こんにちは!
ちょっかんライフです。
今回も一人暮らしの直観レーダーにピピピッと引っかかったアレコレを取り上げてまいります。
ドジャース 12年3億2500万ドル年俸・契約
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Los Angeles Dodger 2023.12.28公式Instagramより
2023年12月
オリックス・バッファローズからポスティングシステムを利用してMLBチームへの移籍を目指していた山本由伸選手とロサンジェルス・ドジャースが、12年・3億2500万ドルで合意したと報じられました。
この契約額は、現役MLB最高投手の1人、ヤンキースのゲリット・コール投手の3億2400万ドルを100万ドル上回るもの。
山本由伸選手は12年契約、コールは9年契約ですので、平均年俸はコールが上回るものの、契約総額では投手としてMLB史上最高額となったのです。
日本における圧倒的な実績と全米球団スカウトからの”超一流”という評価、しかも25歳という若さでマーケットに出ること自体、非常にレア。
ほぼあり得ないということもあり、FAとなったプレイヤーの中でも大谷翔平選手に次ぐトップクラスとされていた超超期待の新星。
チームメイトの大谷選手は10年7億ドルでMLB史上いやスポーツ史上最高総額と、山本由伸選手との二人で10億ドル超えの『オーバー ア ビリオン(over a billion)』を達成!!
いま私たちは、日本人選手による歴史的なシーズンの幕開けを目にしようとしているのです。
今回はオープン戦から韓国での開幕戦まで、山本由伸選手の仕上がり具合と成績をまとめました。
どうぞ最後までお付き合いください。
オープン戦に最終登板 結果は・・・
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Los Angeles Dodger 2024.3.12公式Instagramより
MLBドジャースの一員となった山本由伸投手は3月13日(日本時間14日)、米アリゾナ・グレンデールのマリナーズとのオープン戦に先発。
開幕前最終登板のこの日は、4回に4連打を浴びて2失点するなど、48安打4失点、7奪安打4失点、7奪三振での降板となってしまいます。
初回は3者連続三振でスタートを切ったのですが、5回に渡米後初めてのピッチクロック違反を取られ、珍しく暴投も記録するなど、山本由伸投手らしくない悔いの残る投球内容でした。
降板後の会見の様子を「SportsNet LA」公式X(旧Twitter)が動画で紹介しています。
山本由伸選手は「少しずつだが甘いところに入ってコントロールできなかった」と述べ、キャンプについては「オープン戦で失点したが試合での感覚も少しずつ出てきた。来週に向けてしっかり調整したい」と意欲を示しました。
SNSでの反響まとめ
山本由伸選手はこのマリナーズ戦を含めたオープン戦では3試合に登板。
通算9回2/3を投げ被安打15の9失点、防御率8.38と開幕戦に向けてはやや不安を残す結果となりました。
オープン戦最終登板のこの投球内容に、SNS上では心配の声もチラホラと聞かれ・・・
「やっぱりMLBってすげーな。 簡単にあの山本由伸が打たれるんやもんな」
「ここまで山本由伸が通用しないなんて思ってもいなかったので、衝撃でしかない」
「由伸のストレートが簡単に打たれるメジャーやばいな」
と、メジャーリーガーの強打者ぶりを憂える意見も上がる一方で・・・
「春先に柳田にグラスラ(グランドスラムの略;野球では満塁ホームランを指す)食らって7失点とかした年も終わってみれば余裕で沢村賞だったから何も心配していない」
「山本由伸投手で初めて聞く数字 防御率8.38でも、いい投球ができるために何をするべきか前を向く由伸マインドは見習わねば!」
といった前向きなコメントも数多く寄せられていました。
韓国・ソウル開幕第2戦に先発登板 結果は・・・
そして迎えたMLBワールド・ツアー、韓国でのソウルシリーズ
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Los Angeles Dodgers 公式Instagramより
3月21日、山本由伸選手はソウルの高尺スカイドームで行われたパドレスとの開幕第2戦に先発登板したのですが…
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Los Angeles Dodgers 2024.3.21 公式Instagramより
思いもよらないことに1イニングで打ち込まれ、悔しい初黒星を喫するデビューとなりました。
その立ち上がりで先頭打者にレフト前ヒットを許すと、続くタティスJr.には追い込んでからのスプリットが抜けてしまいデッドボールを与えるという、山本由伸投手にしては珍しいミスを犯します。
続く無死一、二塁からクロネンワースに2球目に投じたスプリットがまた落ちずにど真ん中に吸い込まれ走者一掃の三塁打。
さらに4番のマチャドに四球を与え、落ち着きを取り戻せないまま大声援に迎えられ打席に入ったキム・ハソンにセンターへ犠飛を許してしまいます。
ここまで山本由伸選手は自身の持ち球すべてを駆使するのですが何故かどの球も制球が定まりません。
つづいてキャンプサーノの三塁線への適時二塁打、次のウェードの右前適時打とたたみかけられ、気が付けばこの1回で実に被安打4本、5失点。
2つの三振を奪ったものの、3つのアウトを取るのに43球を要し、長いイニングが終えたところで無念の降板となりました。
この予想外の展開に韓国メディアも一斉に報道。
見出しから驚きとともに報じられ、シリアスな論調の記事が並びました。
・4317億ウォン(約490億円)投手の『12年契約』は大丈夫か(スポーツ朝鮮)
・信じられない!12年3億2500万ドル選手のデビュー戦1イニング5失点の衝撃(金融ニュース)
・大リーグは甘くない…『4311億ウォンの男』タフなデビュー戦(東亜日報)
・1イニングで5失点、悪夢のデビュー(ニュースワン)
SNSでの反響まとめ
NPB(日本プロ野球)でタイトルを総なめにした山本由伸選手からは想像もできない意外な結果に、SNS上には日本のファンから悲鳴のような声と励ましの声が錯綜し飛び交っていました。
「これ夢?山本由伸から5点取るなんて3年くらいかかるはずだろ」
「今起きて結果を知った。由伸どうした」
「山本由伸ボコボコにされてて悲しい」
「何が起きたん?」
「こんなに打たれる由伸は見たことない」
「山本由伸はこんなんで終わらない、ウダウダ言ってるやつは俺がぶっ飛ばす!」
「由伸、前を向いて胸を張れ!日本最強右腕の立ち直りに期待」
「3年連続沢村賞を誇る由伸の底力はこんなものじゃない」
「オリックスを長い低迷から救ってくれたヒーロー!ここから必ずやり返す男だ」
「これから上がっていくのでは?評価するにはあまりにまだ早い」
「次の登板は頑張って!」
「シーズンは始まったばかり、まだまだこれからだよ」
ここで一度冷静になって考えれば、多くのファンの言う通り、導き出される答えはただ一つ。
傍からいかに大丈夫かと心配されようが、不安の残るデビュー戦と言われようが、3年連続で投手4冠を獲得し、史上初の快挙を成し遂げた山本由伸選手がメジャーに通用しないわけがない!!
ソウルシリーズでの悪夢を教訓に、山本由伸投手なら必ず本来の姿を取り戻せるはずです。
山本由伸 本拠地初登板 結果やいかに!
2024年3月30日午後6時10分(日本時間31日午前10時10分)試合開始。
山本由伸選手がいよいよ本拠地でのカージナルス戦に先発、米国での公式戦初登板を果たすことが決まりました。
同月24日、ドジャースのロバーツ監督が明らかにしたのです。
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Los Angeles Dodgers 公式Instagramより
ついに、ようやく山本由伸投手が仕切り直し!本拠地初登板でメジャー初勝利に挑みます。
どこからか野球の神様の声が聞こえてきたような…『世界のみんな、ヤキモキさせてごめんなさい』
イイです、イイです、許します(笑)。
ここからが日本が誇る最強右腕の本領発揮ですから!
この日を起点にMLB投手として史上最高額に見合う輝かしい成績が積み重ねられていきますから!
この先、伝統のドジャース140年の歴史に日本人投手の名が刻まれる最初の一歩をぜひとも目撃しようではありませんか。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。