔とはどういった感じなのでしょうか。
どんな高校に通学してるの?
成田実生選手が通う高校は、淑徳巣鴨高校。
東京は豊島区巣鴨にある中高一貫の私立の共学校です。
手厚い進路指導と学習サポートにより、国公立大学や早慶上理、GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政、6大学総称)への合格者を毎年多数輩出。
部活動も盛んで文武両道を掲げる一方、国際交流が盛んなのも校風の魅力の一つ。
2024年の8月にはグローバル教育の一環として、アメリカ・オレゴン州でホームステイしつつ英語スキルを高める海外研修プログラム「オレゴンサマーキャンプ」を実施。
さらに同秋、高校2年生対象の修学旅行の行先はイギリス。
ロンドン観光、現地校訪問での日本文化プレゼンテーション、オックスフォード大生の案内によるスクールツアー、ホストファミリーとの交流‥など。
日本では味わうことのできない異文化コミュニケーションの機会も得られます。
また、「かわいい」と評判の制服は、文化祭の生徒投票で一番票を集めたデザインを採用。
男女共にネイビーカラーのブレザースタイルを基本に、多彩なオプション(セーター、ベスト、ポロシャツ、リボンorネクタイ、スカートorスラックス…)で自由な着こなしができるのも人気なのだとか。
卒業生には世界規模の大会等で活躍するスポーツ選手もいて、水泳界では池江璃花子選手が成田選手の先輩にあたります。
Shukusu Blog
2024年4月の始業式後には、生徒会主催の『部活動表彰・結果報告会』に高3となった成田選手が登壇。
パリ五輪の切符を手にした彼女に花束が贈呈されました。
ステージ上では、「出場が決まった時の感想」と「文武両道の実現」など、さまざまな質問に答えたそうです。
勉強も「負けず嫌い」
成田実生選手は全校生徒を前にしても、しっかり自らの思いを言葉にできるだけあって、学業への取り組み方にも明確なビジョンをお持ちです。
以下は、彼女の決して諦めない気持ち、何事にも真正面から向き合う強い姿勢が貫かれたエピソード。
高校で毎朝行われる古文、英単語のミニテストで当初まったく点数が取れなかったことから奮起!
徐々に点が上がり苦手意識を克服。
好きな科目の英語を使い、アジア競技大会でボランティアと英語で話しピンバッジを交換。
上手くできないことに直面したときに真っ先に感じるのは、「自分が悔しい、やれない自分が悔しい」ということ、と語る成田選手。
他者に向けてではなく、自分に対する負けず嫌いな一面が、成田実生選手を人として大きく成長させる原動力となっているようです。
等身大の可愛らしさ
セイコースポーツ
セイコーグループ公式アカウントInstagram
2024年春、セイコーグループ株式会社とサポート契約を締結。
新たに『Team Seiko』のアスリートチームのメンバーとなった成田実生選手。
同社のインタビューで、海外などの遠征先での楽しみを聞かれた際も英語の話題に触れていました。
「トップ選手が海外の選手と英語で交流している姿に憧れています!」とのこと。
そして、将来的にはもっと英語が話せるようにと、大会や遠征ではホテルの従業員との会話を楽しみ、他国の選手との交流にも余念がない様子。
将来はその屈託のない明るい笑顔で、次々と新しい人間関係をつくり上げていくに違いありませんね。
練習オフ日の楽しみ
東京の下町・葛飾区生まれの成田実生選手にとって、今も地元の KSC金町(現;スポーツクラブルネサンスKSC金町24)は、ほぼ毎日ペースで通うスイミングクラブ。
泳ぐことはもはや生活の一部に・・・。
他方で、学生の身でもある成田選手は練習と学校に追われる忙しい日々を送っており、プライベートな時間の確保はなかなかムズカシイらしい。
貴重な休日も木曜日と日曜日の午後のみがオフで、整骨院に行ったり、少しでも勉強をしたりと出かける機会は少ないと言います。
ただそんな多忙な中にあって、リフレッシュしたい時や息抜きに欠かせないのが、中学3年生のときから飼っているワンちゃんと遊ぶひととき。
2023年6月、地元・葛飾区報に当時高校2年生の成田選手が登場。
ミニチュア・シュナウザーとおぼしき愛犬とのあまりに可愛らしいツーショットが掲載されました。
日常生活の大半を練習が占め、一般学生らしいことはできていないのが実情のようですが、高校生のうちに必ず実現したいと話すのが、友だちと“制服ディズニー”に行くこと。
前述の可愛い制服を着て同級生みんなと一緒にディズニーへ繰り出すなんて、さぞや楽しい思い出づくりとなるでしょうね!
次なる目標に向かって
これまで理想の選手像を、「どんな時でも諦めない選手こそがカッコいい!」と語ってきた成田選手。
その言葉どおり私生活の学業面でも、アスリートとして試合で苦しいレース展開となっても、自ら頑張り抜く強さを身につけてこられました。
来年3月には、世界選手権の代表選考を兼ねた日本選手権を控え、「エントリー種目全部で代表権を獲得し、高校最後は200mと400m両方で新記録を出すよう頑張りたい」と決意表明。
さらに同年春からは「水泳部の強さとジャージーに憧れていた」という明治大学への進学も決まっています。
この先、英語を自在に操り世界を舞台に飛躍し続ける成田実生選手には、ますます目が離せません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。