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MLB20歳の超新星コナー・グリフィン!走攻守で魅せた驚異の一日

MLB

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ちょっかんライフです。

日常のなかで、直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げるページへようこそ。

パイレーツの若き天才、コナー・グリフィンが現地時間7月5日(日本時間6日)、ワシントン・ナショナルズ戦で観客の度肝を抜くフル回転の活躍を披露。MLB公式サイトも、その歴史的な快進撃を大々的に報じています。

わずか20歳の若き才能は、守備において2イニング連続となる圧巻のダイビングキャッチを成功させ、チームのピンチを救うビッグプレーを連発。さらに攻撃面でも、同点で迎えた8回に勝ち越しの2点タイムリーヒットを放ち、勝負強さを見せつけました。また、自慢の俊足を活かして球団史上最速(近代野球以降)となる通算20盗塁の記録も塗り替えています。

監督やチームメイトも、攻守にわたって試合を支配した彼の万能なプレースタイルを「完全無欠のプレーヤー」と大絶賛。この歴史的なパフォーマンスに牽引され、パイレーツは11対5で快勝し、見事にカード勝ち越しを決めました。

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試合後、先発投手のババ・チャンドラーは、グリフィンのプレーをどう見たか問われ、ニヤリとしてこう聞き返しました。
どのプレーのこと?

この冗談交じりの一言こそが、この日の活躍の凄まじさを物語っています。
「彼が走り出した瞬間、絶対にアウトにしてくれると確信していたよ」

チームメイトからそう絶賛されるグリフィン。現地では「フェノム(天才、怪物)」と呼ばれ、将来を嘱望される若きスターですが、この日のパフォーマンスは単なる『期待の若手』の域を遥かに超えていました。

チームを勝利に導いたゲームの全貌を追うと、そこには近代野球の歴史を塗り替える驚異的なレコード、そして気迫あふれるビッグプレーが凝縮されています。

――彼の快進撃は、プレーボール直後の「足」から始まりました。

試合序盤、グリフィンはまずその俊足でグラウンドを支配します。

第1打席でチームを勢いづけるリードオフヒットを放つと、4回の第2打席では四球で出塁。すかさず二塁へとスタートを切り、鮮やかに盗塁を成功させました。

これでグリフィンは「4試合連続盗塁」をマーク。21歳未満の選手が達成したのは、1900年以降の近代野球において史上4人目。タイ・カッブ(1907年)など伝説のレジェンドたちに並ぶ歴史的快挙でした。

さらにこの盗塁は、彼にとってメジャー通算59試合目で迎えた、キャリア20個目のメモリアルベースとなるもの。1915年にダグ・ベアードが樹立した60試合という球団最速記録を、じつに111年ぶりに更新するニューレコードとなりました。

「高い数字を追いかけるのはエキサイティングだね」

そう語るスピードスターは、球界の偉人たちと肩を並べる存在へと、瞬く間に駆け上がったのです。

しかし、この日のハイライトは、次に展開する驚異的なディフェンスにありました。

4回裏、守備でも若き天才のセンスが光ります。

ナショナルズのケバート・ルイーズが放った打球は、レフト前方の浅い位置へとフラフラと上がりました。二塁ベースのほぼ真後ろ、内野の深い位置にポジションをとっていたセンターのグリフィンは、そこから外野の芝生の上へと猛然とダッシュ。

遮るもののない強烈な太陽光、そして背後から突っ込んでくるレフトのタイラー・キャリハン。激突の危険が迫る中、彼はグラウンドへ向かって目一杯に身体を投げ出しました。

フルエクステンション(身体を完全に伸ばした状態)でのダイビングキャッチ

激しい衝撃でサングラスは吹き飛び、ボールはグラブの中で激しく躍りましたが、決して離しませんでした。グラブの先端でギリギリ引っ掛ける「スノーコーン・グラブ」で、見事にアウトを奪ってみせたのです。

試合後、グリフィンはこのプレーをユーモアたっぷりに振り返っています。

本当なら、普通に立ったままでキャッチできたかもしれないんだ。でも、汗が容赦なく目元にポタポタ垂れてきちゃって。帽子のツバに乗せてたサングラスを使ったところで、レンズが汚れて『これじゃあ、かけても意味がない!』と思ったんだよね。だから裸眼で太陽と戦う賭けに出たんだけど、ラッキーなことに上手くいったよ

強烈な日差しをまともに受けるリスクを背負いながらも、一瞬の判断と度胸でチームを救ったグリフィン。が、この直後、パイレーツにはさらなるピンチが待ち受けていました。

続く5回の守り、パイレーツはノーアウト満塁という最大の窮地を迎えます。打席にはナショナルズのオールスター選出プレーヤー、CJ・エイブラムス。

彼が放ったライナーはサードの頭上を越え、誰もが「タイムリーヒットでの大量失点」を覚悟した瞬間でした。

しかし、そこに再び ”空中を跳躍する” あの男が立ちはだかります。

またしても二塁寄りの浅いポジションにいたグリフィンは、センターから猛烈な勢いでカバーに入ると、大きく身を躍らせ迷わずダイブ。芝生の上を滑りながら、地面スレスレで打球をグラブに収めたのです。

結果として、3塁ランナーがタッチアップして同点の犠牲フライ(サックフライ)とはなったものの、長打コースの打球をジャンピングキャッチしたことで後続を断ち、最少失点でこのイニングを切り抜けました。

ドン・ケリー監督は「ノーアウト満塁から1失点で凌いだ。あのディフェンスこそが、まさにこのゲームの分岐点だった」と絶賛。彼の執念のディフェンスが、勝利への流れをがっちりとキープしたのです。

そして、守備でビッグウェーブを起こしたグリフィンは、ついにバットでも決定的な仕事を果たします。

4対4の同点で迎えた8回表。二死満塁というこれ以上ないシチュエーションで打席が回ってきたグリフィン。

カウント1-1からの際どいコースに対し、自動ボール・ストライク判定システム「ABS」へチャレンジを行うも、判定は覆らず失敗。1-2と一転して追い込まれる苦しい状況に陥ります。

しかし、ここからのアプローチが並のルーキーではありませんでした。

ワンバウンドになる難しい変化球を冷静に見極め、手強い速球を2度ファウルにして粘り強く食らいつきます。そして迎えた次のボール。グリフィンは鋭くバットを振り抜き、ライト前へと勝ち越しの2点タイムリーヒットを放ったのです!

プレッシャーのかかる場面で、システム判定の不利をも跳ね返したそのメンタリティ。

試合後、グリフィンは「シリーズを制したことはチームにとって大きな勝利。自分の全てのスキルを発揮できて最高の1日になった」と喜びを語りました。

一方のケリー監督は「彼はコンプリート・プレーヤー(完成された選手)だ。これから本当に長い間、我々に勝利をもたらし続けてくれるだろう」と、その無限のポテンシャルに全幅の信頼を寄せています。

走って歴史を塗り替え、跳んで失点を防ぎ、打ってチームを勝利へと導く――。

ピッツバーグの若きフェノム、コナー・グリフィンがナショナルズ・パークで見せた姿は、まさに野球というスポーツが持つ興奮と魅力を体現する、極上のドラマそのものでした。

しかも素晴らしいことに、彼の伝説はまだ始まったばかりなのです。

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